くらぽんの夢クリ夢日記

不妊歴3年。2009年4月新橋夢クリニックデビュー。同年9月に卒業することができました。

判定日とその後

2009-07-30 10:48:19 | 陽性後
7月29日(水)BT後7日目

E2   429
P4   35.6
FSH   1.0
β-HCG   67.9

継続してました…ほっ。

今日はダーリンが一緒に行ってくれました。
車で行ったのですが、路上の駐車場は1時間で
タイムアウトになってしまうので
時間になって車を移動させている間に呼ばれてしまいました
もう~肝心なときに!

本日の診察は院長。
「着床しとるね。次回は8月さんにち」
独特の言い回しで速攻終了。

さっさと出てって~なの雰囲気の中
おそるおそる質問。
「あの…腹筋を使うようなことは避けた方がいいんでしょうか?」
「そうりゃまぁ…避けるに越したことはないわな」
「わたし管楽器をやってるんですけど吹いても大丈夫ですか?」
「吹いたことないからわからんね~。だめやと思うことはやめといて」

くらぽんは楽器吹きでして、音楽教室で教えてます。
仕事にならんな~困った。

診察が終わるとダーリンがようやく戻ってきた。
「もう終わっちゃったよ」「え?まじ?どうだった!?」

患者さんがたくさんいる中で話すわけにはいかないので
階段の踊り場で報告。
「よかった~」と2人で握手。

ウキウキ気分で新橋ランチ。
親子丼専門店を見つけ、入ってみる。
夜は飲み屋さんのところらしい。
一人じゃこういうところ入りづらいからよかった。
鶏肉ぷりぷりで美味でした。

その親子丼やさんでダーリンが突然
「がんばってきてよかったね」としみじみいうものだから
泣きそうになった。こんなとこで泣いたら相当奇妙な客だよ

帰途につき、その足でダーのご両親に報告。
ちょっと早いけれど何かといつも力になり
心配してくれていたので早く報告したかった。

平日の真っ昼間現れた私たちにやや驚いたご様子。
「2人でちょっと出かけてたんだ」「どこに?」
私たちは顔を見合わせ…
「じつは病院の帰りで…妊娠しました」



とぽかんと義母。「ま、まぁ~よかったじゃない!」
書類に目を落とし、手を休めない義父。
熱中しがちなヒトなのでもしかして聞いてなかった?

「あの~義父さん、聞いてました?」
義父、にっこりと「聞いてますよ」。

母「おとうさんたらねぇ、本屋さんに行くとわたしのことそっちのけで
 そういう(不妊関係の)本ばっかり読んでたのよ」
父「菜食主義はよくないみたいだね。タンパク質をしっかり
 とらないといけないようだね。まあ、よかった。」

お義父さんて、不妊に関してはあまりコメントしないか、
「まぁ気楽にやりなさい」くらいのスタンスだったのに…
そんなにも心配してくれていたのかと思い、目頭が熱くなった。

とにかく大事にしなさい、というお言葉をいただき、帰宅。


ところが…


わたしはその日の夜は仕事。吹かずに口八丁手八丁で
なんとかしようとレッスンに向かう。

自宅近くの細い、カーブした道で
対向車がスピードを落とさずにこちら側にはみ出して来る。
とっさにブレーキを踏み、瞬間、前進に緊張が走る。
ぶつかる、というほどの危険はなかった。
シートベルトも食い込んでいない。お腹にバスタオルかけてあったし。
ただ、一瞬全身に力が入った。

お腹が痛い。生理痛くらいの痛みがじわりと。
どうしよう…
このままもどろうかと頭をよぎるが、
今日は大事な書類を提出しなければならないし、
生徒さんに発表会の楽譜を渡さなければいけない。
先週お休みだったし…
迷いつつも仕事場へ向かった。

