(市ノ瀬手前カーブの紅葉)
先週、例年よりもやや早く市ノ瀬六万橋のゲートが閉鎖され、白山は冬籠りに入った。しかし市ノ瀬周辺から別当出合までの紅葉は益々見頃を迎えている。
夏の交通規制期間はシャトルバスに揺られて、外の景色をゆっくり眺める事は出来ないが、今こそ車の通らないこの区間は紅葉散策にはちょうど良い。とにかくカエデの種類が多く、赤や黄色、オレンジが目を引く。カエデは他の落葉樹よりもしぶとく葉っぱを残しているので特にこの時期が一番良い。この区間は白山随一のカエデ密生地帯だろう。市ノ瀬から対岸に渡る歩行者専用の吊り橋の板も早々と取り外されてしまったのだが、雨の日でもしっとりとした紅葉を眺めるのには素晴らしい区間だ。
普段は登山口に急ぐあまり全く立ち止まろうともしない、白山国立公園入口の白峰から市ノ瀬の間も実は、渓流と紅葉の織りなす風光明媚な区間だ。この区間車道の対岸に遊歩道が有れば良いのにと思う。
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