代表 山ちゃんのブログ 

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骨盤矯正について

2005-08-31 | 骨盤矯正
今回のコラムは骨盤矯正です。

まずは、チェックしてみましょう。

・脚を組む癖がある。
・立っている時どちらかに体重をかける癖がある。
・トンビ座り(正座の状態で左右に脚を崩す)をよくする。
・歩いているとスカートが勝手に回ってしまう。
・ズボンの付け根のシワが偏っている。
・下腹部がポッコリ出ている。
・生理痛がひどい。
・便秘がちである。
・脚がよくむくむ。
・歩き方が変だと指摘されたことがある。

どうですか?あなたは何個当てはまりますか?
一概には言えませんが、上記の項目に当てはまるものがあれば、骨盤の歪みが見られるかもしれません。

■なぜ骨盤矯正が必要なのでしょうか?

そもそも骨盤は、複数の骨の集合体により構成されています。そして強靭な靭帯や多数の筋肉により守られています。
しかし、無理な姿勢による負担や、筋肉のアンバランスによって歪みやすく、女性の場合は出産する為に開きやすい構造にもなっています。
そして骨盤は背骨の最終端の仙骨と呼ばれる骨とも勿論くっついていますので、実は腰痛との関わりも大きいのです。

骨盤の内側は、皆さんご存知かと思いますが、様々な臓器が収納されてます。
女性には、男性とは違い、子宮や卵巣が収納されておりますし、腸の長さも女性の方が長いようです。
その為女性は、男性よりも骨盤内がかなり圧迫されているという事が想像できると思います。
このように、大切な臓器が狭い状態に収納されているのです。
また、更に骨盤を狭くするような上記のチェック項目によく当てはまる方は、臓器が悲鳴をあげているわけですね。

骨盤は、身体を支える土台でもありますので、歪みによって様々な影響をもたらします。
骨盤が歪むことによって、骨盤の内部を通っている動脈・静脈・リンパが圧迫されて冷えやむくみの原因にもなり、代謝能力が低下して脂肪が付きやすくなります。
そして、子宮や腸も同時に圧迫されている訳ですから、便秘、生理不順、重い生理痛の原因にもなるのです。
骨盤の歪みが長期にわたって続くと、身体はバランスを取ろうとして、仙骨を出発地点に腰→胸→首という順番に悪影響が出てきます。
従って、骨盤の歪みは骨盤の周りや内部だけに留まらず全身に影響しますので、矯正をした方が勿論良いという事になりますね。

前回の「下肢静脈瘤について」のコラムも、ぜひ参考にしてください。骨盤の歪みによって静脈が圧迫される事により、静脈瘤になる危険性もありますよ!

■骨盤矯正のポイント

まずは、矯正を施してくれる場所選びですが、説明や日常生活におけるアドバイスをしっかり行ってくれるところが良いでしょう。
骨盤の歪みはすぐに治るものではありませんし、受身の心持で整体やカイロに通うのは止めたほうが良いと思います。
そもそも、生活習慣における悪い癖が原因で歪みが起きているわけですから、本人の治す意思と努力が大きく関わってきます。
1~2回通っただけでは治りませんし、その時には矯正されたかと思いますが、また元に戻ってしまいます。
長い年月をかけて歪んだのですから、それなりの矯正期間は必要です。
このような矯正期間等も含めて、色々アドバイスしてくれるところを選んだほうが良いでしょう。
中には最初から多い通院回数を提案するところもあるようですが、本来は患者様の状態によって通院回数は増減しますし、個人差もありますので何回通ったから良くなると言うものでもありません。
問い合わせるだけならお金もかかりませんし、無料のカウンセリングも多いので、実際に身体を見てもらって話を聞いてから判断してもいいと思いますよ。
その際に対応や、治療院の雰囲気もわかりますので、気に入った所を見つけると良いでしょう。

■最後に

歩き方一つからでも、矯正は可能です。
まずは、正しい歩き方を意識しましょう。次第に意識しなくても身についてきます。
それが出来たら、座り方を意識しましょう。このように、徐々にバランスを整えていきましょうね。
一気にあれもこれもとやろうとするから、失敗に終わってしまうのです。一つずつ確実に・・・





