思いのままに

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道化の瞳≪4/20 ソワレ≫

2012-04-17 | ミュージカル







シアタークリエで道化の瞳を観てきました。



この作品は
2005年のCLUB SEVEN 3rd stageの中で演じられた
30分ほどのミニミュージカルを基盤に
ダンスや歌を加え、練り直したものだそうで
作・演出・振付全てタップでお馴染みの玉野さん。
勿論自らもご出演なさってます。


* 本日のお座席 *
15列19番

比較的後方の席だけど
この劇場においては全く問題ありません。
おまけに前の席が空いていたから視界は極めて良好なり。


* キャスト *
屋良朝幸、小堺一機、彩吹真央、玉野和紀
小西遼生、原田優一、佐々木喜英、桐生園加
美羽あさひ、佐藤洋介、保坂知寿

* あらすじ *
時は現代、里見総合病院。
白血病の少年 健一は、病院の医師や看護師
盲目の母親、燕尾服の人形チャーリーをモデルに
絵本を描いている。
ある日、自分の余命がわずかだと知った健一は
完成した絵本の最後にメッセージを書き加え倒れ込んでしまう。

目を開けると、タップを踏むチャーリーの姿があった。
そこは健一が描いた絵本の世界…。

時は1931年、イギリス。
靴磨きの少年クーガンは仲間と共に
大富豪の娘チェリルの元に仕事を貰いに通っている。
仲間の一人、タップダンスが得意だが喋る事のできない道化のチャーリーは
盲目のチェリルに恋をしていた。
ある晩、貴族の青年ハリーは舞踏会でチェリルに一目惚れをするが
チェりルは目が見えない事に引け目を感じ、想いを受け入れる事ができない。
ある日、目の提供者がいればチェリルの目が治ると聞いたチャーリーは
愛するチェリルの為にある決心をする。

絵本が終わりを迎える時、チャーリーと健一の『言葉』が交錯する。
大切な人の幸せを願って…。
(プログラムより)


少年役の屋良君、まさかの小学生役。
実際は30位だと思うんだけど、全く違和感なし。
以前Endless Shockを観た時にダンスが上手いと思ったけれど
今回はタップもしっかり踏んで頑張ってました。
芝居も含め、とても良かったです。

主治医役の小堺さんが凄く良い。
その存在感が、重たくなりがちなこの作品の空気感を
ホンワカと軽やかにしている気がしました。
『今日のオカシナ話』はきっと毎回自分で考えてるんだよね?
大変そう…。

玉野さん、1幕では殆ど出番がなくて
ステージ後方でスクリーン越しにタップ踏んでるだけだったので
何て勿体ない事を…と思っていたら
2幕は大活躍でした。
しゃべれないチャーリーの役だからセリフは一つもないんだけれど
却ってそれが良かった気がする。
玉野さんのタップ、凄いんだもん。
楽しいタップだけじゃなくて
狂気を表現する激しいタップのど迫力。
呼吸するのを忘れるくらい見入ってしまった。

原田君は歌が上手過ぎて
この手の作品にはちょっと合わない気がしました。
もう少し軽~い感じで歌えたら良いのに。
演技はとっても可愛らしくって
歌ってる時とのギャップが激しいです。

佐々木君はプライド、CLUB SEVENでお目に掛かりましたけど
この手の作品が合ってるのかも。
まぁ、可愛いだけではやっていけないだろうけど。


ラストシーンは泣かされました。
自分でもビックリするくらい号泣…ハズカシ。
隣のSさんにバレたかしら?


今年もCLUB SEVENやるよね~?やってね~。
チケット取るの大変そうだ。
ガンバロ。