every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

2010年に映画館で観た映画から、ベスト10

2011-01-10 | 映画
1.インセプション 2.SR2 サイタマノラッパー2 3.(500)日のサマー 4.第9地区 5.息もできない 6.月に囚われた男 7.ハングオーバー 8.キックアス 9.ボーイズ・オン・ザ・ラン 10.告白 . . . 本文を読む

ケンタとジュンとカヨちゃんの国

2010-07-15 | 映画
自分の居場所を見つけられず"ここではない何処か"に行こうともがく若者を描いたというテーマは『SR サイタマノラッパー2』と共通する(もっとも『サイタマノラッパー2』ではとうが立った"もう若くは無い"年頃の話だけれど…)。 両作品に共通する要素はもうひとつあって、それは安藤サクラが出演し、その演技が映画の味わいをより深いものにしていると言う点だ。 『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』では安 . . . 本文を読む

『SR2 サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』を観てきた

2010-07-05 | 映画
映画の日に『SR2 サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』を観てきた。 前作『SR サイタマノラッパー』はご他聞に漏れず"号泣メ~ン"だったので、それなりの期待と覚悟でバルト9へ向かったのですが。 いやぁ、嗚咽を漏らす覚悟をしといてよかったです。 前作はダメの固まりのようだったIKKUが、借りてきた言葉でなくはじめて自分の言葉を獲得し、なりふり構わず、自分のかっこ悪 . . . 本文を読む

病んでる、みんな、あ~狂ってる

2010-06-16 | 映画
話題の映画『告白』を観てきた。 これを書いている時点で興行成績1位なのである、この映画は。 たいしたもんだと思う。 内容的には単館系とも言えると思うんだが。 いや~、素晴らしい。 原作は未読なのだが、話によると忠実に作られているらしい。 ただ、最後の一言は原作にないとのこと。 「な~んてね」。 そう、あの「な~んてね」こそが肝だ。 この映画の見所は多くの人がそう言う様に、主演女優=松た . . . 本文を読む

プレシャス

2010-06-06 | 映画
『プレシャス』は言葉を持てなかった者が、自分の言葉を獲得することによって生きる希望を見出していく物語だ。 そういう意味で、同じく自分の言葉を獲得していく『SR サイタマのラッパー』を思い出したが、これは単純に舞台となっているのがヒップホップ黄金期である88年のハーレムというところからの連想というのもあるのかもしれない。 この映画のクライマックスは予告編でも描かれている。 「誰も私を愛してく . . . 本文を読む