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夏の肩こり

2005-08-17 | 肩に関して
今回のコラムは、夏の肩こりについてです。

夏に肩こり?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、夏でも肩こりがひどくなる方は多いのです。

なぜかと言うと、頭痛のコラムの時にお話しした、痛みの悪循環を思い出していただければ想像がつくかと思います。
夏は暑く、汗をよくかきますが、その度に体を拭いたりする方はあまりいないのではないでしょうか。外で汗をかき、冷房で冷えた室内に入って急に体は冷やされてしまいます。この汗がポイントなのです。
急激に冷やされた汗は、体の熱を奪い、筋肉を収縮させてしまいます。ここで悪循環が始まり、肩こりが生じやすくなります。特に最近の夏は猛暑で、冷気を求めがちですが、慢性の肩こりをお持ちの方は注意が必要です。外で汗をかき、冷たく冷やされた室内に入って、筋肉が収縮される。これを繰り返していると、肩こりもどんどんひどくなってしまいます。

汗をかいた後、首や肩を触ると、ヒンヤリしていたという経験はありませんか?

予防策としては、汗をかいたら常にふく癖をつける事。着替えなどを用意して、汗をかきすぎた時などは着替えましょう。これで、かなり肩こりの予防になります。
また、夏場の入浴はシャワーのみになりがちですが、なるべく肩にシャワーを当てるなどして温めることをお勧めします。

次回のコラムは、ご要望にお応えして、骨盤矯正についてです。

お盆

2005-08-12 | Weblog
当院は12日から17日までお盆休みを頂きます。

お盆という事でテンプレートも花火から思い出に切り替えました。

それでは、よいお盆をお迎えください。


頭痛について<その3>

2005-08-06 | 頭痛に関して
今回の頭痛は・・・群発頭痛です。
頭痛に関してのコラムはこれで最後となります。
他に命に関わるような危険な頭痛などもありますが、これは専門家のお医者様にお任せします。

群発頭痛とは、読んで字のごとく群発地震のような起こり方をします。
20~30代の男性に比較的多く、年に1~2回あるいは、2~3年に1回ほど現れます。

頭痛がいったん始まると、1~2ヶ月の間連日のように1日1~8回と群発的に起こります。
1回の頭痛は、1時間程度で自然に治ります。

<痛みの特徴>
片方の目、目の上、こめかみ付近が「えぐられる」ような激しい頭痛で、片頭痛とは異なり、じっとしていられなくなります。逆に片頭痛は、動けなくなります。
睡眠中に起こりやすい頭痛で、明け方に痛みで目を覚ますことが少なくないようです。
発作中は次のような症状が起こります。
・頭痛がする側の目が充血したり、涙が出る。
・鼻が詰まったり、鼻汁が出る。
・顔に汗をかく。
・まぶたが下がったり、腫れたりする。

<痛みの誘因>
片頭痛と同様に血管の拡張から起こりやすいようです。
特に飲酒によって誘発されますので、頭痛期には禁酒した方が良いみたいですね。入浴後に発作が起きる方は、できるだけシャワーにしましょう。頭痛が起きている期間には、血管を拡張させる行動は慎んだ方が無難なようです。

<対処法>
頭痛が起こりそうになったら、窓を開けて深呼吸を繰り返す。
痛む所を冷やす。
とりあえず手元にある鎮痛薬を飲む。(でも気休め程度で殆ど効かないようです)
一番良いのは、病院に行って純酸素を20分ぐらい吸入すると楽になります。市販の酸素はあまり効果ないみたいですが、まれに効果の出る方がいるようです。
群発頭痛かなと思ったら、医師に相談をするのが一番です。

