気ままにハンドメイド

マルシェルで販売中のハンドメイド作品を紹介!

デコパージュの木箱

2020-10-19 10:45:35 | 日記
今回はカード入れや小物入れとして使える木箱にデコパージュを施しました。
ツヤを出すために仕上げ剤は5度塗りして丁寧に仕上げております。

■デコパージュとは?デコパージュ教室に通ってみた感想
「デコパージュ」には、フランス語で「切り抜く」「切り裂く」という意味があります。
2016年頃でしょうか、デコパージュがブームとなり、私自身も短期間でしたが、ちょうどこのくらいの季節に本格的なデコパージュ教室に通った記憶があります。
手軽に楽しむデコパージュとしては、ペーパーナプキンやデコパージュ専用ペーパーを好きな形に切り、上靴、石鹸、食器、ファブリックパネルといったものに専用液で貼り付けていくものがあります。
しかし、本格的なデコパージュになると、木の板をヤスリで整え、ステインを塗ったりして加工するところから始まり、デコパージュ用の紙で作られた図案を専用ナイフで切り、古びた雰囲気を出すためにライターの火で炙ったり、仕上げ剤を何日もかけて何層にも塗ったり…と小さな作品でも非常に時間がかかった記憶があります。
製作期間数ヶ月に渡る大作を作っている方も同じ教室に多く、一般にイメージするデコパージュとはちょっと違ったなぁという印象です。

■デコパージュのいいところ
本格的なデコパージュはちょっと大変…という印象を私自身は持っているのですが、デコパージュ自体は大好きです。
デコパージュのいいところは、手近なものを自分の好きなデザインにリメイクできるところ。
ビンへデコパージュしている作品も見かけ(これは次にやってみたい!)、身近なものほどデコパージュに向いているのではないかなと思います。
持ち物、使うもの、シンプルなデザインも素敵ですが、おしゃれに彩られていると、それだけで気分がわくわくします。
絵が下手でも、専用の塗料がなくても、ペーパーナプキンやデコパージュ専用液があれば、雰囲気あるデザインに変えることができます。
デコパージュ専用液には種類があり、仕上がりの質感や用途が異なります。
たとえば、ツヤのある仕上がりがいいのか、ツヤのない仕上がりがいいのか、液を使い分けるだけで調整することができます。
布には布向けの専用液を使うことで仕上がりがより美しくなります。

■材料

・木箱
今回、カードや小物を整理できる木箱を選びました。
この木箱は、入れるものによって仕切りを外すこともできます。
・専用ペーパー
・専用液(貼り付け用と仕上げ用の2種類)

■制作過程

①専用ペーパーを切り抜く
専用ペーパーはおしゃれな花柄です。
まるで水彩画のよう。アンティークっぽい雰囲気も感じさせます。
専用ペーパーは、ハサミやナイフで切ることはしません。
ものによってはハサミを使用して直線的に切り、貼り付けることもありますが、今回は直線的というよりも、ふわっとした境界にしたいので、手でちぎっていきます。
ちぎり方は、スティックに水をつけて切り抜きたいラインをなぞり、ふやけた部分を離す感じでちぎります。
こうすることで、ペーパーの境界がよい具合にぼやけ、貼り付ける素材(今回は木箱)とのなじみがよくなります。

②専用液を塗って貼り付ける

事前に、だいたいの配置をきめておきます。
専用液を塗った上にペーパーを貼り付けていきます。
ペーパーを貼り付けた上からさらに液を塗り、定着させます。
液は白色ですが、乾くと透明になります。貼り付けた上に、さらに貼り付け、進めていきます。こうすることで柄に奥行きが出るのです。

③仕上げ剤を塗る

すべて貼り付け終わり、乾いたら仕上げ剤を塗ります。
仕上げ剤はつやを出す役割もあります。
丁寧に、薄く、複数回にわけて塗っていきます。
塗る→乾かす→塗る→乾かす…という作業を繰り返します。
塗る方向も、縦→横→縦→横…と変えて均一になるようにします。
今回の作品では5度塗りしています。

