みなさん、TRIGGERFISHというルアーをご存知だろうか?
数ヶ月前からネット上で話題になっていたし、それにBASSER誌にも載ったらしいので、知っている方も多いと思いますが、
とりあえずこの動画をご覧ください。
Topwater fishing with Triggerfish, the steerable lure in HD.
どうです?
このジグザグ軌道を自分でコントロールできるのだ!
すごく気になったもんで、2ヶ月以上前から発注掛けていたのだが、遅れに遅れ、
やっと今朝、ウチに届いた。




最初、ネット上でも動画しか公開されてなく、
いったいどんな形状でこの動きが出せるのか?
すごく好奇心をそそられた。
やがてその姿も公開され、全貌が明らかになったのだが、
意外とフツウな感じに仕上がっている(?)ことに、すごく驚かされた。
後に、輸入元の方の解説を読み、
『これ作ったアメリカ人、天才!』と思ったしだいであります。
以下、その解説であります。
まずこのトリガーフィッシュというルアーを従来のルアーの概念でとらえ
ないでください。 トリガーフィッシュはミノーでもなく、かといってクラ
ンクベイトでもありません。 バズペラが付いていますがバズベイトでもなく、
【 全く新しいルアー 】 なのです。
操縦(=ステアリング)する事を主眼に置かれて開発されたルアーで、ミノ
ー的なルックスはあくまでもルアーらしさを表現するための2次的なものだと
お考えください。
それではまず部位の役割から説明しましょう。
まず一番最初に目につくのが左右に倒れるヘッド部分です。
これはダイブさせるためのリップでもあり、水面を滑走するためのボートの
部位でいうステムにもなるという2役を担っています。
次にリップです。
このリップは一般的にルアーを潜らせる、あるいはアクションさせる役割は
ほとんどありません。 リップの主な仕事は、右あるいは左に水面を滑走す
るときのラダー(舵)であるということ。
ラインが絡まったルアーを回収する時、一方向にだけルアーが進んでいく状
況を経験されたことがあると思いますが、あの状況を意図的に作っているの
がこのリップなのです。
左右に倒れるヘッドと横に走らせるためのリップ。
この二つが相互作用することによりジグザグリトリーブが実現できるのです。
それでは次にどのような仕組みでルアーが動いているのかを解説しましょう。
着水後は左右どちらかに傾いて斜めに浮きます。
この時のヘッドは下を(つまり水底の方向に)向いています。
この状態から軽くスイープ気味にロッドを動かすと、ヘッド部分がダイビン
グリップの役割を果たして反転するように潜り、すぐに浮上してきます。
ちょうど水泳の選手が壁際でキックターンをするのと同じような挙動です。
浮上したタイミングでリトリーブを開始すると、上を向いたヘッド部分がボ
ートのステムの代わりになり、水面を滑走し始めます。
しかしラインアイの位置とリップが受ける水圧によって手前には泳がず、
横方向に走り始めるという訳です。
この状態のままリトリーブを続ければ右か左のどちらかに進み続けることに
なるので、泳がせながらオーバーハングの奥などにルアーを送り込む事がで
きます。 スキッピングなどのように着水音でバスを警戒させることがな
いのでハイプレッシャーなフィールドではこれだけでも非常に有効なテクニ
ックです。
トリガーフィッシュの真骨頂とも言える方向転換は次の手順で行います。
リトリーブを止めることにより、水圧で上を向いていたヘッド部分が下を向き
ます。 丁度着水後に浮いている状態と同じ姿勢になるわけです。
そのタイミングにロッドを軽くスィープさせれば、ダイブとともに方向を変えて
浮上してくるという具合です。
これの繰り返しをすることにより、意図した場所で方向を変えるジグザグリト
リーブが出来るという訳です。
ここで注意して頂きたいのは、タイミングが掴めるようになるまでは決して
早くリトリーブしないということです。
若干の練習を必要とするルアーですので、いきなり動画のように高速ターンを
させるのは難しいでしょう。
最初はスロースピードで動かして、タイミングが掴めたら徐々にスピードを上
げていく… を心掛けていないと、ルアーが水面で虚しくクルクル回転するだ
けに終わります。
ただ、ちょっと練習すれば速度はともかくジグザグ軌道で走らせる事は出来る
ようになりますので、あとはベストの状態で泳ぐリトリーブスピードとタイミ
ングをつかむだけです。
お手元に現物がないのでまだイメージが湧かないとは思いますが、最初はスロ
ーなスタートからということを覚えておいてください。
あー、早く使いたい!!
byバーブレス山田
数ヶ月前からネット上で話題になっていたし、それにBASSER誌にも載ったらしいので、知っている方も多いと思いますが、
とりあえずこの動画をご覧ください。
Topwater fishing with Triggerfish, the steerable lure in HD.
