"TO HAVE OR TO BE" 1976 book by social psychologist Erich Fromm.
心理学者で精神科医のエーリッヒ・フロムの著書で、日本語題名「生きるということ」。直訳すれば、持つこととあること。20世紀、人は何かを所有することに意識が集中していた。だが、21世紀はどうあるべきかということに意識を変革する必要があるということを教えられた。
しかし、それを実践できたかというと、そう簡単にはいかなかった。20世紀末になってバブルが崩壊して以後、実際に持つことばかりに意識を持っていると、決して幸福は得られないと実感した。そして、今、わたしはあれが欲しいと思っても、どうあるべきかということの方を重要視している。
そう言えば、先日どこかのテレビ番組で見たのだが、シンプルライフ、すなわち、持ち物を必要最小限にした生活をする人が増えているらしい。そういう生き方をする人をミニマリストというらしく、その本も出版されているという。その中では、今あるもので不必要なものを捨てる、断舎利ということが必要だという。いよいよ、エーリッヒ・フロムの予言したことが現実になってきた。モノよりココロに重きを置いた暮しを目指したいと思う。
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