「中学生はこれを読め！」で新たな市場が

若者の活字離れが叫ばれて久しい。特に中学生は本を読まない代表のようです。でもこれって、中学生だけの責任なんでしょうか？というわけで、札幌の書店が「うちには彼らのコーナーがなかった」と反省し「中学生コーナー」を設けたという話を聞きました。この反響がすごいらしいです。
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■「絞り」と「新たな市場の開拓」

中学生は本を読まない
↓
中学生は、ターゲットにならない
↓
中学生は見込み客から外す

今までの書店は、このような仮説で、中学生をターゲットからはずしていたようです。

でも札幌の書店「くすみ書房」の発想は違ったようです。


中学生は本を読まない
↓
うちの書店には彼らのコーナーがなかった
↓
５００冊のお薦めをリストアップ
↓
専用の棚を作って、キャンペーンを始めた
「本屋のオヤジのおせっかい　中学生はこれを読め！」
↓
全国の書店に波及


不毛の市場を切り捨てるのではなく、絞ることによって新たな市場を発掘したようです。
このアイデア、いいですね！
売れないことを嘆くだけでなく、仮説を立てて取り組む姿勢を学びました。

スゴイ！


■５００冊

その５００冊をサット眺めてみました。
1～10番は次のとおりです。

《1冊も読んだことがない！》

中学生の活字離れを嘆く前に、自分の読書史も反省しないといけません・・・。


「アンジュール ガブリエル・バンサン」
ＢＬ出版 文章のない絵本だけの絵本、感動の一冊です。

「海辺のくま クレイ・カーミッシェル」
ＢＬ出版　心が暖かく優しく

「ナビル　－ある少年の物語 ガブリエル・バンサン」
ＢＬ出版　ピラミッドを探して砂漠を歩き続ける少年

「明るいほうへ 金子みすゞ」
ＪＵＬＡ 豊かな気持ちになれる詩集

「わたしと小鳥とすずと 金子みすゞ」
ＪＵＬＡ みんな違っていいんだよ

「世界のたね アイリック・ニュート」
NHK出版 科学の歴史を振り返る

「生き方の研究 森本哲郎」
ＰＨＰ文庫 それぞれの生き方

「〈シ〉についての冒険 北村想」
あかね書房 「〈シ〉についての冒険」というゲームソフトをのこしていなくなった両親を探す少年の冒険

「サラシナ 芝田勝茂」
あかね書房 少女サキの恋愛ファンタジー。美しい人です。

「ジンゴ　ジャンゴの冒険旅行 フライシュマン」
あかね書房 波乱万丈！宝探しの旅


■ひとりごと

職場で、若い女性に
「めがねを九州に忘れてきて、このめがねを急遽買ったんだよ。いくらだと思う？」
すかさず彼女、
『１００円でしょう！』。

《どうして、すぐ『１００円』って答えるの！　そんなに安っぽく見える？
そう、これは、１００円ショップで買った老眼めがね！　４０～４５歳用です！
ついでに、この靴下も１００円で買ったんです！！》


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