どうです?
このジグザグ軌道を自分でコントロールできるのだ!
すごく気になったもんで、2ヶ月以上前から発注掛けていたのだが、遅れに遅れ、
やっと今朝、ウチに届いた。




最初、ネット上でも動画しか公開されてなく、
いったいどんな形状でこの動きが出せるのか?
すごく好奇心をそそられた。
やがてその姿も公開され、全貌が明らかになったのだが、
意外とフツウな感じに仕上がっている(?)ことに、すごく驚かされた。
後に、輸入元の方の解説を読み、
『これ作ったアメリカ人、天才!』と思ったしだいであります。
以下、その解説であります。
まずこのトリガーフィッシュというルアーを従来のルアーの概念でとらえ
ないでください。 トリガーフィッシュはミノーでもなく、かといってクラ
ンクベイトでもありません。 バズペラが付いていますがバズベイトでもなく、
【 全く新しいルアー 】 なのです。
操縦(=ステアリング)する事を主眼に置かれて開発されたルアーで、ミノ
ー的なルックスはあくまでもルアーらしさを表現するための2次的なものだと
お考えください。
それではまず部位の役割から説明しましょう。
まず一番最初に目につくのが左右に倒れるヘッド部分です。
これはダイブさせるためのリップでもあり、水面を滑走するためのボートの
部位でいうステムにもなるという2役を担っています。
次にリップです。
このリップは一般的にルアーを潜らせる、あるいはアクションさせる役割は
ほとんどありません。 リップの主な仕事は、右あるいは左に水面を滑走す
るときのラダー(舵)であるということ。
ラインが絡まったルアーを回収する時、一方向にだけルアーが進んでいく状
況を経験されたことがあると思いますが、あの状況を意図的に作っているの
がこのリップなのです。
左右に倒れるヘッドと横に走らせるためのリップ。
この二つが相互作用することによりジグザグリトリーブが実現できるのです。
それでは次にどのような仕組みでルアーが動いているのかを解説しましょう。
着水後は左右どちらかに傾いて斜めに浮きます。
この時のヘッドは下を(つまり水底の方向に)向いています。
この状態から軽くスイープ気味にロッドを動かすと、ヘッド部分がダイビン
グリップの役割を果たして反転するように潜り、すぐに浮上してきます。
ちょうど水泳の選手が壁際でキックターンをするのと同じような挙動です。
浮上したタイミングでリトリーブを開始すると、上を向いたヘッド部分がボ
ートのステムの代わりになり、水面を滑走し始めます。
しかしラインアイの位置とリップが受ける水圧によって手前には泳がず、
横方向に走り始めるという訳です。
この状態のままリトリーブを続ければ右か左のどちらかに進み続けることに
なるので、泳がせながらオーバーハングの奥などにルアーを送り込む事がで
きます。 スキッピングなどのように着水音でバスを警戒させることがな
いのでハイプレッシャーなフィールドではこれだけでも非常に有効なテクニ
ックです。
トリガーフィッシュの真骨頂とも言える方向転換は次の手順で行います。
リトリーブを止めることにより、水圧で上を向いていたヘッド部分が下を向き
ます。 丁度着水後に浮いている状態と同じ姿勢になるわけです。
そのタイミングにロッドを軽くスィープさせれば、ダイブとともに方向を変えて
浮上してくるという具合です。
これの繰り返しをすることにより、意図した場所で方向を変えるジグザグリト
リーブが出来るという訳です。
ここで注意して頂きたいのは、タイミングが掴めるようになるまでは決して
早くリトリーブしないということです。
若干の練習を必要とするルアーですので、いきなり動画のように高速ターンを
させるのは難しいでしょう。
最初はスロースピードで動かして、タイミングが掴めたら徐々にスピードを上
げていく… を心掛けていないと、ルアーが水面で虚しくクルクル回転するだ
けに終わります。
ただ、ちょっと練習すれば速度はともかくジグザグ軌道で走らせる事は出来る
ようになりますので、あとはベストの状態で泳ぐリトリーブスピードとタイミ
ングをつかむだけです。
お手元に現物がないのでまだイメージが湧かないとは思いますが、最初はスロ
ーなスタートからということを覚えておいてください。
あー、早く使いたい!!
byバーブレス山田