しねまき ~月刊シネマ鑑賞記~

毎月、劇場で見たすべての映画の記録です。

2004年7月の感想記

2004-07-30 | しねま感想記(終了)
劇場鑑賞本数 26本

世界の中心で、愛をさけぶ
小さな世界を描く行定ワールド炸裂。そして故・篠田さんの映像美。基本的に難病モノは苦手なのだが、極力、病苦のシーンを減らし、普遍的な青春映画に仕上げた。「また逢う日まで」を彷彿させるシーンは見事。オリジナルキャラの柴咲コウさんのエピソードが批判されているが、うまく絡めているように思えた。

シルミド
まるで東映ヤクザ映画のようなワケあり連中が、韓国秘密部隊に仕立て上げられる。島での訓練という密室劇の緊張感、終盤は一気に本土へ解き放たれる。国によって翻弄された男たちの友情や葛藤、運命が心に迫る。

21グラム
事故死させた男、事故死の男から心臓を移植してもらった男、事故死した男の妻のドラマ。時間と空間をごちゃ混ぜにし、最初は頭を整理するのでいっぱいだが、その設定と人物描写に圧倒される。見応え十分の力作。

カレンダーガールズ
これは究極のホラーである。「スクリーム」の中で、一番怖かった映画はという問いに、「ショーガール」が挙がっていたが、ワタクシは断然、本作を推す。熟女の裸ではない。老女の裸なのである。ああ怖い。が、この怖いもの見たさの心理を的確に捉え、実話をベースに企画した製作陣は、あっぱれである。

ブラザーフッド
朝鮮戦争に翻弄される兄弟の壮大な叙事詩。CGも含めた映像は、もはやハリウッドに引けを取らない。そこに韓国映画お得意の泣きが入るから、それ以上のドラマに仕上がる。絶対、日本人には作れないところが悔しい。

スキャンダル
ラクロの「危険な関係」を大胆に翻案。恋愛ゲームが純愛に変化していくさまを丁寧に描いて、見応えがある。ぺ・ヨンジュンが「冬のソナタ」の面影などなく別人なのが功を奏している。

スパイダーマン2
続編なのに、前作並みの心からの感動を覚えた。相変わらずダメ人間のしょうもない日常ネタ、くだらないギャグを散りばめながら、苦悩するヒーロー描写が確実に心を掴んだ。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という叔父の言葉。そう、スパイダーマンは、正義のためではなく、贖罪のために闘っているから哀しいのだ。

永遠の片想い
男女3人の青春恋愛映画。幼稚な描写、甘ったるい展開、そしてよく考えると、支離滅裂な設定……でも、いいのだ。「ラブストーリー」のソン・イェジンに目が向くはずなのだが、「ブラザーフッド」の一見ブサイクなイ・ウンジュの方が断然いい。清楚なお嬢様より、明るく元気な女性の方が魅力的だからである。

ラブドガン
永瀬正敏×宮崎あおい×新井浩文×岸辺一徳による殺し屋たちの物語。娯楽にせず、万人受けしそうにない独特の描写に、オリジナリティを感じさせる。演技、シナリオ、映像がうまい具合に融合した。

恋愛小説
金城一紀さんの原作をWOWOWがドラマ化。あまりの出来の良さに、劇場公開してしまった作品。まず映像が綺麗すぎる。このままだとフィルムはなくなるに違いない。そして感動のストーリー。もし、自分の特殊な能力が、相手を不幸にしてしまうのだとしたら……それでも恋に落ちた男女の哀しい運命のドラマ。その設定と描写に、思わず泣きそうになり、やばかった。どんな役でもこなす小西真奈美さんは、ホント不思議な女優。

69 sixty nine
当時の人が見たら怒り出すかもしれない。セリフは聞き取れず、描写は時として上滑りし、内容も焦点がずれているにもかかわらず、とにかく元気な映画。見ていて、スカッとする。「人生は楽しんだもの勝ち」というセリフが胸に響く。

