深夜のホテルに一人の酔客がフラしながら入ってきた。
フロント係が鄭重に応対した。
「いらっしゃいませ!お泊りですか?」
「225号室のカギをくれ!」
「失礼ですが、225号室には別のお客様がいらっしゃいますが・・・」
「人がいるって?それはおれだよ!
「ホテルをお間違えではございませんか?」
酔客は怒って言った。
「間違えるはずないよ。お宅のホテルの名前、ちゃんと覚えてるからね。」
「どのような名前でございますか?」
「『熱烈歓迎』だろ?」
≪華風新聞2013年12月27日 幽黙笑話≫
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