日々雑感

韓国の北朝鮮向け宣伝放送の再開と「和平演変」

韓国が対北朝鮮向けの宣伝放送を再開したことが報道されている。K-POPの音楽などを流しているようだ。北朝鮮指導部はこの宣伝放送を相当嫌っているようだがそれはよく理解できる。

北朝鮮の前線に配備されているのは若い男性兵士がほとんどだろう。この宣伝放送に追加して、もし、ミニスカートで歌い踊るK-POPの若い女性アーティストの映像などを前線の若い男性兵士に見せたならこれはもう北朝鮮軍にとっては戦術核爆弾を投下されたようなダメ―ジを受けるのではないだろうか。物理的にでなく心理的に。いくら思想堅固に教育されているとしても、そのような映像を見たなら一瞬で”もしかして自分のほうが間違っているのではないか?”と感じてしまうだろうから。いくらそれが資本主義の堕落であるなどと教育されていても、若い男性にとって楽しそうな美しい若い女性ほど魅力的なものはないだろうから。

これは「和平演変」そのものだ。

何キロも離れた場所から内容が視覚的に認識可能な巨大スクリーンを作成するのは困難だろうが(それを作ったら砲撃されるか?)、北朝鮮を崩壊させるのは軍事力でなくK-POPのソフトとその再生装置の北朝鮮内普及だと思う。問題はどうやってそれらを普及させるかだが。

北朝鮮指導部は自国内にソフトの再生装置が普及するような経済状態までの発展は不可能と知っているし、それを目指す気もないと思う。指導部にとって一番怖いのは「和平演変」だから。(2024/6/12)

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