2004年6月の感想記

2004-07-19 | しねま感想記(終了)
劇場鑑賞本数 18本

純愛中毒
日本の「秘密」のような設定、兄弟版かと思いきや……予想は当たったけど、この展開はお見事。脚色を担当したのが、「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督というのも興味深い。

ビッグ・フィッシュ
T・バートンがこんなに泣ける作品を作るなんて、「シザーハンズ」以来か。おとぎ話のようなエピソードは彼の得意中の分野。あくまでもリアリティーを忘れない描き方といい、いつもはやりすぎなのを抑えたのも成功した秘訣。父と息子の話には弱いので、特にクライマックスは今にも涙しそうになった。

天国の本屋 恋火
最初の天国の描写や説明で、駄目かもしれないと感じたが、途中から一気に篠原ワールドに発展。弾けなくなったミュージシャン、花火、あの世……といえば、まさに「月とキャベツ」と同じ設定。それにしても、竹内結子さんの往復ビンタって痛そう!

深呼吸の必要
これももろに篠原ワールド。黙々と刈る姿は出世作「草の上の仕事」を彷彿。本作では良質の脚本を得て、見事な役者のアンサンブルを展開させた。特に、観客に想像させる、という手法は素晴らしい。登場人物たちは最小限にしか説明しないので、その過去を我々は自由にイメージできる。そしてエンディング後の彼らの姿も思い描くことのできた、非常にすぐれた感動作だった。

下妻物語
悪ノリしすぎの展開についていけるか心配だったが、杞憂に終わる。むしろ対照的な2人の友情物語として、しっかり描かれていたことを評価する。脇のキャラクターも魅力的。

2004年5月の感想記

2004-07-19 | しねま感想記(終了)
劇場鑑賞本数 29本

チルソクの夏
70年代後半の日韓の高校生の恋を文字通り七夕(チルソク)のように描く。難点もあるが、水谷妃里さん扮するヒロインの純情な魅力で、すべてが帳消し。時には共感し、時には応援したくなる。友人や家族に関する小さなエピソードの積み重ねが丁寧に描かれ、心に染みる。上野樹里さんもオススメ。

殺人の追憶
不覚! 途中つい眠ってしまう。つまらなかったわけではない。むしろ気になる作品。未解決連続殺人事件が題材だが、何を描こうとしたのか? 時代か? 刑事たちの焦りと壊れていく姿か? 「ほえる犬は噛まない」で不思議な映画を作ったポン・ジュノは、本作で見応えのある映像を作った……のだが、もう一度見なくては。

リアリズムの宿
売れない監督と脚本家の極貧シナハンに、謎の女が絡むロードムービー。絶妙の間、セリフのやりとり、しょうもないエピソードの連続は一般人には苦笑失笑ものだが、あの情けなさに、ものすごーく共感。

真珠の耳飾りの少女
撮影、美術、演技のどれもが一級品。まるでフェルメールの絵の中に入ってしまったかのようで、S・ヨハンソンもC・ファースも見事に溶け込んでいた。セリフよりも視線のドラマに、鳥肌が立った。

スクール・オブ・ロック
駄目ロッカーが偽教師となり小学生にバンドを組ませる。おバカなノリに大爆笑。ただひたすらエゴのために突っ走り、成長しない暑苦しいデブ先生が素晴らしい。なのに、クライマックスの演奏シーンではほろっとさせられた。ロック好きにはたまらない一作。

ピーター・パン
恥ずかしながら、これまでまともに読んだことも見たこともなかった。初めて見て、深い内容と思い知らされる。大人になるということは……。ピーターの哀しさに考えさせられた。

花嫁はギャングスター
男に興味のない女組長が、ある事情で結婚相手を探すことに。めぐり合った男は、頼りないデブ公務員。はっきり言って、雑な作りだが、ドタバタぶりは楽しめる。泣きのシーンを入れたり、重いテーマがあったりと、さすが韓国映画。