★片頭痛[片]・緊張型頭痛[緊]・群発頭痛[群]の違い
・どこが痛む?
 片側時々両側・・・[片]
 両側・・・[緊]
 片側の目の奥・・・[群]
・どんな痛み?
 ズキンズキン・・・[片]
 圧迫、締め付けられる・・・[緊]
 突き刺す、えぐられる・・・[群]
・痛みの強さは?
 中程度~かなり強い、日常生活に支障をきたす・・・[片] 
 比較的軽い~中程度・・・[緊]
 きわめて強い・・・[群]
・動くと頭痛はどうなる?
 痛みが増す・・・[片]
 変わらない・・・[緊]
 痛くて動かずにはいられない・・・[群]
・頭痛以外の症状は?
 吐き気や嘔吐、光や音に敏感になる・・・[片]
 肩こりやめまい・・・[緊]
 目の充血、涙が出る、鼻水、鼻づまり・・・[群]
・痛みの周期は?
 1ヶ月に1~2回程度(年に数回のこともある)・・・[片]
 数日~毎日又はたまに・・・[緊]
 1~2ヶ月間に集中して毎日起こる(毎年繰り返す)・・・[群]

*片頭痛と緊張型頭痛の両方をあわせ持っている方も少なくありません。

■その他参考までに■
・朝痛い・・・・・[片](血管が緩むから)
・夕方痛い・・・・[緊](疲労が溜まるから)
・頭痛のまえにチカチカとした光が見える・・・・・[片](片頭痛の前兆)
・風呂に入るとひどくなる・・・・・[片]
 楽になるのは・・・・・[緊]
・アルコールでひどくなる・・・・・[片]
 楽になるのは・・・・・[緊]
・前頭部が痛い・・・・・[片]
・後頭部が痛い・・・・・[緊]
・いつも肩こりがひどい・・・・・ [緊]
・頭痛のまえにふわふわとしためまい感・・・・・[緊]

緊張型頭痛については、ちょっとした気配りで防止することが可能です。
これは、次回の「夏の肩こり」のコラムで、お伝えしようと思います。

暑い日が続きますが、みなさん夏バテには気をつけてくださいね。それでは、また。

頭痛について<その2>

2005-08-06 | 頭痛に関して
今回は、前回の続きで頭痛についてです。
前回は片頭痛でした。今回は緊張型頭痛についてお話します。

■緊張型頭痛の特徴
中高年に多い頭痛で、男女共にみられ、月に数回から毎日と様々です。
いつとはなしに始まり、ダラダラと持続します。(片頭痛は発作的)
そして、肩こりや顎関節症を伴うことも多いようです。

痛み方は片頭痛とは違い、多くは頭の両側が痛み、鉢巻をしてるような、帽子をかぶらされているよう
な感じです。圧迫感、緊迫感、頭重感が特徴です。日常生活への影響も軽く、仕事や家事は続けられます。

■緊張型頭痛の誘引
筋肉や精神の緊張をうまく解消できないなど、精神的・身体的ストレスで起こりやすい頭痛です。

<精神的なもの>
ストレス、不安、抑うつが長く続くと、交感神経の緊張が高まり、常に力が入っている状況が続き、筋肉の緊張を解くことができずに頭痛が起こる。

<身体的なもの>
・悪い姿勢(猫背)は、最大の原因です。最近ではテクノストレスと言いますが、1日中パソコンに向かって仕事をしていて、姿勢が悪くなる方が多くいらっしゃいます。
・首の骨に何らかの異常があったり、悪いカーブがある。
・枕の高さが高すぎる。
これらに思い当たる方は、首や頭を取り巻く筋肉に、悪い姿勢のため負荷がかかりやすく、筋肉が収縮し凝り固まって頭痛が起こりやすくなってしまいます。

▼痛み止めをよく服用される方
特に注意が必要です。放っておくと薬物乱用頭痛に陥ります。簡単に言えば、薬によって痛みに敏感になってしまい、我慢できずまた飲んでしまう。飲むと楽になりますからね。痛みの悪循環です!!
※薬物乱用頭痛の判定法
・定期的に毎週3日以上薬を飲んでいる。
・薬の効き目が悪くなってきている。
・頭痛で目が覚める、もしくは朝起きた時から頭痛がする。
上記のような方は、痛みの悪循環にはまってきていませんか?