こだわりレア素材で作る「涼しい」秋マスク

2020-09-09 11:17:30 | 日記
9月に入り、秋の気配を感じるときがあるものの、まだまだ暑いですね。
いかにも「真夏!!」って感じのマスクは恥ずかしい。
けど、普通のマスクでは暑い…なんてお悩みがある方もいるのでは。
今回は、上質な生地を使って「涼しい」秋マスクを作りました。

■こだわりポイント
・裏地がいちばんのこだわりポイント!!
こだわりポイントは、なんといっても裏地(肌に当たる部分)に使った「生地」です!
長いですが、こだわりがあるので、読んでいただけると嬉しいです。

今回用意した生地は2パターンあります。
①激レア!近江の麻織物とスポエリーアイスコットンがコラボした絽の長襦袢生地
②こだわりの逸品!高島ちぢみ生地

まず、一番おすすめなのが①の長襦袢生地です。

綿85%、麻15%の生地は、ほどよいシャリ感がありながらも肌触りがなめらか。
絽になっているので、肌と接触する面積が少なく、汗ばむ時期も快適に過ごすことができます。
さらに、スイスのスポエリー社が開発した特殊技術による接触冷感素材となっています。
薬品などの化学的な加工が施されていないので、お肌にも優しいです。

次におすすめできるのは、②の高島ちぢみ生地。

高島ちぢみは、通常の平織りよりも2倍以上緯糸をひねることで、独特の凹凸が生じています。
この凹凸が肌に接触する面積を減らし、汗をかいてもベトつきにくい素材となっています。
接触冷感加工はされていないものの、綿100%、天然の涼感素材ということでマスクの裏地に採用しました。
滋賀県高島地域の伝統ある織物は、日本の蒸し暑い気候、ひいては温暖化により暑い日が続く昨今にぴったりだと思います。

①も②も、通気性、速乾性、肌触り、放湿性に優れた素晴らしい生地です。

①の生地は、本当に入手困難で、小売でも10センチ500円程度と大変高価です。
特に、絽になっているタイプはなかなか見当たりませんでした。
本当に買おうかすごく迷いましたが、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しました。
せっかく、ご縁があって入手できた生地。
本物を求める方に、少しお分けできればと思い、マスクの作成にあたりました。

②の生地は、①よりも安価に手に入れることができるので、「①にはちょっと手が届かないけれど、優しくて涼しい素材がいい」という方にはぴったりです。

・フィルターポケット付き
まてよ…通気性…?
それではマスクの役割をちゃんと果たすのか心配!という方もいるでしょう。
表布にはダブルガーゼを使用し、お好みやシーンによって自分でフィルターを入れることができるフィルターポケットをつけています。

少なくとも3層(ダブルガーゼ(2層)+裏地(1層))、フィルターを挟むことで4層以上のマスクにすることも可能です。
不安な日は、マスク用フィルター、キッチンペーパーや不織布を挟むといいですよ。

・顔にフィットする立体タイプ
プリーツタイプなど、他の形状も考えましたが、布マスクで顔にぴったりフィットしやすいのは「立体タイプ」。
少し大きめサイズに作ってあるので、お化粧をあまりしたくない日にもすっぽりカバーしてくれます。

■制作過程

布をカットしてミシンで縫う…という単純作業なのですが、使用する用具や手指は事前にアルコール消毒してあります。
製作中にもこまめに手指消毒をおこないました。
ちなみに、自身と子供に基礎疾患があるため、コロナ対策はかなり徹底しており、ほぼ外出いしていません…。
濃厚接触者アプリも入れいていますが、人とほとんど会うことがないので、当然ながら「陽性者との接触なし」です。
知らない人からマスクを買うのは不安、どんな人がどんなふうに作っているのかわからないからあんまり買いたくない…という方も、参考にしていただければ幸いです。

マスクはあえて水通しなどはしておりません。
ご自宅で手洗いでやさしくお手入れいただき、しっかりと乾かした後に、アイロン等で形を整えてご使用ください。



長ーく使えるおむつポーチ

2020-08-15 22:47:09 | 日記
友達の出産祝いにおむつポーチを作りました。

お尻拭きと一体型!
大きめにしたから、子供が二人になっても、おむつと着替えを入れても余裕。


↑写真はLサイズのテープタイプ4枚入れてるけど、まだまだ入る。


↑おむつポーチはトイレに持っていくこと多いから、ママの生理用品入るポケットつけた。


↑持ち手は取り外し&長さ調整できるようにした。
運転席のヘッドレストにかけておくと、後部座席でおむつ替えるときに楽!

