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東フィル「トゥーランドット」

2015-05-16 16:11:07 | 音楽・お仕事日記
ゴールデンウィークあけてからすぐに、オペラ「トゥーランドット」の稽古が始まりました。
東京フィルハーモニー交響楽団(東フィル)の演奏会です。

久しぶりに新国立劇場合唱団の皆様とご一緒させていただきました。
合唱指揮は富平恭平さん。

連日の稽古でなかなかハードでしたが、やっぱりこういう作品って弾いてて燃えます。
毎回へとへとになるくらい全力で弾ききって、充実感いっぱいです。
冨平さんの練習の積み上げ方も、いつもながらお見事です。
無駄のない練習は、とっても気持ちがいいものです。

初めてお目にかかる、指揮者のアンドレア・バッティストーニさん。
素晴らしい指揮者だとあちこちで耳にしていましが、その噂どおりでした。
緊張しながらも、とってもしあわせな時間を過ごさせていただきました。



昨日はオケ合わせ。
舞台上には、びっくりするぐらいたくさんの種類の楽器、そして銅鑼などの打楽器もいっぱい。
奥行きのあるオーチャードホールの舞台ですが、人がいっぱいすぎて、窮屈そうに見えるくらいです。



オーケストラのゴージャスな響きと、人の声という最高の楽器から奏でられる音を全身に浴びて、細胞が喜んでおります。そんな感じ。
いいなぁ、オケ
これからも私は、ピアノを弾きながらオケに憧れ続け、少しでもこの響きに近づきたくて頑張るんだなぁ、なんてことを思っていました。

オーチャードホールに行ったら、やっぱりお茶はドゥ・マゴ。
で、タルトタタンだよね


久しぶりに食べました。
むふふって笑みがこぼれるくらい、美味しかったです。



外を歩いてると、どこを見ても新緑が美しくて、大好きな5月を心から楽しんでいます。
ほんとにいい季節。



今年に入ってから、アメブロのほうで毎日書くようにしているのですが、不思議なもので、慣れ親しんだヤプログで書くほうが手がすいすい動くのです。
あちらはまだ、「よそいき」な私が書いてるのかな?










八王子クリンゲンコア☆

2014-12-18 20:29:27 | 音楽・お仕事日記
八王子と東京交響楽団のパートナーシップ提携事業の一環として、今年の七月から活動が始まった八王子での合唱団。
八王子クリンゲンコアという名前もついて、宇野徹哉先生のご指導のもと毎週充実した練習が行われています。

ここの新しい試みとしては、個人ヴォイストレーニングを取り入れたこと。
もちろん希望者のみですが、普段、発声練習などの中で言われていることを自分が出来ているかどうか確認できたり、自分に今必要なスキルを教えてもらったり、人気企画となっています。

私は八月は一ヶ月お休みをいただいてたのですが、一ヶ月ぶりに皆さんの声を聴いたときに、その変化に驚きました。
宇野先生のご指導がもう成果となってあらわれていることを実感しました。
もともと意識の高い方がお集まりくださったということもあるのでしょうが、実は発声を変えるというのはなかなか大変なことなので、この期間での変化にはホントにビックリ!


来年1月24日の本番を前に、先週12月10日にはプレコンサートという形で、ピアノ伴奏にて発表会をしました。

ソリストも団内でオーディションをして決定。
このオーディションも、練習の後に行われたのですが、けっこうたくさんの方がオーディションを聴くために残っていらして、その関心の高さもうれしく思いました。
プレコンサート当日は、たくさんの方が聴きにきてくださり、合唱団のみなさんもいい演奏されていたと思います。
この段階で、こういう場があることによって、合唱団としてひとつのものを作った!というような連帯感のようなものも感じられましたし、もちろん今後の課題も見つかったので、とてもよかったです。


昨日はマエストロ飯森範親さんがいらしての練習。
私は当初、伺えない予定だったので、いつも信頼するピアニストさんにお願いしてたのですが、予定変更になり空いたので、見学にいってきました。
客観的に聴くことができ、これまた「こうしたいな」とか「このパートはここがポイントかな」なんてこともたくさんデータ収集できたので、次回以降の練習をどうぞお楽しみに(笑)





またあらためて演奏会のご案内させていただきますね。
1月24日、オリンパスホールです。












和声のこと

2014-11-30 18:46:25 | 音楽・お仕事日記



こんな資料作ってみましたー、と先日書いたら、Facebookのほうでも、また実際にお会いする方々からも、けっこうな反響がありまして。
楽典や和声については、いつか勉強しなきゃしなきゃと思っていてもなかなか手がつけられない、とか、どこから始めていいのやらっていう、とか、そんな声をたくさん聞きました。
こういう観点から楽譜を見ることの必要性をアマチュアの皆さんんも感じてらっしゃるんだなーと実感。
講習会しようかな(笑)
需要あるかなー。






