では、授賞式後に行われた記者会見の模様をコメントを中心にお伝えします。
東京サクラグランプリ 「迷子の警察音楽隊」
写真左、エラン・コリリン監督。右が俳優のサッソン・ガーベイ
エラン・コリリン監督とトゥフィーク役のサッソン・ガーベイ氏が会見場に登場。トロフィーを持って本当に嬉しそうでしたよ。
サッソン・ガーベイ
「違う作品が呼ばれていくからもうダメだと思った。まさか最後に呼ばれるなんてめちゃめちゃうれしい!この映画が評価されたのは安らぎや思いやりが得られるからだと思うよ。」
エラン・コリリン監督
「みなさん、本当にありがとう! 授賞式ではドキドキしたけど、もうリラックスしてるよ。グランプリで呼ばれたときはいつも以上に余計なこと考えてて、どうやってステージ上がればいいのか段取のことを気にしてたよ(笑)。どうしてこの映画が評価されたかは僕にはわからないよ。」
エラン監督は冷静なコメントをしつつも、終始ご機嫌。興奮を必死に抑えようとしていましたが、会見中は笑顔が絶えませんでした。
最優秀監督賞 ピーター・ハウイット「デンジャラス・パーキング」
会見場に登場したピーター・ハウイット監督。
ピーター・ハウイット監督
「とにかく興奮してるよ! 映画の関係者全員、原作者にとって名誉だと思っているよ。僕にとっても最も正直な作品だと思う。意見を率直に述べる映画だよ。東京でワールドプレミアが出来て本当に良かった。」
最優秀女優賞 シェファリ・シャー「ガンジー、わが父」
女優のシェファリ・シャーは残念ながら今回来日していなかったため、フェロス・アッバース・カーン監督が会見に臨んだ。
フェロス・アッバース・カーン監督
フェロス・アッバース・カーン監督
「彼女がこの場に来れなくてとっても残念だよ。賞の発表後すぐに電話したら凄く喜んでいた。いままでなぜかあまり評価が高くなかった彼女が今回評価されて嬉しいよ。」
最優秀男優賞 ダミアン・ウル「トリック」
残念ながら少年ダミアンは勉強が忙しくて来日出来ず。
代わりにアンジェイ・ヤキモフスキ監督ら3人が会見場に姿をみせた。
アンジェイ・ヤキモフスキ監督
アンジェイ・ヤキモフスキ監督
「このうれしさを一緒に味わいたかったよ。この役のために数百人のオーディションをして来た。ダミアンとは撮影直前に出会ったんだ。それも撮影しようとしてた通りの近くに住んでいたんだ。彼は演技の経験は全くなかった。けど、この役と彼のキャラが似ていたし、なによりも非常にインテリジェンスな子だったよ。」
まさか、撮影現場で見つけた素人の男の子が主演男優賞を獲得するなんて!
審査員特別賞「思い出の西幹道(仮題)」
リー・チーシアン監督、シェエン役の女優シェン・チアニーら3人が登場。
リー・チーシアン監督(中央)、シェン・チアニー(右)
リー・チーシアン監督
「授賞式後、みんなから緊張してたでしょうって言われた。自分でもわからないくらい興奮してたのかもしれない。本当に賞をいただき感謝してます。」
シェン・チアニー
「私みたいな駆け出しの女優なのに、幸運に恵まれてます。」
最優秀芸術貢献賞「ワルツ」
サルバトーレ・マイラ監督、ルチア役の女優マリーナ・ロッコ、プロデューサーのジャンマリオ・フェレッティの3人が登場。
左からジャンマリオ・フェレッティ、マリーナ・ロッコ、サルバトーレ・マイラ監督
サルバトーレ・マイラ監督
「今回来日して、関係者の方々と話していてわかった事は、この映画祭の人たちは映画を知っているなと思った。彼らに理解され評価された事は素晴らしい事だと思う」
マリーナ・ロッコ
「奇跡のように思うし、幸せですっ! 苦労して撮影したので喜びも大きいわ。」
観客賞「リーロイ!」
アルミン・フォルカース監督とリーロイ役の俳優アライン・モレルが登場。
アルミン・フォルカース監督(左)、アライン・モレル(右)
アルミン・フォルカース監督
「本当に驚いた。招待されただけでも嬉しいのに。この映画は誰しもが持つ差別意識をユーモアに描いた。映画で社会が変わるとは思わないが、少しでも差別についてみんなが話し合うきっかけになればと思う。ありがとう!」
またアライン・モレルは
「今回、観客のみなさんとふれあう事が出来て嬉しかった。この賞を誇りに思います。」
最後に第20回東京国際映画祭の審査員長アラン・ラッド Jr.氏が会見場に登場。
今回の賞の選考についてコメントしました。
アラン・ラッド Jr.
アラン・ラッド Jr.
「僕は今回で来日が5回目だし、日本が大好きなんだ。審査員長としてこの場にいれて光栄だよ。今回は特に良い作品が多かったから選考には苦労したんだ。
だけど、審査員の間で特に揉める事はなかったな。だいたいが喧嘩とかあるもんなんだよ。だけど、
みんな穏やかだったよ。グランプリに選んだ『迷子の警察音楽隊』は最初の方に観たんだ。審査員みんなが良い作品だと言っていたよ。
賞を獲得出来なかった作品にも言いたい。今回はたまたま他にも良い作品があったからちょっと運がなかったかもしれない、とね。」
アラン氏は審査員長という大役を務め終え、ほっとした表情を見せながら賞の選考について冷静に語ってくれました。
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最後にWOWOWから番組のお知らせです。
WOWOWでは特別番組「東京国際映画祭 2007」を放送します。
ナビゲーター役に、第20回東京国際映画祭クロージング作品「シルク」に出演の、女優・芦名 星さんを迎え、映画祭の全貌に迫ります!
どうぞ、お楽しみに!
『東京国際映画祭2007』
11月6日(火)午後9:30~他
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