▼顎関節症の方
以前は、噛み合わせが原因とされていましたが、最近ではストレスによる、睡眠時の食いしばりや歯ぎしりが主な原因に挙げられています。
ストレスが溜まり睡眠時に歯ぎしりすることにより、過度にあごの関節付近の筋肉が硬くなり、首、頭部の筋肉も萎縮して血行不良となり頭痛が起こる。起きている時に歯ぎしりをして下さいと言われても、そう簡単に出来るものではありませんよね。睡眠時の歯ぎしりには、実は相当な力が加わっているのです。

■緊張型頭痛の対処法
緊張型頭痛はストレスが直接の原因であり、筋肉が収縮しているだけでは頭痛は起きません。そこにストレスが加わると、たちまちコリ(阻血性筋収縮)が生じるのです。

<精神的なストレスを解消しよう!>
仕事ばかりの生活ではなく、休日を満喫しましょう。
入浴や適度なアルコールを飲むなど、リラックスしましょう。
散歩やジョギング、ウォーキング、水泳、ストレッチ体操等、適度な運動をしましょう。
個々の趣味を楽しみましょう。

<身体的なストレスを解消しよう!>
原因となる悪い姿勢を正す。
猫背、前かがみのうつむき姿勢を正す。
デスクワークでの腰が曲がっている姿勢、足を組んでいる時などに、顔が前に突き出してしまう方は元に戻しましょう。
デスクワークのお仕事をされている方。考え事はなるべく斜め上などを見ましょう。1時間に10分ぐらいは、遠くを見たり、お茶を飲んだり、新鮮な空気を吸って休憩しましょう。
凝った箇所をほぐす。
蒸しタオルをあてて、血行をよくします。

<その他>
貧血や低血圧、運動不足の解消をしましょう。
貧血や低血圧は、筋肉の血流低下を生じやすく頭痛・肩こりの原因となります。食事はバランスよく摂取し、適度な運動を取り入れて、健康管理をしましょう。

■さて、次回のコラムでは、頭痛シリーズの最後です。群発性頭痛について、お伝えします。
ご期待ください!



頭痛について

2005-08-06 | 頭痛に関して
頭痛には、2種類あります。
・ある病気の一症状として起こる頭痛 → 症候性頭痛・・・危険な頭痛  
・原因はあるものの病気でない頭痛 → 機能性頭痛・・・比較的安全な頭痛

症候性頭痛とは、クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、緑内障により引き起こされる頭痛です。
機能性頭痛とは、慢性頭痛や習慣性頭痛とも言われており、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛に分類され、頭痛の約90%を占めています。

今回は、機能性頭痛の片頭痛についてお話します。

■片頭痛の特徴
一言で言うと、月数回、発作的に起こる、とても辛いズキンズキン頭痛です。しばしば吐き気を伴います。
・成人の1割弱(8%)が片頭痛持ちです。
・女性に多い頭痛です(男性の4倍)。
・思春期ごろから起こるようになり、60歳頃に終ります。最盛期は30歳代です。
・片頭痛の1/4は子供時代から既に始まっています。ほとんどの人が30歳までに発病します。
・月に1~2回、少なくて年数回、多い時で週に1回程度繰り返して起こります。
・夕立のように、発作的に起こります。
・片頭痛が持続するのは、短くて4時間程度。長くて2~3日。
・頭痛の部位は、頭の片側のこめかみから眼のあたりです。ひどくなると頭全体が痛みます。
・片頭痛という病名にも関わらず、4割の方が両側の頭痛です。後頭部が痛む片頭痛もあります。

痛み方は、初めは脈打つように「ズキンズキン」或いは「ガンガン」と痛みます。
ひどくなると拍動感がなくなり、持続的な痛みとなります。その痛みは「日常生活がとても続けられない」ほどの強さです。仕事が手につかず、ひどいと寝込んでしまいます。「階段の昇降など日常的な動作により頭痛がひどくなる」というのも片頭痛の特徴です。マッサージや入浴、体操は片頭痛を悪化させます。

次回のコラムで紹介する予定の緊張型頭痛との大きな違いは、以下のようなものです。
・片頭痛は、しばしば吐き気や嘔吐を伴います。
・片頭痛の最中は、光や音に対して過敏になります。光がまぶしくて仕方がなくなります。周りの音や声が、がんがんと頭に響きます。臭いにも敏感になります。
・片頭痛を起こしやすい体質は遺伝します。といっても片頭痛は遺伝病ではありません。父親よりも母親の方の影響が強いのが特徴です。母親が片頭痛だと、子どもの半数に片頭痛があらわれます。

