私自身は、二つの会社(鉄鋼メーカーと重機械メーカー)で体験しました。
最初の体験時は、要領も全く分からずパニックに…
ただ、一度経験すればさほど難しいものではないと感じたので、以下自分の経験が参考になれば幸いです。
《鉄鋼メーカー》
課題を与えられて、約30分くらい(10分各自検討、20分ディスカッション)で処理するというものでした。
課題内容は、
「乗っていた船が沈没し、嵐の中ボート上で漂うハメになった場合に、乗組員全員が生き残るために必要と考える3つのものを検討してください」
といった感じでした。
私自身は、…雨具、ライター、方位磁石を挙げたと記憶してます。
ただ、解答はさほど重要視されておらず、主張内容と根拠を簡潔に述べることと、議論にどう参加していくかを見られている感じでした。
で、肝心の議論(ディスカッション)ですが、3月以降の選考試験であれば、必ず経験者がいます。そして、その経験者がかなりの確率で、ディスカッションを仕切ろうとするはず。
経験者は慣れていて明らかに落ち着いるため、周りより先に発言してポイントを稼ごうとすると思われるからです。
また、下記のように進行役は一つの重要な役割であり、先んじてこのポジションを確保したいと思うのが普通だからです(私は全く知りませんでしたが)
なので、それに乗っかればいいと思います。
そして、進行手順としては、軽く自己紹介から入るか、役割決めから入るかのどちらかでしょう。
役割は、大きく三つ。
1、進行役
発言権の割り振りや、主張の少ない人へのフォロー、反対意見の集約など最も目立つ。
上記のように、このポジションを取りに行く人は必ずいます。
が、初体験の場合は避けるのが無難だと思います。
2、タイムキーパー
ディスカッションの肝は、意見の集約と結論を出すこと。
ビジネスマンの採用試験である以上、延々議論して結論先延ばし…は許されない。
なので、制限時間を守るこの役目も大事。
ただ、あまり目立つこともないので、お勧めはしないです。
3、書記
色んな意見を集約して保存しておく。私自身のオススメはこの役割。
まず、書くことに専念する形が取れるので、その間に周りの状況を感じ取れる。
言い換えると、最初の方は黙っていても不自然じゃない。
また、独自の意見を出しにくい時に、周りの人が出してきた意見を自分のものに可能。
要約する、言い換える、賛成や反対する意見の理由を追加主張するなど。
さらに、最後の最後の場面で、主張対立構造や結論の要約…
という形でまとめを発表することで、自分の存在を地味にPRできる。
ということで、この役割分担をまず決めましょう~的な流れになれば、書記はオススメ。
ちなみに、この会社では8人くらいで円卓を囲んでのディスカッションでした。
この人数は、他の参加者いわく非常に多かったそうです。
《重機械メーカー》
二回目となった会社では、4人でのディスカッションでした。
テーマは、
「あなたが会社の重役として、研究施設を建設する場合、どの国を候補地に?」
という感じ。
4人(全員男)ということもあり、ここでは特に役割分担をせず、自由に発言していこうとなりました。
また、上の会社と異なり、事前の各自検討時間はなく、いきなり議論スタートでした。
まず最初にしたのは、状況&条件の限定です!!
上の会社の試験問題も同じですが、大体ディスカッションのテーマは、抽象的。
今回のテーマでも、
どんな業種の会社か
研究施設…基礎研究か、より開発に近い研究か
など非常に抽象的なので、メンバーで話し合い、条件を限定していくことからスタート。
そこで、
①自動車メーカー
②基礎研究
などと決めてから議論しました。
結論の詳細は忘れましたが、このときは非常にイレギュラーな形の議論になりました。
最大の理由は、4人の内私を除いて皆理系だったこと。
彼らの主張内容は、技術的な細かい主張がバンバン出てきて全く着いていけない笑
一方で、【著作権保護】の点からは日本国内ですべきでは?
