(赤線は私が描いたもの)
男ながら私も毛深いほうで、塾の帰りに突然、「お前毛深いな」といわれてちょっと気にしていたことがある。女性ならなおさら。しかし、4歳の娘をもつ父や母が「この子、毛深いんじゃないか」と気にするのはさすがに考えすぎではないか。
この広告が掲載されていたのは、グランドプリンスホテル新高輪がプールを付近の小学校に通う子どもと親に開放したという読売新聞の記事の下。グーグルでは「高輪あたりに住んでいる親なら子どもの無駄毛処理にもお金を注ぎ込むに違いない」とコンピュータが判断してこの広告を自動的に配信したのだろう。
いや世界中のウェブサイトにアクセスしているグーグルだけに、「高輪の富裕層は体毛ケアにかける時間が平均的な日本人より15%ほど多い」といったデータを、どこぞのホームページから取得したのかもしれない。もちろん、たったいま、このページがグーグルにウソの情報を提供してしまった可能性もあるが。
3件の広告のうち、ほかの2件は高輪の不動産やホテルに関するものだった。「4歳の娘に似合う水着」「4歳の娘をプールでの感染症から守る」といった過保護ニーズに応える広告が3本並んでいないことを、むしろ評価すべきなのかもしれない。
もしこれが、高輪とはかなり客層が異なるであろう品川プリンスホテルなら、広告内容はどう変化するのだろうか。「よしもとプリンスシアターに近所の小学生を招待」という記事の下なら「スタートで差をつける4歳からのお笑い英才教育」の広告だろうか。
男ながら私も毛深いほうで、塾の帰りに突然、「お前毛深いな」といわれてちょっと気にしていたことがある。女性ならなおさら。しかし、4歳の娘をもつ父や母が「この子、毛深いんじゃないか」と気にするのはさすがに考えすぎではないか。
この広告が掲載されていたのは、グランドプリンスホテル新高輪がプールを付近の小学校に通う子どもと親に開放したという読売新聞の記事の下。グーグルでは「高輪あたりに住んでいる親なら子どもの無駄毛処理にもお金を注ぎ込むに違いない」とコンピュータが判断してこの広告を自動的に配信したのだろう。
いや世界中のウェブサイトにアクセスしているグーグルだけに、「高輪の富裕層は体毛ケアにかける時間が平均的な日本人より15%ほど多い」といったデータを、どこぞのホームページから取得したのかもしれない。もちろん、たったいま、このページがグーグルにウソの情報を提供してしまった可能性もあるが。
3件の広告のうち、ほかの2件は高輪の不動産やホテルに関するものだった。「4歳の娘に似合う水着」「4歳の娘をプールでの感染症から守る」といった過保護ニーズに応える広告が3本並んでいないことを、むしろ評価すべきなのかもしれない。
もしこれが、高輪とはかなり客層が異なるであろう品川プリンスホテルなら、広告内容はどう変化するのだろうか。「よしもとプリンスシアターに近所の小学生を招待」という記事の下なら「スタートで差をつける4歳からのお笑い英才教育」の広告だろうか。