サイボーグ科学者
「サイボーグ科学者」として知られる英レディング大学のケビン・ワーウィック教授が先ごろ、ロンドンで講演を行い、「人間は将来、サイボーグ化し、コンピューターウイルスに悩まされるだろう」と述べた。ネットワークに接続する機能を体内に埋め込むことで、現在のコンピューターと同じように、ウイルスとセキュリティの問題が持ち上がってくるというのだ。
ワーウィック教授は、サイバネティクスを専門とする科学者だが、それよりも、自らがサイボーグであることで有名だ。1998年、ガラスのカプセル(直径約3ミリ、長さ約25ミリ)入りのチップを外科手術で腕のなかに埋め込んで、“世界初のチップ埋め込み人間”となった人物である。
この時は、危険性に配慮してすぐに除去したが、その後もチップ埋め込み実験を重ねている。チップを神経に接続してコミュニケーションや機器のコントロールを行うための実験だ。2002年には、妻と2人でそれぞれの体内にチップを埋め込み、感覚的なコミュニケーションをとることにも成功したという。チップの小型化も進み、現在、腕のなかにRFIDでネットワークに接続できるチップを入れたまま生活している。
ワーウィック教授が理想とするのは、「思考することでコンピューターに命令を発し」、同じようにネットに接続した人間と「思考で会話できる」未来だ。「そうなれば、無限のナレッジデータベースへの接続も可能になる」という。
体内埋め込みチップにゴーサイン
だが、こうして直接、ネットワークと接続された人間には、ウイルスやハッキングといった攻撃を受ける可能性が出てくる。先の「攻殻機動隊」に登場する「電脳」は、素晴らしい能力を持っているが、同時に、外部から頭の中をハッキングされたり、電脳ウイルスに感染する。知覚まで乗っ取られ、実在しない敵と戦っているようにコントロールを受けることさえある。
単純に考えると、こんな事をしてサイボーグみたいな人間を創り、コンピューターに支配されるような世の中になるのは、脅威を感じる
どこまで自然の摂理を破壊すれば気が済むのか?やがて、死なない人間も増えてくるみたいな
気がしてきた。恐ろしい世の中になりそうだな!自分は絶対身体の中にチップなんか入れたくない!
「サイボーグ科学者」として知られる英レディング大学のケビン・ワーウィック教授が先ごろ、ロンドンで講演を行い、「人間は将来、サイボーグ化し、コンピューターウイルスに悩まされるだろう」と述べた。ネットワークに接続する機能を体内に埋め込むことで、現在のコンピューターと同じように、ウイルスとセキュリティの問題が持ち上がってくるというのだ。
ワーウィック教授は、サイバネティクスを専門とする科学者だが、それよりも、自らがサイボーグであることで有名だ。1998年、ガラスのカプセル(直径約3ミリ、長さ約25ミリ)入りのチップを外科手術で腕のなかに埋め込んで、“世界初のチップ埋め込み人間”となった人物である。
この時は、危険性に配慮してすぐに除去したが、その後もチップ埋め込み実験を重ねている。チップを神経に接続してコミュニケーションや機器のコントロールを行うための実験だ。2002年には、妻と2人でそれぞれの体内にチップを埋め込み、感覚的なコミュニケーションをとることにも成功したという。チップの小型化も進み、現在、腕のなかにRFIDでネットワークに接続できるチップを入れたまま生活している。
ワーウィック教授が理想とするのは、「思考することでコンピューターに命令を発し」、同じようにネットに接続した人間と「思考で会話できる」未来だ。「そうなれば、無限のナレッジデータベースへの接続も可能になる」という。
体内埋め込みチップにゴーサイン
だが、こうして直接、ネットワークと接続された人間には、ウイルスやハッキングといった攻撃を受ける可能性が出てくる。先の「攻殻機動隊」に登場する「電脳」は、素晴らしい能力を持っているが、同時に、外部から頭の中をハッキングされたり、電脳ウイルスに感染する。知覚まで乗っ取られ、実在しない敵と戦っているようにコントロールを受けることさえある。
単純に考えると、こんな事をしてサイボーグみたいな人間を創り、コンピューターに支配されるような世の中になるのは、脅威を感じる
どこまで自然の摂理を破壊すれば気が済むのか?やがて、死なない人間も増えてくるみたいな
気がしてきた。恐ろしい世の中になりそうだな!自分は絶対身体の中にチップなんか入れたくない!