フォーチュン・クッキー
お気楽女子高生と堅物ママの中身が入れ代わってしまった!という、またかという素材なのに、予想を反して楽しめ、泣けた、思わぬ拾いもの作品。

死に花
前半のだるさが、後半の勢いのおかげで合格点。とにかくジジイたちがカッコいい。こういう年配層向けの作品は、もっと作られ、ヒットしてほしいと思う。

キャシャーン
圧倒的な映像美に舌を巻く。日本もやればできるのだ。パターン化された演技は、背景の一部になってしまったが、ストーリーもテーマも十分泣けると思う。

スイミング・プール
見る女と見られる女。老いと若さ。その描写だけで緊張感。しかし、本当に理解していないので、もう一度見る必要アリ。フランソワ・オゾン、もっと見なくては。

バーバー吉野
同じ髪型をさせられている田舎町の少年たちの和製「スタンド・バイ・ミー」。カッコいい髪型の転校生の出現に、変化していく姿が素晴らしい。アホらしいネタを大真面目に描いて大成功。牧歌的な風景も効果をあげている。

2004年4月の感想記

2004-07-19 | しねま感想記(終了)
劇場鑑賞本数 35本

花とアリス
岩井俊二監督が原点に回帰したかのような珠玉のガールズ・ムービー。淡い映像の中で繰り広げられる女の子2人の友情と三角関係。章ごとに分かれるエピソードのどれもが愛しい。鈴木杏さんと蒼井優さんの対照的なキャラが見事にマッチ。個人的には、蒼井さんと平泉成さんの話に泣きそうになる。

悪い男
ヤクザな男に、風俗嬢までどん底に叩き落される女子大生の話だが、とにかくせつない。マジックミラー越しのシーンの、屈折した愛に打たれる。同業者としては非常に触発される。韓国映画はやはり幅が広く、奥が深い。

東京原発
都知事の原発誘致発言から、職員は大慌て。原発の良い面、悪い面を密室劇で爆笑させながら、サスペンスも盛り込む。日本でも時事ネタで、ブラックに遊べたことに感心。

ロスト・メモリーズ
1909年もし伊藤博文が暗殺されなかったらというアイデアから、100年後の日本支配下のソウルを舞台に描くSF超大作。チャン・ドンゴンの日本語を始め、かなり無理な展開も多々見られるが、重いテーマを娯楽として描いたことは特筆ものである。仲村トオルさんは本作で、韓国アカデミー賞助演男優賞を受賞。しかし、なぜ今村昌平監督は出演なんかしたんでしょう?

グッド・ガール
退屈な若い主婦が年下の男の子と不倫という、ありがちな素材ながら、丁寧な作りでじわじわと引き込んでいく。夫と愛人のどちらを選ぶか、という終盤の展開に、なるほどと納得した。

タイムリミット
まったく話題にならなかったが、D・ワシントン扮する警察署長が、愛人殺しの容疑者になりそうで必死にあがく内容。ベタな展開だが、意外にも楽しめ、笑えた。

ぼくは怖くない
イタリアの片田舎の廃屋の地下で、少年が見たものは……。美しい風景の中で、少年が大人の世界を垣間見、成長する姿に大いに感情移入できた。

ワイルド・フラワーズ
女子プロレスの再建を任された若社長の奮闘記。ダメ人間が次第に一生懸命に頑張っていく物語が大好きなのである。

エレファント
コロンバイン高校の事件をモチーフにしたオリジナル作品。銃乱射が起こるまでの数時間、高校生たちのどうでもいい会話が延々と続く。しかし、見ている我々は何が起こるか分かっているので、異常な緊張感に包まれる。複数のエピソードを時間軸を無視して並べ、時には別角度で二度、三度繰り返す手法に、ゾクゾクした。