片頭痛には前ぶれもあります。
新聞などを読んでいると視界にチカチカした光が現れ、これが大きくなるにつれて新聞が読みにくくなる。このような現象が、20~30分続き、前兆が終わると激しい頭痛に襲われます。

■では何故片頭痛が起きるのでしょうか?
血管説・神経説・三叉神経血管説などの説がありますが、具体的には以下のことが誘因となるようです。

<片頭痛の誘因>
a.. ストレスは、片頭痛の有力な誘因となります。
ストレスを感じている時は血管が緊張しているためか、頭痛は起こりませんが、ストレスから開放された時に血管も緩み、片頭痛が起こります。忙しい仕事から解放される休日になると片頭痛が起こり、楽しみにしていたことがフイになってしまう方がいます。このような頭痛を特に「週末頭痛」といいます。
b.. 飲食物ではチョコレート、ワイン(とくに赤)、チーズ(熟成)、柑橘類、ナッツなどが関係すると言われています。しかし酒類以外は、あまり誘因にはならないようです。
c.. 血管を広げる薬(狭心症の薬など)は片頭痛を誘発します。
d.. 空腹(低血糖)は、片頭痛の原因のひとつです。
e.. 人ごみや騒音、まぶしい光など物理的刺激や悪い環境も片頭痛を誘発します。
f.. 不眠も寝すぎも片頭痛のもとです。「週末頭痛」は寝すぎもその原因のひとつとなります。
g.. カフェインの摂り過ぎは、頭痛のほかに「めまい」の原因にもなります。

●女性と片頭痛の関係
片頭痛は思春期を迎えるまでは、男女差がありません。思春期以後では女性で片頭痛をもつ人は男性の4倍となります。これは片頭痛に女性ホルモンが関係することを示しております。生理の前後はホルモンが急激に変化するために片頭痛が起りやすくなります。これを月経時片頭痛といいます。ホルモンが安定する妊娠中は片頭痛が起こりにくくなります。

●ダイエット頭痛
空腹による低血糖は頭痛の有力な誘因となります。朝、ぎりぎりまで寝て、朝ごはんも食べずに登校や出社するのは、頭痛を起こしてくださいと言っているようなものです。極端なダイエットも、低血糖になるため頭痛の原因になります。偏ったダイエットを長期間続けると貧血になり、頭痛が頻繁に起きます。ダイエットの基本はバランスのとれた食事を三食きちんととり、ウォーキングなど運動でカロリーを消費するのが正しい方法です。運動もしないで食事を摂らずに痩せる・・・これは間違った方法ですよ。

☆ちょっと余談ですが・・・☆
片頭痛と偏頭痛がありますが、どっちが正しい?
実は、どちらも正しくて同じ頭痛です。
医学用語では、片頭痛が正式の用語らしいです。

■片頭痛の予防法
昼寝を避けて規則正しい睡眠の習慣をつける。
規則正しい食生活を心がける。(血糖値も一定に保つこと)

■片頭痛の対処療法
暗室で衣服を緩めて横になる。
頭部への温熱・冷却を反復する。(額から側頭部に、5分おきに温・冷のタオルを交換して当てる)



骨盤臓器脱・頻尿・尿漏れなどについて

2005-08-06 | 骨盤矯正
女性は、出産や加齢で骨盤底の筋肉や靭帯がゆるむと、性器脱や排尿障害が起きてきます。
特に3人以上の出産経験がある、巨大児の出産経験がある方は特に注意が必要です。

現在、美容への関心が高まり、出産前のようなプロポーションに早く戻りたい、たるんだお腹のままでは嫌という理由で、出産前後に矯正下着を買って着用している方が多いようです。マタニティー雑誌等の広告でも、「産後○○ヶ月が体形戻しの勝負!」とか書かれていて、こんな言葉に踊らされているのでは??実際、補正下着の売り上げは、5年ほど前から伸びているそうです。
しかし、産後すぐに補正下着を身に付けて、果たして良いものなのでしょうか?