そんなわけで、これをお渡しした団体では、その翌週に私がプリントの内容を説明する時間をくださいました
まだまだ、大人数にむかって説明するのは修行がたりません。
でも、そのあと先生がいい感じに、プリントを練習にいかしてくださって、そのときは効果があったのです!いつも和音が決まらなかったところが、ピタッときて。
うわー!手間暇かけてお節介プリント作ってよかったー!と思ったのでした。


先週の練習には伺えなかったので、今日これからが、そのとき以来の練習。
あのときと同じような効果が残ってるとは期待し過ぎずにいきますが、やっぱりちょっとは期待しちゃう(笑)




それではいってきまーす!

















贅沢な時間

2014-11-14 17:39:14 | 音楽・お仕事日記
来月、ミューザ川崎シンフォニーホールの開館10周年記念コンサートがあります。
演目はマーラー作曲 交響曲第8番『千人』。
(チケットは早々に完売になってしまったそうです)
大好きなこの作品に、5年前の開館5周年記念コンサートに続いて関わらせてもらえること、とってもしあわせなのです。

そして、なんと今月に入ってから2回も、ミューザのホールを使わせていただいてのリハーサル、という超贅沢な時間を味合わせていただきました。

本番と同じように皆さんがP席に座り、ピアノが舞台のど真ん中。
ピアノがいつもと反対側向いてるのは、合唱団員さんのほうに音がよく聴こえるようにです。


ピアノのとこから見た景色はこんな感じ。
とにかく楽器もホールも気持ちよく響いてくれて、至福の時間でした。

稽古場でいろいろためしていたことが、この空間にきたときに通用することもあれば足りないこともあり。
それはホールでやってみないとわからない数々。それをこれから本番まで、稽古場に戻って調整していきます。そんなことができるなんて、本当にしあわせで贅沢なことです。

休憩中もピアノの前から離れたくなくて、ちょっとでもこの空間で音を出していたかったのですが、その姿を団員さんが撮っててくれました。


この写真、タイトルは「MUZAひとりじめ」だそうです。


またこの空間で弾けますように




そして、こんな大曲に挑みつつ、そしてこの公演にのるための出演オーディションを一ヶ月前に終えたばかりなのに、今日はまた別の公演の出演オーディション。本当にタフな皆様です。
「練習の成果が悔いなく出せますように」
そんなことを願いながら、心の中で精一杯のエールを送りながら、今日も一回一回大切に弾いてきます。










楽典とか、和声とか。

2014-11-09 21:47:41 | 音楽・お仕事日記
数週間前のこと、第九の練習のときに和音の話になりました。

「ここはソシレの和音のだから、ソプラノは第5音で、テノールが第3音を歌ってて・・・」みたいな話が次々出てくるうちに、わかる人はウンウンだし、わからない人はポカーンとなってきて。

それを見ていて、お節介ながら、こんなものがあれば少しは助けになるかと、先生に許可をいただいて作ってみました。

作ろうかなーと思ってから、早や数週間。
忙しくて、ついつい「宿題」が後回しになっておりましたが、今日の午後お仕事入ってなかったのでようやく着手。

超!入門編ということで、三和音の説明と、そこの部分がどんな和音構成か、というだけにとどめました
ほんとは調性のことやら、転回形についても書き込みたかったんだけど、あまり詰め込みすぎても混乱するかなーと思って。
こんなこと知ってるよー、という方もたくさんいらっしゃるだろうと思うのですが、こういうものが必要だったという方の手元に届くといいなと思います。
これを知ったからといって、音程が即座に良くなる!というものではないかもしれませんが、少なくともその瞬間のハーモニーにおける、ご自身のパートの役割を知っていただけるかなということと、もうひとつは楽譜を読むきっかけになってもらえたらいいな、と思ってます。


今日は本番の指揮者さんがいらしての稽古だったので、来週ちょっとだけお時間いただいてお話する予定です。

パソコンを駆使したら、もっとキレイに作れそうですが、コピー&手書き&切り貼り、というなんともアナログな感じですね(笑)


紙に残る以上、間違いがあってはいけないので、楽典の本を引っ張りだしてきました。
下のは高校受験のときに使ってたもの、上のは大人になってから買ったもの。
楽典とか和声とか、決してキライではない私。むしろ、好き
楽典の本も久々に開いたら興味深くて!
読み直してみようと思ってます。



そして、五線紙を探してるうちに高校時代の和声の授業のノートも発見!
よく今まで手元にあったなぁ。

学生時代の、唯一手元に残っているノートかもしれない。