ダブル介護の憂鬱

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歯は大事だよ

2024-05-15 22:36:52 | 日記
今日は定時に上がり、実家へ。
夫が母の見守りをしてくれていて、一息つく暇もなく、歯医者へ。
母「どこへいくの?」
「歯医者ですよ。さあ、行こう」朝、言ったけどなあ。今日は歯医者行くよって。
嫌そうな顔をしていたけれど、車へとせき立てます。歯の治療をすませていないと、手術を受けられないからね。今日のミッションなんで、よろしく。
治すところはたくさんあるのだけれど、とりあえず最低限の処置をして貰って、手術を受けられる状態であることの証明書をもらいました。
まずはよかった。

思い返せば2年前の冬、急性大動脈解離で入院した時、入れ歯をなくしたのがそもそもの始まり。
リハビリ病院から退院して自宅に帰って来て、最優先事項として歯の治療を挙げた私と父でしたが、「今はいい」「ゆっくり考える」「順々にやるから、急かさないで」「とにかく今は行きません」の一点張り。
「入れ歯がなければ満足に食事もとれなかろうに。待ったなしだと思うんだが」と頭を抱える父。
訪問歯科医に来てもらっては?というケアマネさんの提案には、「カルテのあるかかりつけのR歯科に行きたいので結構です」
「R歯科まで車を出すよ」と私が言えば、「ちょっと待って。急かさないで。私の気持ちも考えてよ!」
ここで、なんで「気持ち」が持ち出されるのか? なんなんだ??とアタマに来たことも。

そのうち、「まあ、いいか」という気分になってきました。歯医者に誘おうとすると険悪なムードになってしまうし、入れ歯がなくても、なぜか食事の時に困ってなさそうだし。
そもそも、歯、磨いてないし!
「歯磨きして」と声をかけると「もう磨きました」と答えます。そんなわけなかろう。それは嘘。
だからと言って「口、開けてねー。」と優しく話しかけて歯磨きしてあげるのは、何か違う気がする。だって自分で磨けるのに。
それに、自分の子(小さい頃の)ならともかく、親のはいやだなあ。(酷いことを言ってるのはわかってるけど。) 介護職の人は、偉いなあ。

歯の状態はさぞかし酷いと想像してました。
今回は事情が事情で、有無を言わさず連れて行ったのだけど(かかりつけのR歯科)、口の中がどうなっているのか、怖かった。あ、母も怖かったから受診を渋っていたのかな? たった今、気づいたよ。
さぞかし酷かろう口の中については、前回受診して、歯が折れていて、根っこが虫歯になっていると言われました。なんてこと!
ただ、「手術が控えているならば、取り敢えず必要最低限の処置をしましょう。急いでいるようなので、2日で終わらせましょう。」
というありがたい提案をいただきました。その2日目が今日だったわけです。
やれやれ。

歯は大事。
歯をおろそかにすると、見た目もだらしなくなる気がする。口元が老けると、顔が現れる。
実は私、割とテキトー歯磨きで生きてきてしまい(あの母にしてこの子あり?)、今頃になって、とても後悔しいます。大きな口を開けても大丈夫な白い歯の人は偉い。ああ、私は、、、
いやいや後悔しても始まらない。今からでも頑張って、歯を守らなくちゃ。
歯が9本以内の高齢者と14本以上の高齢者では、認知症を始め健康面で明らかに違う傾向があるそう。
これ以上、1本たりとも歯を減らさないぞ!(これまでも親知らず以外、減ってないけど)
そう決心して、話題の電動歯ブラシを購入し(ウエル活でためたTポイントを使いました。お客様感謝デーの日に。さよならTポイント記念と自分一人で納得)、せっせと磨いているこの頃です。

先日の面会の時、父に「お母さん、R歯科に行ったよ」と言ったら
「おお、そうか。そりゃ、よかったなあ。よかったなあ。」
絶望の淵にいる父が、久しぶりに笑顔を見せた瞬間でした。


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