ファスナーやカンはYKK製で、鞄材店からお取り寄せ。
欠品してなくてよかった。
やっぱり質がいい。

おむつポーチつくってると、子供が赤ちゃんだったころ思い出す。
新生児期~数カ月って、うんち漏れ多発してたなぁ。
着替えもってないときに限って背中に漏れてたりするんだよ。
だから、おむつと着替えは絶対セットで持ってたほうがいい!

育児中って、ちょっと出かけるだけでも「何泊?」「登山でもするの?」ってくらいの荷物になる。
心配性だから、あれもこれもと持っていく。
  1. 育児は予期せぬこと、まさか、の連続だから…。

今も娘のおむつと着替え、息子の着替え、緊急事態に備えておまるを常に車に積んでいる(笑)






ガラスの靴「サムシングブルー」

2020-08-13 14:18:48 | ハンドメイド

今回は、ブルー系の花材を使って置き物をつくってみました。
イメージはシンデレラのガラスの靴。リングピロー機能をつけたので、プロポーズや結婚式にもぴったりです。
結婚式といえば、花嫁さんの幸せを願うおまじない「サムシングフォー」をご存知ですか?
結婚式の当日に新しいもの、古いもの、借りたもの、青いもの…この4つを取り入れることで、永遠の幸せが続くというものです。
サムシングブルーになるように、鮮やかなカリビアンブルーのプリザーブドローズを主役にしました。

■材料

・ガラスの靴(アクリル製)
・ローズ
・かすみ草(ラメつき)
・フローレンティナ
・あじさい
・ペッパーベリー
・グルーガン
・リボン
・パールガーランド

■作り方

①ローズはがくを取り、軽く開花させます。
②他の花材もカットします。
③配置と接着する順番を決めます。バランスをみて花材を増減させます。

④グルーガンで靴にとめていきます。
⑤リボンをつけ、パールガーランドも配置します。

■こだわりポイント
アクリル製のガラスの靴を使用することで、軽量化と安全性に配慮しました。
万が一落としてしまってもガラスよりは割れにくくなっています。
リングピローとしても利用できるようになっています。
リボンにリングを結びつけるか、フロレンティナにリングをさせば、リングピローに。
パールガーランドは取り外しができるようになっています。
パールガーランドを取り付けても、取り付けなくても、または付け方を変えることで違った雰囲気になります。

■取り扱いの注意点
・花材は天然のものを使用しています。時間の経過とともに褪色や劣化などがみられます。
・天然素材ですので、花材はアーティフィシャルフラワーのように完璧な形のものはありません。非対称性、多少の傷みなどはございますが、不良品ではありません。
・強い衝撃を与えないでください。
・パールガーランド以外は接着してありますが、引っ張ったり力を加えるととれてしまう可能性があります。
・お子様やペットの手の届かないところに保管してください。


ハーバリウム「サプリ」

2020-07-15 09:52:17 | ハンドメイド
どんよりした雲。止まない雨…。
毎日入ってくる新型コロナウィルスや豪雨災害のニュース…。
被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

なんだか気分が晴れないなぁという日が続いていたり、病院へ行くほどではないけどなんとなく体調も優れない…という方もいるかもしれません。
私も、雨の日になると頭痛がしたり古傷が痛んだりするタイプです。

そんな中、インテリアにちょっとした癒やしがあるといいなと思い、今回のハーバリウムを作りました。
医薬品ではないけれど、栄養を補給するもの…という意味から「サプリ」と名付けました。
オレンジとグリーンを中心としたビタミンカラーのハーバリウムです。
沈んだ心に栄養を届けられたら…と思いながら作りました。

・元気
・明るい
・リフレッシュ
・ビタミンカラー
・健康
・いきいき

…そんなワードを思い浮かべつつ作業。
フルーツを入れようと思った時、レモンという選択肢もないわけではなかったのですが、敢えてオレンジにしました。
レモンも「元気」「明るい」「ビタミン」…というイメージですが、オレンジってそれに加えて「あたたかみ」を感じませんか?私だけかな??

