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転勤を命じられたときのメリットやデメリットと転勤になる理由について考えてみました

2017-08-02 11:32:51 | 日記


私の友人には、旦那さんの仕事の都合で、国内はもちろんのこと海外にも転勤することがあるほど忙しい人がいます。

去年の春にアメリカに行ったはずなのに、今は大阪にいて、その後はドイツに転勤だと聞いています

子どももいるのですが、いつどんな転勤でも家族一緒に行動しています。

転勤は基本的に会社側の事情によって決められる人事ですよね。

社員の希望を聞くことはもちろんあるようですが、最終的には企業運営にとってメリットがあると会社が判断した時にのみ行われるようです。

そこにはさまざまな意図があるみたいなのですが、果たして転勤を命じられるにはどのような理由が考えられるのでしょう?

◆想定される精神的デメリット
転勤は、社員にとってさまざまな負担がかかるものです。まず精神的な面で言えば人間関係がリセットされてしまいます。転勤前に構築してきたコミュニティがなくなってしまうという点です。

人間は社会性を持つ動物ですから、輪の中から外れてしまうことにマイナスのイメージを持ちます。また、新天地にて新たな人間関係を築くということは新たなコミュニティに入ることになります

それもまた心理的には大きな負担となり、ストレスにつながる可能性をはらんでいるのです。

他にも、せっかく覚えた仕事、やっとつかんだクライアントがリセットされることも大きな精神的負担になります。

積み重ねてきた経験が崩されることは、人間にとってアイデンティティを崩されるのと同じことです。努力をして得たものであればあるほどショックを受ける可能性が高くなります。

どんな理由があったにせよ、転勤は社員にとって精神的デメリットが大きなものであることは間違いありません。

◆金銭的なデメリット



もちろん金銭的、物理的なデメリットも転勤には存在します

異動人事は会社にとって必要なことであり、企業運営を円滑に行うという理由があります。

ですからある程度は必要経費という形で社員に負担をしてくれることでしょう。引越しや交通費、物件に生活必需品などの費用は給料に後から上乗せされて支払われます。

しかし、一時的には社員が自腹を切ることになりますので負担を強いられることは間違いありません。

他にも、単身赴任であれば残した家族と転勤者の二世帯分の費用がかかります。家族そろって引越しをすればそれだけ金銭的負担も大きくなります

どんな形になったにせよ、デメリットを被ることは間違いありません。

◆得ることができるメリット
数々のデメリットがある転勤ですが、逆にメリットとなることも非常にたくさんあります。

たとえば仕事の知識や経験を増やすことができるので、将来自分にとって大いにプラスになる可能性があります

また、新天地で出会った同僚や新たなクライアントなどといった人脈を広げられるという利点も転勤にはあります。

出世を目指す人にとっては逆にこういったメリットが転勤をしたいと思う理由になることもあるでしょう。

◆なぜ会社は異動を命じるのか



では、結果的に会社はどういった理由で社員に転勤を命じるのでしょうか。

まず大前提としてあるのが、人事異動は会社にとっての必要事項であるという点です。組織運営をする上で重要であるという考えから各部署、支店や営業所に転勤を命じています

そこから突っ込んでいくと、さらにいくつかの理由が見えてきます。

ひとつは人材育成という考え方です。企業にとって人材は大切な資産です。将来的に社内の中枢として機能して欲しいと考える人物を幹部候補生として各地に派遣し、経験を積ませるという理由が隠されている場合もあります。

もうひとつは社内的な事情です。たとえば、ある営業所で売り上げが伸び悩んでいる時に、仕事のできる人間を派遣することで立て直すといった処置を取ることは決して珍しくありません。

もちろん、そうした場合には会社から事前に説明があるケースが多いので、上司とはしっかりとミーティングをしておきましょう