本日は久しぶりにワインに関する記事🍷
先日、職場で牡蠣とワインの話が出た際にうちのスタッフさん達から、「牡蠣=白ワインですよね?」という質問を受けました。
うちのスタッフは中華、懐石、イタリアン専門のシェフたちですが、それでもまだまだ「牡蠣とワインの関係」について知らなかったので、勉強ついでに彼らに説明しました!
今日はその内容をちょっと公開😁
そもそも、牡蠣には「乳酸」と「こはく酸」という成分が含まれております。その成分は「温旨系有機酸(オンシケイユウキサン)」といい、温かい温度で旨くなる性質を持っております。しかしながら、生牡蠣を食べる際には、当然牡蠣は冷えているので、その「温旨系有機酸」と活かすことができません。そこで思い出して頂きたいのが、お店で生牡蠣を注文した際には、レモンが添えられて提供されますね。このレモンには「クエン酸」が含まれております。このクエン酸には冷やすと美味しくなる「冷旨系有機酸」というものをもっております。実は、牡蠣に豊富に含まれている「グリコーゲン」がこの冷旨系有機酸=クエン酸=レモンによく合うのです。
「生牡蠣=白ワイン」というのには、ちゃんと意味があり、白ワインにはすっきりとした冷旨系有機酸(リンゴ酸や酒石酸)が多く含まれております。生牡蠣にはこの「酸」が欠けているため、レモンが持つクエン酸をかけることで、白ワインとの相性をよくさせています。
ちなみに、牡蠣は加熱調理をすることで赤ワインと非常に相性が良くなります🍷
そのお話はまた次回いたします!!!