平均年間給与が1000万円超は3社、富士通と大塚商会は前年度比で80万円超アップ杉山 千織様記事抜粋<
情報・通信企業大手15社の有価証券報告書を読み解き、売上高や収益力、平均給与などをランキング形式で見ていく。第3回は各社の平均年間給与と増減率を比較する。
900万円超は8社、800万円超は13社
2023年度の平均年間給与ランキングの1位は、ソフトバンクグループの1360.1万円だ。以下、2位は野村総合研究所の1271.6万円、3位はNTTの1023.8万円、4位はKDDIの986.9万円、5位は富士通の965.4万円と続く
全体を見渡すと、1000万円の大台を超えたのは3社。900万円超は8社、800万円超は13社といった分布になっている。15社の平均は940.6万円である。国税庁の民間給与実態統計調査によると、5078万人の給与所得者の平均給与は458万円(2022年分)となっており、高い水準といえる。
15社の平均年齢は総じて40歳超となっている。最近では年功序列型の給与体系を見直す動きが進んでいるが、平均年齢が低い楽天グループ(34.4歳)やLINEヤフー(37.3歳)を他社と同等の40歳程度の基準で比べると、実際にはもっと上位に入る可能性がある。
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