確かに補正下着によって、骨盤周りは圧迫を受け痩せた様に見えるし、特に服を着ればきれいなスタイルが保たれますね。ですが、出産で産道、膣、膀胱が傷んでフニャフニャの産後早い時期に補正下着を着用して、上から締め付け過ぎると、子宮や膀胱尿道は下に押し出されてしまいます。また、くしゃみや咳、階段の上り下りなどで腹圧がかかる時にも腹壁が膨らまないため、逃げ場を失った圧力が骨盤底筋肉を下に押し下げます。
骨盤底筋肉は、内臓を支える役目を果たしており、出産時には最大限押し広げられています。通常では1~2ヶ月で自然にほぼ戻るのですが、上記のように腹部を締め付けすぎると、切れたり伸びきったゴムのように戻らなくなって傷つけられてしまい、子宮脱や尿失禁が起こる可能性があるのです。
また、締め付けで脚のむくみも同様に現れ、血行が悪くなって子宮の回復も遅くなるのです。

腹部は1年ほどかけて元のプロポーションに戻すのが普通です。
また、産後1ヶ月間は何もせずに安静にする事が、一番大切です。
出産における体力の回復、精神の安定、ホルモンバランスの回復などなどの為に。
腹筋などの筋力トレーニングも、1ヶ月検診が過ぎるまで控えた方がいいと思います。

産後は、育児や仕事復帰、スタイルを気にするといった悩みや現実問題が積み重なってくると思いますが、休める時はゆっくり休息をとり、焦らずに健康体でいられるようリラックスして過ごしてください。無理は禁物です。

出産も非常に大切な出来事ですが、産後の生活も非常に大切です。
良き母でいる為には、健康が一番ですよね。がんばってください!




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変形性股関節症について

2005-08-06 | 脚に関して
変形性股関節症とは、関節軟骨の変性、摩耗により関節の破壊が生じ、これに対する反応性の骨増殖を特徴とする疾患で、原因が明らかでない一次性股関節症と何らかの疾患に続発する二次性股関節症があります。一次性は日本では15%前後と少なく、二次性が約80%を占めると言われています。

では、二次性とは?
代表的なもので先天性股関節脱臼、亜脱臼、臼蓋形成不全による亜脱臼性(脱臼性)股関節症があり、その他様々な疾患があります。

今回のコラムでは、先天性股関節脱臼(先天股脱)について書きたいと思います。最近では、発育性股関節脱臼と呼ばれています。1975年に行われた先天性股関節脱臼全国発生予防運動によって、発生率は以前と比較して約1/10に減少しています。男女比では1:5~9と女性に多く、また初産児に多い疾患です。

<なぜ先天股脱になるのでしょうか?>

・遺伝的要因
・関節弛緩の関与
出産直前母体から出る「リラキシンホルモン」(産道を広げて出産しやすくする)をたくさん浴びることにより、胎児の靭帯が弛緩してしまう。
・子宮内での胎児の異常位
単殿位(逆子)の状態が長く続く
・出産時の問題
骨盤位分娩(逆子)のため、胎児の下肢を強制的につかみ出産させる
・出産後の育児による問題
おむつやおむつカバーの不適切な付け方や、抱き方。
新生児、乳児の股関節や膝関節は曲がっているのが自然の状態であり無理に伸ばそうとしてはいけません。また、知らない間に伸びることを未然に防ぐ事も大切です。

以上の様なことが、要因だと言われています。

<予防策>

赤ちゃんには、なるべく薄いおむつ、おむつカバーを股間にあて、下肢の自由な動きを妨げないことが基本です。
赤ちゃんを抱く場合は、赤ちゃんとお互い向き合うようにするのが大切です。そうすれば赤ちゃんの下肢は自然な形をとり、ある程度自由な運動が可能になります。赤ちゃんを横にして抱くと、下肢の動きが制限されるので横抱きは避けるべきです。よく見られる間違いは、抱く時に赤ちゃんの股に手を入れるやり方です。このような抱き方をすると一方の下肢の運動が制限されますのでよくありません。赤ちゃんにミルクを飲ませる時も、赤ちゃんがお母さんの膝にまたがるようにします。

