every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

『音談科』 ~いとうせいこう~記

2009-08-08 | 雑記
過日7月23日にMUSIC BAR 道(湯島)で催された『音談科』 ~いとうせいこう~のメモ書きです。
*参考道 BLOG

まとめようと思ったけれど、時間が経ちすぎてしまったのでメモのまま公開します。

青字はいとうせいこう氏の発言。
斜線部分はワタクシの見解です。



音談科
# 歌うという意味。
# 空気、間、音(音程、調子)

# その義経はどういう格好をしているの? 何メートル先にいるの?

# 「赤い薔薇と白い薔薇。これを同じ薔薇という言葉で伝えられない奴は役者じゃない」
その意味の違いを聞き分ける耳がない(自分を含めて)とすれば、日本の音楽は不幸だ。

# 作曲者の先生へ弟子入りしてレッスンという芸能界的なシステム。 あれはあれで意味があった。

# 意味が歌えなければ、無意味を歌えない。
→90年代は無意味が席巻した。 フリッパーズが「ハイファイないたずらさ、きっと意味なんてないさ」と歌ったのが90年。
スチャダラは言いたいことなんて何も無いとラップし、電気グルーヴは言葉の意味を解体し(「B.B.E.」が白眉)、遂には『VITAMIN』で語ることをを捨てた。 それはFISHMANSが「君と僕だけ/ふたりぼっち」と歌った世界(所謂、セカイ系) かつてのシンガーソングライターはそれをこわしたからそれだけでよかった。


#秋川批判「全然伝わんない」「あれが流行るようでは、日本のオペラ・クラシックは耳が悪い。」


# 市井の人間が自分の意見を言うという習慣が始まった自由公民権運動から連綿と続く歴史の先端のたかが20年がヒップホップ。 認識が違うからそこらのラッパーに適うわけが無い。


#TIWITTERが勝間と広瀬によって普及するとすれば不幸だ。
「勝間はTWITTERで理論を展開するところが分かってない。アレは意味の無い言葉が行き交う雑踏だから面白いんだ」
TITTER=雑踏。それをやると日常を編集するで頭が良くなる。

#911について 「何も意味が無い」。 「アメリカ人であれば本土が襲われたという意味がある。が、それ以外の国民にとっては特別な意味は無い。日本人であれば何故東京大空襲を、広島を、長崎をないがしろにし殊更911をショッキングに語るのか」



【プレイリスト】 ・ダブフラワー(リハーサル音源) …*ハウスが気持ち良いってことは自明(この喩えが面白かったけど、忘れちゃった!)。*スリーディグリーズとSUPEMEMESを間違えてた。

・口ロロ Re;Re;Re; →テーマはフィールドレコーディング。

・コーネル・ウェスト(レコメンド) http://ameblo.jp/seikoito/entry-10126196704.html

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