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追加の担保は「あなたの生命保険」 メガバンク、非情

2009年10月19日 | らくがき
皆さん 村長 下記記事を読んで 唖然 呆然 愕然 !!

地獄のさたも金しだい。 まさにこの言葉がピッタリ。 まるでサラ金かぁー

借りる方にも責任はあるとしても・・・・でもあまりに残酷な言葉ではないですか

メガバンクは皆そう思っていると思われてもしかたがない。皆さんはどう思いますか?


  
追加の担保は「あなたの生命保険」 メガバンク、非情

 ◇中小製造業、返済猶予法案に期待と不安

 「追加の担保として、あなたの生命保険証券を出してほしい」

 埼玉県内で金属加工会社を経営する山元正志さん(60)=仮名=は、メガバンクの融資担当者の言葉に耳を疑った。衆院選投開票日(8月30日)の直後。融資の返済猶予を申し入れ、協議していた席だった。「命を担保にしろということか」。怒りに声を荒らげた。返済できなくなった場合に解約して、その返戻金を回収したいというのが担当者の言い分だった。「僕が死んだらどうするの」。答えはなかった。

 民主党政権が公約通り「中小企業に対する貸し渋り・貸しはがし対策」を講じれば、逆に金融機関が駆け込みで回収したり、融資態度が厳しくなるのでは――。選挙中からそんな懸念がささやかれていた

 東京近郊のベッドタウンにある山元さんの工場の周りには、同業者の工場が軒を連ねていた。ところが、安価な海外製品とバブル後の不況の影響を受け、周辺の製造業は91年からの15年で3分の1近くが廃業。工場は次々とマンションに姿を変えた。

 親から継いだ会社を守ろうと必死だった昨年秋、未曽有の不況が襲ってきた。07年8月に8000万円あった売り上げは3分の1に減った。「約束を破りたくない」と融資の返済は続けてきたが、従業員10人に辞めてもらわざるを得なかった。

 8月下旬、気がつくとインターネットで自殺の方法を調べていた。「死んで責任を取るしかない」。首をつろうと考え、会社の今後を部下に指示した遺書を書き、清潔な服に着替えた。明け方、恐怖心を和らげるため睡眠薬を飲んでロープの前に立った。吐き気が止まらなかった。こらえていると、人の姿が見えた気がした。「まだやることがあるんじゃないか」。そう思った瞬間、意識を失った。

 メガバンクに返済猶予を申し入れたのは、その数日後のことだ。

 開き直って会社を立て直そうと誓い、生命保険証券の提出を拒否した。

 全国有数の町工場密集地帯、東京都大田区。午後4時を回ると、小道を行き交う人の姿が増える。「よっ、お疲れさん」。軒先で知人の背中を見送りながら、金属加工業の浜中拓也さん(58)=仮名=がつぶやいた。「まだこんな時間だよ。要するに仕事がないってことだよ……」

 不況で受注量は激減し、土日を挟んで金曜から月曜まで週休4日の工場も少なくない。特殊な金属部品の製造を請け負う浜中さんの会社はある程度安定しているが、「よその反感を買っちまう」と、できるだけ午後4時半で仕事を切り上げる。「『金くれるより仕事まわしてくれ』。それが本音だよ」。円高で海外受注の利益は減るばかり。工場の前を、また1人同業者が通り過ぎた。

 山元さんが生命保険証券の提出を拒否して2週間後の9月15日。メガバンク側が提案の撤回を申し入れてきた。「行き過ぎた行為でした」。だが、謝罪されても釈然としない。

 金融・郵政担当相に就くことになった国民新党の亀井静香代表が「金融機関が社会的責任を果たしていない。貸しはがしが激しいので、3年ほど返済を猶予したい」と、中小企業の融資の返済期限を延長する支払い猶予(モラトリアム)の実現に意欲を見せたのはこの日の夕方だった。

 モラトリアムについて、浜中さんは「駄目な企業が延命するだけ。銀行は新たな融資をしなくなるんじゃないか」と心配する。一方、山元さんは「3年あれば立ち直れる企業もある」と期待を寄せつつも、詳細が分からない不安をにじませ、こう話した。「経営危機に対応してもらえるのは、日本航空みたいな大企業ばかり。助けてほしいのは、小さな会社も同じなんですよ」。当分は新政権の動きを見守るつもりだ。


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