今回は、貿易は米国抜きで進む、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。 この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。
*米国を偉大な国にするという目標を掲げ、ドナルド・トランプ大統領は米国を世界貿易から撤退させようとしている。多くの評論家が指摘しているように、米国の家庭、企業、投資家はこれに対する代償を払うことになるだろう。しかし、その影響はそれだけではない。関税制度は米国の世界的な力の柱を破壊し、他国がその空白を埋めようとしている時に米国をさらに孤立させるだろう。
*水曜日、トランプ大統領は、米国がほぼすべての国からの輸入品に10%の関税を課し、さらに日本や欧州連合加盟国など貿易で悪質だと見なす国に追加の懲罰的関税を課すと発表した。これらの関税の一部は非常に高い。これまでに課された関税に新たな関税を加えると、中国の平均関税率は今や70%近くになる。トランプ大統領は関税を報復と表現し、「外国の詐欺師が私たちの工場を荒らし、外国のゴミ漁りがかつて美しかった米国の夢を破壊した」と述べた。 「我が国とその納税者は50年以上もの間、搾取されてきたが、もうそんなことは起こらないだろう」
*トランプの関税は、貿易が純粋な善からあらゆる弊害の源へと変わった、米国における数十年にわたる政治的認識の変化の集大成である。米国はかつて、カナダやメキシコとの北米自由貿易協定などの貿易協定を締結し、世界貿易機関を支援するなど、世界的に障壁を撤廃し市場を開放しようと努めた。その結果生まれた世界貿易システムは商品のコストを下げ、米国のような裕福な国の企業や消費者に利益をもたらした。また、中国などの貧しい国を国際サプライチェーンに結び付け、雇用を創出し、投資を誘致し、貧困を軽減できるようにした。米国は事実上、世界の究極の消費者となり、他の国々を自国の経済と利益に結び付けた。
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/cdLtigCG3VY