「ごめんね、今日は体調が悪いから座ってやるね」
と言い渡し、冷房弱め、バスタオルを膝に掛けてのレッスン。

そうしている間にもじわりとした腹痛。
ちっとも集中できなかった。

レッスンを終え、ダーに電話。
「お腹痛いので布団敷いといて」というわたしに
くどくど聞かず、とにかく気をつけて帰るように、というダー。

悪い想像ばかりが頭をもたげる。
たったあんなことでダメになったりする?
そんなことない、と打ち消し…

自宅に着き、とにかく横になる。
ホカロンがないか探してもらったが見つからず、
ダーがペットボトルで即席の湯たんぽを作ってくれた。
暖かくて気持ちいい。

半泣きの私に手を握ってくれた。
とにかく落ち着いて、悪いとことは考えちゃダメ。

お腹が温まってくると気分も落ち着いてきた。
やがて緊張がとれて腹痛も治まってくるのが分かる。

そのあいだにダーが夕ご飯を作ってくれた。
普段やらないけど、やればなかなか上手なのだ。

起きて一緒にご飯を食べ、絶対に無理してはいけないことを誓う。
その日は大事をとってお風呂にも入らず就寝。

一夜明け、すっかり腹痛は治まる。
本当に大丈夫だったのだろうか…
いろんなことが怖くなってしまう。
情けないけど早めに仕事はお休みにしてもらおうか…

とりあえずゆったり過ごすしかないです。
次の診察までが長く感じそうです。


中間判定

2009-07-27 17:01:24 | クロミフェン周期(移植周期)
7月26日(日)BT後4日

LH   1.8
P4   35.6
FSH   2.3
β-HCG 6.9   

なんと、着床していました

11時過ぎに到着して100番。キリ番とは縁起がいい
日曜日の割にはすいていて、採血の時に
「このまま4階でお待ち下さい」と告げられる。
うわ~きっと内診もないし、すぐなんだ

…そしてそこから約2時間。
4Fで2時間ですよ。緊張の波が何回も押し寄せ
呼ばれる頃にはもうぐったり。

「100番のかた5番に」とハスキーボイス。

「くらぽんさんですね」おきまりの名前確認。
先生が「β-HCG出てますね」と口にしたのと
手元の紙をのぞいたのと、どちらが先であったか。

「着床して妊娠している状態ですね。黄体ホルモンも
 しっかり出ているのでお薬の必要はありません。」

妊娠…っておっっしゃいました?今その言葉使っちゃう?

私は信じられないような気持ちで
小さな声で「ハイ…ハイ」を繰り返すばかり。
何があってもこの場では泣くまいと思っていたのに
涙がこみ上げる。
席を立ち、どうにか「ありがとうございました」と頭を下げる。
たぶん半分も声になってなかったけど。

その足でトイレに駆け込む。
あきらめずにがんばってきて良かった…ひとときかみ締め、
まだまだ油断ならないのだと自分に言い聞かせる。

まずは第一関門突破。これからは毎日がヒヤヒヤものだろうな。
どうかうまく継続できますように。ひたすら祈るばかりです。

凍結胚自然周期移植

2009-07-23 15:58:30 | クロミフェン周期(移植周期)
7月22日(水)D26

結論からいいますと、無事移植できました
延びに延びてさんざん気を揉みましたがなんとかなりました。

LH  6.9
P4  20.2
FSH  3.8 

ホルモン値は申し分なく、移植後も薬は必要ないということ。

さて、移植日の1日の様子。

満員電車に揺られ、指定の8時50分ぎりぎりに到着。
あまりの混雑ぶりに地下鉄を1本見送ったため…
もし妊娠反応が出たらあんな電車には絶対乗りたくない!

受付をすませ、採血。30分ほどで処置室へ。
今日の診察はもちろん院長
「くらぽんさん…と。本日…」
 本日
「移植ね」
はぁ~よかったぁ思わず口に出してしまいました。

10時には外出許可が出、2時間解放。
ずいぶんと時間があるので移植待ちの長い時間を見越し、
本屋へ行くことに。
その後、通りを歩いていると皆、上空を見上げている。
なんだろ?
私も上を見上げキョロキョロすると、あ、太陽が欠けてる
そっか~今日は日食だったっけ。
11時過ぎ、ちょうど一番欠けている状態だったらしい。
曇っているので肉眼で見えた。まるで三日月みたい。
すぐに雲が厚くなり、見えたのはほんの一瞬。
ラッキーだった

12時に夢クリに戻り、5Fで待機。
ここからが長いんだろうな~と思いきや。

12時20分頃1人目が呼ばれる。院長の声が聞こえる。
移植はやっぱり院長だね
まもなく「くらぽんさん、ショーツを脱いで帽子をかぶって下さい」
の指示。はやっ

カーテンの向こうで看護師さんたちの会話が。
「水曜日はS先生ですね。12半頃からOKですって」の声。
あれ?院長じゃない?
そして手術室から出てきたらしい院長の声。
「じゃあ○○さん明日移植ね」今まで何してたんでしょう?

「くらぽんさ~ん」の呼びかけで手術室へ移動。
そこには無言で腰掛けるS医師。
早い、うまいって噂だからいいけど…

明るい、いつもにこにこしてる看護師さんが担当。よかった。
「くらぽんさん、今から消毒ですよ」
「モニター見て下さい」
「カテーテル入ります」
全て看護師さん。S医師終始無言。院長みたい独り言もなし。

消毒はほとんど痛くない。ここまでいろいろやってきたので
消毒なんてどうってことないせいもあるかしら?

モニターには私たちのたまご。ああ、お腹に戻ってくるのね。
管の中にすいっと吸い込まれていく。
「今度はエコーのモニターを見て下さい」
おお、カテーテルが入っていく。
「白くきらっと光るのがたまごですよ」
ほ、ほんとだ
おかえり、たまごちゃん。ほんのり感動…

カテーテルを抜いて終了。
「終わりましたよ。ご気分は大丈夫ですか?」
「はい…(まだ感動中)」
カテーテル中にたまごが残っていないかどうかを確認するのを待ち、
OKが出たので手術室を後にする。
S医師、一切無言。しゃべったかもしれないけどハスキーで聞き取れない?