妊娠中、逆子とわかったら約30週ぐらいまでの間に逆子を直す体操をしたほうが良いでしょう。体操は主治医の指導のもとで行った方がよいでしょう。

さて、自分は先天股脱なのかどうか。
・子どもの頃、脚の矯正をしたことがある方。
・先天性股関節脱臼の方と血縁関係にある女性。
・股関節に違和感を感じる。
これらに思い当たる方は、一度専門医に診てもらう事をお勧めします。

<先天性股関節脱臼と診断された方へ>

もう既に治療を受けた方、まだ受けてない方様々だと思います。
治療を受けた方、その後の調子は如何なものでしょうか?
これも人それぞれで良くなる人、良くならない人がいるようです。なぜならば、股関節の骨に対して手術は行って改善したものの、筋肉や靭帯に関しては、治療前の筋の萎縮、関節の拘縮が残ったままの方がいらっしゃるからです。そのため筋疲労が起こり、神経を圧迫して股関節や下肢に違和感や痛み痺れを引き起こしてしまうのです。

この筋疲労が結構厄介なもので整形でのリハビリにおいても見過ごしがちであるところでもあります。ですから、リハビリを受けてもなかなか良くならない。

筋疲労を取り除くためには、やはり整体等でほぐしを施してもらい、痛みの元を少しずつ取り除く必要があります。関節操作も同時に行ってもらえる治療院が良いと思いますよ。

治療院の選び方も色々ですが施術前のカウンセリングでどのくらい説明とアドバイスをしてくれるかだと思います。その上で決めても遅くないと思います。今は、カウンセリング無料の治療院も多くなりました。カウンセリング後自宅に帰りその先生が正しいかどうかも、今は簡単に調べられますので、焦らず治療院選びをして下さい。

<まだ治療を受けてない方へ>
まず、検査を受けて現状を把握することがベストです。
医師から治療のことを説明されると思いますが、治療にも色々ありますので、自分の症状に合った治療かどうかを知るために、別の病院でも診てもらう必要があります。(セカンドオピニオンと言います)
最近は本当に便利です。このネットを使ってでも多くの先生からアドバイスをもらえるので、ネットもフルに活用してください。そして、自らが学んで正しい知識を持ち、病院へ行くことが大切です。

<まだ知らない方の為に>
40歳以上の変形性関節症の方は、介護保険の要介護・要支援者に認定されると、さまざまな介護サービスを受けることができます。
変形性関節症の方は身体障害者に関する色々な福祉制度の適用を受ける事ができます。受ける為には、身体障害者手帳が必要です。

●身体障害者手帳の取得により受けられる福祉サービス
更生医療の給付
所得税、住民税、相続税の控除
自動車税、自動車取得税の減免
新マル優制度の利用 (預貯金の利子の非課税扱い)
有料道路通行料金の割引
JR・私鉄・バス等旅客運賃の割引
タクシー料金の割引
駐車禁止除外指定車の標章の交付(標章を掲示することにより、駐車を禁止した場所
に一時的に駐車することができる)
補装具の給付(杖、補装靴等)
美術館等公共の文化施設の入場料の割引

上記の介護サービスや障害者手帳による福祉サービスには様々な条件がありますので、お住まいの市、区役所や役場の福祉課にお問い合せください。

尚、当院でも勿論相談も受けますし、多数の股関節症の方が治療に来られています。
完璧に痛み、痺れが治るというものではありませんが、症状の緩和や長期歩行は以前に比べると良くなるものです。しかし、患者様の生活習慣にも影響されますし、通院回数によっても異なり人それぞれですので、詳しく知りたい方は、メールでも構いませんので一度ご相談ください。
なお、東京近郊にお住まいの方は、東京中野にある野田カイロプラクティックセンターをお勧めします。こちらの治療院でも、股関節脱臼に関する相談など親切に対応してくれると思います





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静脈瘤について

2005-08-06 | 脚に関して
記念すべき、第1回目のコラムは、最近ちょっと気になる静脈瘤について特に、足にできる下肢静脈瘤に関してです。前半と後半の2回に分けてお送りします。

