今回の展示について
「小説推理」(双葉社)という月刊小説誌の表紙絵を2012年より3年間に渡り
担当していました。ハットを被った男が登場する絵はそのために描いたものです。
探偵が犯人を探している様子を描いたシリーズです。
特にそれぞれにストーリーはないので、絵を観ながら勝手に想像を膨らませていただければ幸いです。
他の絵は、この探偵シリーズに似合いそうな物を過去の作品より選んでみました。
どれも夜を連想させるものが多く、ジャズをテーマにした絵もいくつか含まれていたので、
このような展示タイトルになった訳です。
素面でご覧になると絵の粗ばかりが目につきますが、
程よく酔った状態でご覧いただくと、どことなく良い絵に観えてくる場合も稀にございますので、
ごゆっくりお楽しみください。
山崎杉夫