将棋格言❼『角筋の玉受け難し』

いつもお立ち寄りくださり有難うございます。


今回から、大駒の登場です。

角行（裏:龍馬）


読み方は『かくぎょう』。

呼び方は、角（かく）。

成ると、龍馬（りゅうま）。

馬は縁起物として『左馬』が知られるところ。

 

 

また、人生訓とも言える

『人間万事塞翁が馬』

 

が有名ですね。

◆ 遠見の角に好手あり
「角」のきき筋は斜め四方に効くので、守る側にとってはとても受けにくい。
　図のように、後手玉は先手の角に睨まれて気持ちが悪い。

 

 

　後手からは、角交換がいつでも出来る態勢です。
　大切な王の位置は常に気配りしたいですね。

 

 

 

なお、局面図は、『激指１４』により作成しています。
駒をドラッグすることで、簡単に棋譜や詰将棋も作成できます。

◆ 角には角
角道は防ぎにくいので、角で対抗するのがいい手になることが多い。
　

◆ 角筋は受け難し
角の筋にはまると受けにくいということ。

　　
◆ 序盤は飛車より角
序盤では飛車より角の価値が高い場合もあるということ。

◆ 馬の守りは金銀三枚
馬の守りは強力で金銀三枚ぐらい匹敵するということ。

◆ 角は大きくさばけ
大駒の角は、邪魔をする駒さえなければどこまでも進むことができます。
他にも斜めに動ける駒はありますが、一歩ずつしか進撃できません。
角の持つ機動性を利用して、敵を揺さぶってやりましょう。

◆ 角筋の玉受け難し
角の筋に王がいると、受けるのが大変な場合もある。避けたいですね。
　　

◆ 角換わり将棋に５筋は突くな
角換わり将棋で５筋が突いてあると角打ちの隙が生まれやすいので
突いていないほうが良いということ

◆ 龍は敵陣に馬は自陣に
馬は自陣に置いた方が守りの力を発揮するという意味。敵陣からも自陣の守りに利くようにするのが良いという意味も持っている。

　駒の特質を生かしたいですね。