実は、アロマテラピーも高校生の時に資格を取ったほど大好きなのですが、オレンジの精油は憂鬱な気分をやわらげてくれるといわれているのです。
なので、そのイメージもあって、「やっぱりオレンジを使おう!」と決めました。

■材料
ハーバリウム用瓶(角型)
花材(オレンジ、はなかんざし、あじさい、ヘリクリサム、ソフトイモーテル、ペッパーベリー)
ハーバリウム用オイル
透明シート

■作り方
①オレンジや花材を貼り付ける透明シートを瓶の形に合わせてカットします。
②花材を選別し、カットします。
③配置を決めます。
④グルーガンで花材を透明シートに貼り付けます。
試作のときの画像↓
⑤透明シートを瓶に入れます。
⑥あじさいをグラデーションになるように入れます。裏側にもオレンジも入れました。
⑦オイルを注ぐ
⑧気泡を抜く
⑨蓋をして完成

花材を入れたところがこちら↓(オイルはまだ入れていない状態)
後ろ側はこんな感じです↓
健康に良さそうなフルーツサラダのイメージ!

ちなみに、試作は丸瓶で作りました。
試作だけど、試作と言いたくないくらい気に入っています!
こちらがその画像です↓
丸みのある瓶とはなかんざしの組み合わせって、可愛さがでるんですよね。
裏側は、あじさいとカールラメワイヤーのレイヤーデザインになっています。
その画像がこちら↓
横から撮ってます。試作とはいえ、360度楽しめるように作っていますよ。
■こだわりポイント
①花材の配置
オレンジの配置は、デザインを決める上で一番大切にしました。オレンジ同士の間隔を開け過ぎず詰めすぎず、他の花材の大きさや配置も考えながら何度も調整しました。
配置に規則性を感じさせつつも、天然のものということを意識し、不自然にならないように気をつけました。
配置が動きづらいように前面の花材は透明シートにグルーガンで貼り付けています。
グルーの糸引きは冷めた後にカットしてできるだけ取り除き、仕上がりが美しくなるようにしています。
角瓶の背面のグラデーションは下から淡い→濃いではなく、上下が淡く中心に向かって濃くなるようにして、上部と下部に明るさを感じるようにしています。

②オレンジの選別
ドライフルーツのオレンジを購入しても、黒く変色していたり、形が悪かったり、「いまちち…」と思うこともしばしば。天然素材なのでそういったものがあるのは当然で、反対に活かすということもできます。
しかし、今回は「元気さ」や「明るさ」をテーマにしたハーバリウムですので、複数枚のオレンジの中からなるべく明るい色でみずみずしさを感じるものを選びました。

■取り扱いの注意点
①ハーバリム専用の安全性の高いオイルを使用していますが、飲んだり肌につけたりしないでください。
②ハーバリム専用オイルの引火点は250℃以上で消防法上においても非危険物です。ただし、可燃性の液体なので火気に近づけないでください。
③収れん火災の危険があります。直射日光が当たる場所を避けてお楽しみください。
④お子様やペットの手の届かないところで保管してください。
⑤ボトル内の植物はすべて天然のものです。ひとつひとつ色合いや形が異なります。また、花びらや実の落ちなども起こる場合があります。
⑥時間の経過とともに退色していきますが、品質に問題はありません。
⑦破棄する場合は、食用油と同様に自治体のルールに沿って破棄してください。
⑧配送中の動きで配置が変わりやすいです。竹串などでそっと調整してください。