アップルシード
膨大な情報をうまく説明し、ぎゅうぎゅうにどうにか詰め込んだ点を評価。内容はいいし、映像も違和感がなかった。

永遠の語らい
マノエル・デ・オリヴェイラ監督(小津と同じ誕生日で、たった5歳違いの現役最長老)の作品を初めて見る。これでいいのだろうか? このラストでいいのだろうか? 世間では、これが評価を絶大なものにしている。脚本家としては何も参考にならないが、やはり映画は何でもアリなのだと思わせてくれた。

2004年3月の感想記

2004-07-19 | しねま感想記(終了)
劇場鑑賞本数 23本

ショコラーデ
NYで殺された老女に、半世紀前の第2次世界大戦のナチとユダヤの影が……というサスペンスを、ハリウッドの申し出を断って、作り上げたドイツ映画。かなり強引に力技で押す部分も見られるが、社会派の題材をエンターテイメントで描く手法は見習いたい。

嗤う伊右衛門
原作を読んでいないせいか、分かりにくいながらも、その勢いに圧倒される。演技、撮影、美術、その他すべてが出色の出来なのに、なぜ少しも話題にならなかったのだろうか?

ヘブン・アンド・アース
中国映画界に中井貴一さんが単身殴り込み。さすが「双旗鎮刀客」のフー・ピン監督だけに、西部劇的な展開やアクションにワクワクするも、インディ・ジョーンズ的な要素は……。

ルビー&カンタン
ジャン・レノとジェラール・ドバルデューの凸凹コンビが繰り広げる抱腹絶倒のコメディ。おバカに振り回される「奇人たちの晩餐会」、リストラ阻止のためホモと偽って奮闘する「メルシィ!人生」に続き、フランシス・ヴェベール監督は、真の天才と断言する!

ションヤンの酒家
「山の郵便配達」のフォ・ジェンチイ監督作。前作の外国人受けしそうな田舎の話とは一転、都会の片隅に生きる、もう若くもない女性の人間関係を描いたドラマに、深く打たれる。重慶の街並み、食材、夜、灯、雨、そしてタオ・ホンの美しさが印象的。

ラブストーリー
世間的に大ヒット、高評価を得た「猟奇的な彼女」には乗れなかったが、本作は見事ハートを撃ち抜かれる。ソン・イェジンのキュートさに、メロメロ。途中でオチは分かっても、まったく構わず。心暖まるファンタジーは何でも許されるのである。

ホテル・ビーナス
意外にもまじめな作りに、姿勢を正す。コンクールに出しても入賞しそうな、正統的でしっかりしたシナリオが、抑制された映像や演技を素晴らしいものにした。しかし、あの韓国語は向こうの人にはやはり違和感を持つのだろうか?

レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード
R・ロドリゲスが監督、製作、脚本、撮影、音楽、美術を兼ねて、やりたい放題遊んでしまった痛快作。本当に映画を作るのが楽しい、というのがスクリーンから滲み出ている。外伝として、J・デップのエピソードを作ってほしい。

ラブ・アクチュアリー
20人近い登場人物による、さまざまなエピソードが交錯するドラマ。ハッピーな恋物語から、ほろ苦い話、そして完結しないものまで、人生の断片を思わせる。こういう手法の作品は、ぜひやってみたい。

ペイチェック 消された記憶
ジョン・ウーがP・K・ディックの原作(未読)を映画化。ということは、SFにならないことは歴然。ハードなカーチェイスを繰り広げ、クライマックスは肉弾アクション。もちろん鳩も飛んでいる!