安静はなしで着替えて3Fへ。
すると、なんと今移植をしてくれたS先生とエレベーターが一緒
意を決して(おおげさな)「ありがとうございました」とぺこり。
S医師「いえ」とこれまたウィスパーボイス。

ひとつ大発見S先生はですねぇ…

背が低いんです
診察はいつも座ってるし、内診はカーテンの向こうなので
そういえば立ってるところを見たことがなかった。
なんとなく、細身ですらっとしたスタイルを想像していたのですが、
160cmのくらぽんと大差なかったような…
小柄となると、いつものクールぶりもかすかに可愛く見える、かも。

3Fで培養師さんとお話。
凍結したばかりのたまごはくしゃっとしてて、大丈夫?
って形。時間が経つと再び大きくなってる。でも中に空洞があるぞ。

「凍結胚を融解すると、1度縮み、その後大きくなります。
 その差が大きいほど元気のいい胚ということです。
 空洞ができるのはしっかり大きくなったということですね。
 空洞の真ん中にある黒っぽいところが赤ちゃんになる部分です」

ああ、もう赤ちゃんになるところがちゃんとあるのね。
私たちのたまご、まずまず元気だそうです。
年齢からいうと妊娠の確率は約50%。これには5~7日目胚盤胞
全てが含まれており、5日目胚盤胞のたまごちゃんはこれより
やや確率があがります、とのこと。
「あとは祈るばかりです」と生物化学のプロ、培養士さん。

最後に、受精から移植まで全てを収めたCDを焼いていただき、終了。
そこまでやるとはすごいぞ、夢クリ。
このCDが私たちの子供の最初の記録になるといいなぁ。

午後1時半にはお会計まで全て終える。
今日は午後7時からコンサートに行く予定で、
間に合うといいな、と思っていたらやたら時間が
映画でも観ようっと。
有楽町まで歩いて「それでも恋するバルセロナ」を鑑賞。
私の好きなペネロペ・クルスが出演していて、それはそれは美しかった

7時からのコンサートはダーリンが来られなくなって残念でしたが
友人たちと楽しみました。久々に素晴らしい演奏に感嘆。
いい胎教になったかな?(早すぎるって)

盛りだくさんな1日でした~
次回は26日に中間検査

移植日決定

2009-07-16 18:15:40 | クロミフェン周期(移植周期)
7月16日(木)D19

ようやく、ようやくです。10日間延びに延びていた排卵。
本日やっと卵胞20ミリとなり、E2も上がり、LHも上昇を始めた。

内診&診察2番F先生。
「待った甲斐がありましたね」
夢クリではなかなか聞けない優しいお言葉
きびしくても優秀なのが何より!と日頃から思っていますが
やはり心遣いのあるひとことには救われます。

一昨日はぐだぐだ弱気発言でしたがにわかに明るい気分に。
ゲンキンなもんです。
ちょっとしたこと(ちょっとしてないけど)で一喜一憂するのは
やめようと思いつつ、なかなか自分をコントロールするのは
難しいものです。
ハラが座ったつもりでいてもまだまだ未熟者なのでした…

とにかく今度は移植に向けて早寝早起き、体調を整えていこう
当日キャンセルになったりしませんように

またも決まりません

2009-07-14 18:33:29 | クロミフェン周期(移植周期)
7月14日(火)D17

E2  210
LH  14.4
P4  0.3

2番F先生。
一昨日とE2ほとんど変わらず…
っていうか下がってる。

センセイ「卵胞は育ってますね。あと2日様子を見ましょう」
くらぽん「こんなに排卵が遅れても移植ってできるんでしょうか?」
セン「こんなにってまだ17日ですよ(まだ、なんだ)。ホルモン値が
  移植に適しない場合はこちらからそう言いますから(そりゃそうだよね)。
  あまり排卵が遅れると黄体ホルモンもうまく上がらない可能性があります」
くら「その場合今後の治療はどうするんですか?」
セン「薬で黄体ホルモンを上げて生理を起こします」

またマーベロンってことかな~
その線濃厚な気がするんですけど

診察室を出るとなんだかじわりと涙がにじむ。
なに?泣くことなんか一個もないじゃん。
どうしたっていうのさ、くらぽん。

理性とは裏腹に私の中で「もうヤダ…」と小さく叫ぶ自分。

コントロールできなくなりそうなのをこらえ、3Fへ。
たぶんちょっと眼が赤いけど、ここならみんな見て見ないふり
してくれるからいいや。

気を取り直してランチランチ
銀座三越のカフェドジョアンでパンヴァリエを頼もうとしたら売り切れ
ジョアンのパンが5種類と飲み物、サラダで1050円也のお得なセットなのに~

こうなったらバーゲンで買い物したろか
デパートをうろうろするが、治療費がかさんで余裕がないのであった…
どうする私のストレス