少し前に、旧4号線の片道35分の所へ車を走らせた。そこは私が10年間勤務していた町。途中の道路は国道でありながら片道一車線の全部追い越し禁止の一本道。前に慎重運転の軽自動車が走り、思わぬところで予想以上の時間を費やした。
「あの時は道路状況がなあ~」ということは、よくあること。なにもこれは車運転の時に限ったことではない。
マラソンの世界でもいえる。上り坂、下り坂、カーブの激しい道。そのうえ雨でも降ったらなおさらのことである。
この日曜日。
「かすみがうらマラソン大会」があった。私用で見には行けなかったが、何年か前には、一人でのこのこ出かけて行ったことがある。その時は、土浦に住む友人と現地で落ち合い、一緒に知らないランナーたちを応援したことがあった。
さらに翌年には、「おめでとうございます」とその土浦の友人がメールを入れてきた。22キロ地点で私の川柳を見たという。
24051人というランナーの何人が当日拙句の標識に目を向けてくれたのだろうか。たしかあの日は朝は小雨模様だった気がする。
道路は追い越しできないが、マラソンも人生も、追い越しは許される。私用で出かけた先から、そんなことを思ってみた。
違うだろ❗ いづものおめで 走っぺよ
(平成30年4月15日)かすみがうらマラソン応援川柳
オラ好ぎだ うめー空気の かすマラが
(平成28年4月)かすみがうらマラソン応援川柳
かすみがうらマラソン大会実行委員会
「つれづれ(147)道路は車も人もランナーも」