森にかこまれた高知のキュウブ君だより

ヒノキから生まれた、キュウブ君の日記です。高知のいろんなくへ行ったり、高知のもんを紹介するきね。

高知県中小企業図鑑2015に掲載して頂きました

2016年03月08日 | 別注(オーダー)家具
高知県中小企業図鑑2015より 
(高知大学 地域中小企業人材バンク事業・NPO法人 人と地域の研究所)


「国産材の無塗装で精度が高い木のおもちゃ。何十年も生き残る家具や木製品を心を込めて作る。」

うちはオーダー家具と積み木のおもちゃなど木製品の製造販売を業務としている、昭和26年創業の会社です。オーダー家具というのは、学校にある下駄箱だったり家庭で使う食器棚などですが、どのような家具にしても現場で寸法を合わせて作らないといけないものです。
家具作りの魅力は、作ったものが半永久的に残り続けるということ。例えば車の場合、よほどカリスマ的なものでない限り10年使えばたいていは廃車になってしまいます。一方、家具は学校や家庭の中で50年60年使えるし、古い良い物は江戸時代のものでも残っています。だからこそ職人さんには、初めから終わりまできちんと仕事をするように言い、もしお客様が納得しなかったら自分が同じ値段で引き取る覚悟で作ってくださいと指導しています。これは、うちのモットーでもあります。
積み木を作るようになったのは、社会奉仕団体のライオンズクラブに所属とていたことがきっかけです。5年に1回のイベントがあって、「今年は地域に住む子どものために何かプレゼントをしよう」ということになり、その時に私が責任者だったこともあり、積み木のような木工製品であれば、最後まで自分の責任でやりきれると思ったのです。完成した23セットの積み木は県内の幼稚園などに寄贈しました。本来ならここで終わりなのですが、この積み木は家具職人が作っているので精度が高いし、国産の桧材を使い、無塗装で子どもが口に入れても安全ということで、幼稚園の先生や保護者の方まで「うちにもほしい」と大好評でした。そこから製造販売するようになったのですが、環境・安心・健康・安全に配慮した製品として現在も売り上げは伸びていて、今後も日本一の積み木を目指して努力していきます。
今、木工職人が減ってきているのが現状ですが、家具の仕事はこれからもなくなるものではないし、その技術はさらなる高度なものを要求されると思っています。その要求に応えていくことで技術をさらに高めて、それを後の世代に引き継いでいきたいと思っています。
                    代表取締役社長  筒井政彦 








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