という法律を勉強してきた学生とはとても思えない、漠然とした私の意見でさえ
本当に感心され、カラダが熱くなるほどでした。
勿論、私の意見は自慢するようなものでは到底ありませんし、その気もないです。
ここでオススメしたいのは、もし文理合同での議論になる場合、本当に漠然とでもいいので、法的視点をPRをしてみること。
それだけで、法科大学院生はすげーと一目置かれるはずです。
大学生しか周りにいないときも有効でしょう。
長くなりましたので以上です。
今後も不定期更新になりそうです。
読んでくださる方に感謝致します☆
最初の体験時は、要領も全く分からずパニックに…
ただ、一度経験すればさほど難しいものではないと感じたので、以下自分の経験が参考になれば幸いです。
《鉄鋼メーカー》
課題を与えられて、約30分くらい(10分各自検討、20分ディスカッション)で処理するというものでした。
課題内容は、
「乗っていた船が沈没し、嵐の中ボート上で漂うハメになった場合に、乗組員全員が生き残るために必要と考える3つのものを検討してください」
といった感じでした。
私自身は、…雨具、ライター、方位磁石を挙げたと記憶してます。
ただ、解答はさほど重要視されておらず、主張内容と根拠を簡潔に述べることと、議論にどう参加していくかを見られている感じでした。
で、肝心の議論(ディスカッション)ですが、3月以降の選考試験であれば、必ず経験者がいます。そして、その経験者がかなりの確率で、ディスカッションを仕切ろうとするはず。
経験者は慣れていて明らかに落ち着いるため、周りより先に発言してポイントを稼ごうとすると思われるからです。
また、下記のように進行役は一つの重要な役割であり、先んじてこのポジションを確保したいと思うのが普通だからです(私は全く知りませんでしたが)
なので、それに乗っかればいいと思います。
そして、進行手順としては、軽く自己紹介から入るか、役割決めから入るかのどちらかでしょう。
役割は、大きく三つ。
1、進行役
発言権の割り振りや、主張の少ない人へのフォロー、反対意見の集約など最も目立つ。
上記のように、このポジションを取りに行く人は必ずいます。
が、初体験の場合は避けるのが無難だと思います。
2、タイムキーパー
ディスカッションの肝は、意見の集約と結論を出すこと。
ビジネスマンの採用試験である以上、延々議論して結論先延ばし…は許されない。
なので、制限時間を守るこの役目も大事。
ただ、あまり目立つこともないので、お勧めはしないです。
3、書記
色んな意見を集約して保存しておく。私自身のオススメはこの役割。
まず、書くことに専念する形が取れるので、その間に周りの状況を感じ取れる。
言い換えると、最初の方は黙っていても不自然じゃない。
また、独自の意見を出しにくい時に、周りの人が出してきた意見を自分のものに可能。
要約する、言い換える、賛成や反対する意見の理由を追加主張するなど。
さらに、最後の最後の場面で、主張対立構造や結論の要約…
という形でまとめを発表することで、自分の存在を地味にPRできる。
ということで、この役割分担をまず決めましょう~的な流れになれば、書記はオススメ。
ちなみに、この会社では8人くらいで円卓を囲んでのディスカッションでした。
この人数は、他の参加者いわく非常に多かったそうです。
《重機械メーカー》
二回目となった会社では、4人でのディスカッションでした。
テーマは、
「あなたが会社の重役として、研究施設を建設する場合、どの国を候補地に?」
という感じ。
4人(全員男)ということもあり、ここでは特に役割分担をせず、自由に発言していこうとなりました。
また、上の会社と異なり、事前の各自検討時間はなく、いきなり議論スタートでした。
まず最初にしたのは、状況&条件の限定です!!
上の会社の試験問題も同じですが、大体ディスカッションのテーマは、抽象的。
今回のテーマでも、
どんな業種の会社か
研究施設…基礎研究か、より開発に近い研究か
など非常に抽象的なので、メンバーで話し合い、条件を限定していくことからスタート。
そこで、
①自動車メーカー
②基礎研究
などと決めてから議論しました。
結論の詳細は忘れましたが、このときは非常にイレギュラーな形の議論になりました。
最大の理由は、4人の内私を除いて皆理系だったこと。
彼らの主張内容は、技術的な細かい主張がバンバン出てきて全く着いていけない笑
一方で、【著作権保護】の点からは日本国内ですべきでは?
という法律を勉強してきた学生とはとても思えない、漠然とした私の意見でさえ
本当に感心され、カラダが熱くなるほどでした。
勿論、私の意見は自慢するようなものでは到底ありませんし、その気もないです。
ここでオススメしたいのは、もし文理合同での議論になる場合、本当に漠然とでもいいので、法的視点をPRをしてみること。
それだけで、法科大学院生はすげーと一目置かれるはずです。
大学生しか周りにいないときも有効でしょう。
長くなりましたので以上です。
今後も不定期更新になりそうです。
読んでくださる方に感謝致します☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます