WILD THINK

ラテン楽団「Orquesta de WILD THINK」のバンマスが、日々思うことをダブワイズ

僕が恐れる黒いサブちゃん

2011年07月28日 | 音楽考
北島三郎(親父)

サブちゃんこと北島三郎を思うと、下の3人を思いだす。
それは僕だけはあるまい。

ジェームスブラウン(ゴッドファーザー)

マイルスデイビス(帝王)

フェラクティ(大統領)


それぞれ演歌、ファンク、ジャズ、アフロビートの巨人であり、巨根である。
強固なファミリーを築き、巨根の如くその頂点に君臨し、絶対的な存在感を発する黒い生命体。
何人たりたとも、どんな論理や倫理を並べても、その強権たる巨根には逆らえないのである。

サブちゃん、JB、マイルス、フェラ、こう字面が並ぶだけで、そそり立つ「The 男根」って感じがする。
キングタビーがポーンタビーに思える程だ。
キングタビー(ダブの偉い人)

ところで、フェラクティの「Rofo Rofo Fight」を久々に聴いている。
フェラの歌とサックスってなんか「どけどけどけいー! オレ様のお通りじゃーい!」って感じ。
トニーアレンのリズムは所詮露払いなのか、と少し悲しくなってくる。
トニーアレン(フェラクティのバンド「AFRICA70」のドラマー)

この「どけどけ感」が男根至上主義者達に共通するのだ。
サブちゃん、JBの歌にもマイルスのペットにも、奥ゆかしさや詫び、遠慮が感じられない。
喜怒哀楽どんな感情も常に100%なのだ。男根を誇示するエレクトミュージックなのだ。
[Rofo Rofo Fight]


しかも、少しバックの演奏が間違えるとすごい剣幕で怒りそうでこわい。
特にブレイクとか間違えるとかなりやばそうだ。
バンドメンバーの彼女を堂々と寝盗りそうでこわい。
バンドメンバーのギャラを堂々とピンハネしそうでこわい。
キレるツボがいろんなとこにありそうでこわい。
国籍、性別、年齢関係無く暴力をふるいそうでこわい。


だから、こわくて、こわくて。聴けない。
思い出しただけで寒気がしてきた。ああ、脈が早くなってきた。胸が苦しい。持病の癪が。
サブちゃんこわい。JBこわい 、マイルスこわい、フェラこわい。うー。

気分が悪くなってきた。もう休もう。


オレに積年の恨みがある方は、
北島三郎
ジェームスブラウン
マイルスデイビス
フェラクティ
のレコードを聴かせると良いと思うよ。



PS
在日ファンクって凡百のJBファンク、ひいては男根音楽の中で突出して素晴らしいと思う。
在日ファンク

JBみたいにギンギンに勃たたせようと思ったら、乳首が勃っちゃった、みたいな諧謔感覚が。
誰もJBみたく、カチカチのドス黒い男根には、絶対にはなれないのだから、演奏するなら模倣よりも諧謔が必要だと思うよ。
模倣すると忠実であればある程、フュージョンになる。音楽は模倣できても、あのチンボ感は模倣できない。
であるなら、天然でも確信犯でもいいから曲解が必要だと思うよ。
僕はこわすぎてそんな音楽できませぬが。



--------【告知】----------
我が楽団、WILD THINKの次回の演奏は、
●8月14日 土曜日
鎌倉材木座海岸、海の家にて、超常夏な野外パーティーに出演します。
スウィング率高め、女子率高めの演奏陣。セクシーなバーレスクダンサーもご一緒。
場所といい、出演陣といい、きっと盛夏を華やかに彩ることでしょう。ぜひお越し下さいませ。
僕らも楽しみ。
「竜宮の使い」Vol.6
@ Day Dreamer's Deck@鎌倉材木座
open14:00~
charge:前売り2,000円(当日2,300円)
※前売りのご予約は私セキヤのメールまで。kousekiya2@gmail.com 

[Live]
たをやめコケストラ ※たをやめOrquesta小編成版
Orquesta de Wild Think
Betty Angellica
・Doopani Sessions

[Show]
紫ベビードール
safi
coppelia circus
Bee&Jane
http://ameblo.jp/bee32/
http://ameblo.jp/jane-saggs/

[司会]
モーレッツ屋のミーヤ
(司会は我々の企画でご一緒したハリガリアンサンブルのサックスの方だったんですね。全然しゃべれんかった。よろしくです。恐縮っす。)


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