2004年2月の感想記

2004-07-19 | しねま感想記(終了)
劇場鑑賞本数 17本

半落ち
ミステリー部分は弱いが、泣ける作品として、高評価。特に原田美枝子さんの芝居に目を奪われる。

油断大敵
刑事(役所広司)と泥棒(柄本明)の奇妙な友情に、笑いと哀しみ。ラストシーンは小津を彷彿させた。見応えのあるドラマを作った成島出さんの監督デビュー作。

ミスティック・リバー
「もし、あの時、あいつでなく俺だったら……」という、運命の別れ道と再会のドラマに震える。ギリシア悲劇のような、皮肉なクライマックスに見入った。

解夏
お涙頂戴にせず、抑えた作りにした方向性に好感。

イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
J・シェリダンの半自伝的映画。子役をただ可愛い、可哀相という類型的なキャラではなく、大人以上の存在として描いたことに、思わず涙しそうになる。小さいエピソードの数々、大きな意味でのファンタジー的要素も盛り込み、愛すべき一作に仕上がった。

この世の外へ クラブ進駐軍
とかく私的な映画が多い邦画の中で、真摯に社会や歴史と向き合った作品として評価。声高にメッセージを訴えないところもいい。何よりも、これは青春映画なのである。

ゼブラーマン
発想の大勝利。しょうもないエピソードの数々に大笑い。よく東映は、こんな企画にOKを出したものだと感心した。三池監督にしては、抑え気味なのが気になるが、続編を希望。

2003年ベストテン

2004-07-18 | ベストテン・ランキング
2003年、劇場鑑賞本数 226本

【洋画】
①トーク・トゥ・ハー
②藍色夏恋
③ボウリング・フォー・コロンバイン
④ムーンライト・マイル
⑤息子のまなざし
⑥the EYE【アイ】
⑦ボイス
⑧リード・マイ・リップス
⑨SSU
⑩黒水仙

【邦画】
①ジョゼと虎と魚たち
②東京ゴッドファーザーズ
③セブンス アニバーサリー
④MOON CHILD
⑤呪怨2
⑥river
⑦GUN CRAZY Episode4 用心棒の鎮魂歌(レクイエム)
⑧ラヴァーズ・キス
⑨ロッカーズ
⑩蛇イチゴ

私の愛するアクション映画ベストテン

2004-07-18 | ベストテン・ランキング
私の愛するアクション映画ベストテン

1.『ヒドゥン』
2位と3位が甲乙つけ難かったので、コレ。
子供の頃読んだSF小説と同じ設定でワクワクした。
バディ(相棒)モノとしても秀逸だし、ラストも泣ける!

2.『ターミネーター』
あの音楽を聴いただけで涙腺が緩む。
ちなみに『T2』は否定派。

3.『ニキータ』
いつもお手本にしている作品。
ハリウッド・リメイク版『アサシン』も大好き。
両作のキャスティングを比較するのも楽しい。

4.『ダイハード』
すべてがうまく絡み合って奇跡のように出来上がってしまった作品。
ついつい何度も見返してしまう。
脇のエピソードやキャラも素晴らしい。

5.『シュリ』
涙なくしては見られない作品。
ラスト3連チャンの泣きの描写に打ちのめされた。
敵役を魅力的に描く手法は、アジア映画のすぐれているところ。

6.『エイリアン2』
ハラハラドキドキワクワク手に汗握る。
見ていてスカッと気持ちよくなれる。

7.『ワイルド・バンチ』
10代の頃、一緒にテレビで見ていた母親が「何、この殺戮映画は!」と呆れた傑作。
男にしか分かるまい。

8.『ダークマン』
やっぱりアクションにはラブストーリーが必須。
「オペラ座の怪人」を見事にアレンジ。
今では監督は超売れっ子、主役2人は名優。

9.『太陽を盗んだ男』
『新幹線大爆破』と並んで大好きな作品。
日本でもこういう作品ができるのかと、舌を巻いた。
毒の効いたラストは、ハリウッドではできない。

10.『デッド・オア・アライブ』
敬愛する三池作品。
おバカな描写、下ネタ満載だが、この頃はまだかなりシリアス。
家族や仲間の描写も泣ける。
前代未聞のラストに、中野武蔵野ホールにどよめきが起こった。