<静脈瘤はどのようにできるのか>

静脈は、筋肉の動き、圧迫によって血液を心臓に送り返しています。一定の間隔で弁が存在し、血液の逆流を防止しています。
しかし、血液量の著しい増加や血流障害が原因で、静脈が拡張し、逆流が生じることがあります。 静脈内膜の損傷や炎症により血栓が生じると、更なる血流障害が生じ、弁の機能障害も起こり、逆流は一層促進され、なかなか元の状態に戻らなくなります。
逆流が生じると、血流障害が更に進展され、静脈はますます拡張、腫れてコブを作り蛇行します。これが静脈瘤です。

<静脈瘤になるとどうなるのか>

下肢静脈瘤になると、足が重く感じ疲れやすく、立っていると下肢(足全体)がむくみ、夜にはふくらはぎの筋肉の痙攣などが起こります。下腿(膝より下)に皮膚炎や強い痛みのある皮膚の硬結を起こすことが多々あり、更にひどくなると皮膚の栄養障害から潰瘍ができます。悪性の病気でないので、放置されたり、間違った治療をされることが多いのです。
正しくこの病気を理解すれば、簡単な方法で症状を軽減できます。生まれた時のようなきれいな状態には戻せませんが、下肢の血液の流れを正常に戻し、日常生活にも困らない状態にはできます。
専用靴下を着用すれば下肢に血液は溜まらず、静脈瘤の症状はすぐ取れます。副作用もほとんどありませんし、靴下の種類を探し、自分に合うものを着用すれば静脈瘤は現状よりは悪化しません。起床時、立ち上がる前に必ず着用、一日中履いている必要があるため、慣れないと少々辛いかも。
取扱い書、専門スタッフ、医師の指示に従い正しい知識で着用することをお薦めします。
また、旅行時などの下肢の深部静脈にできる血栓(エコノミークラス症候群)の予防にもなり、命を救うこともあります。最近はデザイン性にも考慮した様々な種類の靴下があります。
下肢静脈瘤は悪性ではありません。しかし、生活する上で日常生活に色々な障害をもたらす病気です。健康と思っている人の約半数が何らかの静脈瘤を持っており、年をとるに従い症状を訴えるようになるのです。下肢静脈瘤、怖いですね。潰瘍なんかできたら大変なことです。

<静脈瘤を予防するには>

・長時間立ったまま、座ったままでいないこと。
・寝る時に両足を心臓より高くして寝る(心臓の弱い方はやめてください)。
・体調、体重の管理、太りすぎに注意。特に女性は、ガードルやパンティストッキングなど太ももの位置を締め付けるもの、ウエストをきつく締めるようなベルトは避けましょう。
・弾性ストッキングは起床、立ち上がる前に履くようにしましょう。
・脂肪分 塩分 砂糖を控えましょう。水分を多く取り、ビタミンCとEを取りましょう。
・立ち仕事の場合、足の血液の循環を良くするため、できるだけストレッチと運動をしましょう。
・禁煙しましょう。喫煙は血圧を上昇させ静脈瘤を悪化させます。
・足を組んだり、正座は避けましょう。静脈の流れを悪化させます。
・休憩を取る時は足を15-20cm上げて、心臓より高い位置にくるようにしましょう。
・ハイヒールを避け、かかとの低い靴を履きましょう。

 上記以外にもこの様な方も注意!
 1、妊婦さん。
 2、O脚気味、もしくはO脚の方。
 3、歩いているとスカートが変に回る方。
 4、ズボンの股関節部に偏ったしわが寄る方。
 5、片足立ち(休めの姿勢)の癖がある方。
 6、膝を曲げてお尻をべったり地面につけ、その際足首が外にある座り方をする方。

 3~6の方は骨盤に歪みのある方です。

 O脚、骨盤の歪みによっても静脈が圧迫され静脈瘤になる危険性もあります。何故かということは、O脚、骨盤のコラムで書きますので、その時までのお楽しみ。

<最後に...>

 色々と静脈瘤の形成や症状、予防について書きましたが、要は日頃のちょっとした注意や生活習慣の改善で予防できるものでもあります。
 当院では、病気や症状に対してのアドバイスやO脚矯正、骨盤矯正も行っていますので、気になる方はご相談、ご来院ください。




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