ダブル介護の憂鬱

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反対側から見てごらん

2024-06-25 20:44:52 | 日記
職場で、もう何年も前から親しくしてもらってる人に、久しぶりに帰りがけに出会った。
父が母と同じ老健に入所することが決まったこと話すと、「よかったじゃない」と言ってくれた。
「なかなか同じところに入れないんじゃないの?。」って。

父も母も、私が家で介護すれば、自宅で生活することは不可能ではなくて
それを思うと微かな罪悪感があることも事実。
本当は、家に帰りたいのだろうなあ、、、
「これでよかったのかな」
そんな思いを話したら
「良かったに決まってるじゃない。自分がつぶれちゃうよ」
「そうかな、そうだよねえ、、、」
歯切れの悪い私に、彼女は言った。
「お子さんである〇〇さん(私の名前)が、大変なのをご両親は望んでいないってば。親って、子どもの幸せを願うものよ」
「まあね、、、」
「見方を変えてみて。〇〇さんが介護される立場だったらどう? お子さんが大変な思いをすることを望む?」

あ、それは嫌だ。 
子どもに迷惑をかけたくないと言うんじゃなくて、
単純に悲しい。
子どものことを思うと、切なくなる。
私の大切な子どもたち。
今だって
何かプレゼントしてくれたり、手伝ってくれたりするたびに、ありがとうって思うと同時に、切ないような、そんなにしてくれなくてもいいよというような、勿体無い気持ちというか、なんとも言えない気持ちになる。

「ご両親も同じだと思うよ。反対側から見てごらん」

介護を経て、すでにご両親を見送った彼女ならではの、人生のちょい先輩ならではの言葉に腑に落ちた。

本当にね。
物事は、一面からだけ見てると、見落とすことがあるね。
見落とすこと、それは、両親の気持ち。


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