米国の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)は、3月20日に3日連続で純流出を記録し、承認された10のETFから2億6150万ドルが流出した。

ファーサイド・インベスターズのデータによれば、3月18日と19日にそれぞれ1億5430万ドルと3億2620万ドルの純流出があったため、3日間の純流出額は合計7億4200万ドルに上る。

流出の主な原因は、グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)からの大量流出で、3億8660万ドルが流出した。また、インベスコ・ギャラクシー・ビットコインETF(BTCO)も1020万ドルの流出した。これら2つの流出は、他の8つの承認されたETFからのわずかな流入を上回った。ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は4930万ドルにとどまり、史上2番目に低い純流入となった。フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)も、1290万ドルで過去2番目に低い流入日となった。

Source: Farside Investors

これは10のETFにとって過去2番目の純流出であり、3月19日にファンドから流出した3億2620万ドルに次ぐ記録だ。

一方、ビットコインは米国の取引時間中に3%上昇した。過去24時間で7.5%の上昇を見せて6万6838ドルで取引されている。

過去24時間のビットコインの値動き. Source: Cointelegraph Markets Pro

ビットコインは先週、3月14日の過去最高値から下落した。半減期まで残り1ヶ月となっているが、歴史的にBTCは半減期を前に下落し、今回も最後の30日間に入るにつれて同様のパターンをたどっている可能性がある。