0から1へ

中国での駐在生活を経て起業を志す商社マンのブログ

てんかん

2018-01-13 11:30:07 | 日記
昨年、4月1日私の妻がてんかんほっさで倒れました。私は単身で上海に駐在しており、妻とは離れて暮らしています。
元々、妻は高校生の頃から、急に手が震えてものを落としてしまうようなことがありました。バイキングに行って体がぶるっと反応し、皿を落としてしまう、そんな事が時折ありました。
私はそこまで心配していなかったのですが、妻自身は気になったので2016年から神経系の病院に通い、薬を頂いていました。ただ、その病院があまり信頼できなかった為、紹介状をもらい、家の近くの総合病院に行くことになりました。最初の診察のまさしくその日、お医者さんの目の前で大発作をおこし、意識を失い、そのまま入院しました。
これまで非常に小さな発作はあったものの、これほど大きな発作はありませんでした。

その後、様々な調査をする為、1週間入院しましたが、結論てんかんとの診断でした。
倒れたその日、昼頃に妻のご両親から連絡をもらい、急いでフライトを予約し、夜中に日本へ帰国しました。

翌朝、妻と会い、ひとまず無事でほっとしたものの、骨髄検査のせいか非常に辛そうな様子でした。

ただ、そもそも、てんかんという病気について全く知らなかった為、簡単そうな本を買って読み勉強しました。
その中で、てんかんという病気が未だに解明されていない病気であること、運転は基本的に出来ない事を知りました。
一方で、薬である程度制御でき、治療を続ければ治る人も多いことも知りました。

妻の仕事は個人相手の営業であり車が必須でしたし、また妻は運転が好きで私よりも上手でした(苦笑)
てんかんになったことで、今の仕事は続けられず、大好きな運転が出来ないことに対して、非常にショックを受けていました。

退院後、職種を転換し、内勤業務に変えてもらいましたが、なかなかストレスが多い職場のようで、人間関係にはいまだに苦労しております。

病気自体も、なかなか制御しきれておらず、退院後も何度も倒れています。
妻の場合、①お酒 ②寝不足 ③疲れが起因するようで、お酒を飲んで夜遅くに家に帰ると、その途中もしくは翌朝に倒れてしまいます。

夜更かしするな!お酒は飲むな!ともっと強く私も言うべきなのかもしれませんが、単身で日本に残し、仕事でストレスを溜めており、運転という楽しみもなくなった妻に禁止ばかりする事は出来ません。。。
本当は妻が自分自身で自己管理してもらいたい気持もあるのですが、悪気がないのは間違いないので、どうしても情が働いてしまいます。

てんかんという病気になってしまった真因は私ではありませんが、でも、単身で日本に残し、2年間も寂しい思いをさせてしまった自分にもその一因はあるのではないかと日々思います。だからこそ、私が何か彼女の役に立つさちたいと思っています。私は3月末に日本に帰国し、退職します。これからきちんと私自身もてんかんという病気と向き合い、色んな人の話を聞いて、勉強し、理解を深め、妻にとってどういう薬や治療がいいのかを考えたいと思います。
妻からすると、私の今後の仕事の方が気になるようですが(笑)

それにしても、今日の上海は寒い。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