人の心はよく見えるものですが、一方これ程分かりにくいものもないなと思います。
表の顔や行動の裏には必ず本音が隠れています。表の顔と裏の心理が合致している時もあれば違う時もあります。
私は人間心理はかなり興味がある方ですのでそういう系の本は大好きで、けっこう読み漁りました。
人間関係は人間界の究極のテーマでもあり課題でもありますね。
人間関係でいつも悩む人もいれば、無難に付き合える人もいます。またどこに行っても人間関係でぶつかる人もいます。
毎回同じ事で悩んだり立ち止まる時は、その人のやり方や考え方に何か問題があるのじゃないでしょうかね。
同じ系統の問題が常に起こるという事は、その課題をクリア出来ていないからだと思います。
人の心はよく見えますが自分の心ぐらい見えないものもないですね。
何故自分の心が見えないのか。自分自身の心は常に曇っています。自己中心的な損得勘定や意地やプライド、さらに良く思われたい心などが隠れているから
自分自身の心の奥でそれらをどうしたいのかの駆け引きが行われている為に心は曇ります。
人間関係を上手く乗り越えている人たちは、自分の考えに固着していないのと、また相手の立場でも考えれる客観的冷静さがあります。
更にはシンプルに物事が見れるという事ではないでしょうか。あれこれと心を曲げて見ていないのだと思います。
その冷静さは、問題が自分に起こっているか他人事かで冷静さが違って来ます。
逆にいつもトラブルが起こる人は、その場の状況判断に陰りがあって自分の目線でしか見れないという事ではないでしょうか。
また自分自身の感情のコントロールが上手く出来ない場合は、感情で言葉を言い、感情でものを見、感情で判断する為に失敗しやすくなると思います。
心と感情は違うと思います。心はコントロール出来ますが感情は出来ない時もあるという別次元の心の状態になると感じます。
人の心を見る時は自分の感情のブレーキが無く冷静なのでよく見えますが、自分自身の場合は損得の気持ちやプライドなどの感情が邪魔をして
冷静に正しく見れなくなってしまうのでしょうね。相手の立場や自分の周りの状況が見れるのは自分の感情が邪魔をしていない状態だと思います。
人間関係の基本のカギは誠実さだと感じます。人によって態度を変えたり、その時々で言葉が変わるのは信用度が薄れますね。ブレない心も大切だと思います。