ワイルド7の血脈

月刊望月三起也を応援するブログです。

そうさこの世のドブサライ♪

2009-10-18 02:06:44 | Weblog
ワイルド7TV版の傑作主題歌を思い出したりしておりました。

空き缶二個なら大した被害ではないと思ったり、曜日が違うとしても集積所に置いて行くならまだ許せるのかな。
朝帰りのサラリーマン、飲みすぎて前後不覚ながらも辺りを見回してもゴミ箱を見つけ出せず集積所へと言うパターンなのでしょうか?

最近、俄然、ヤングキング付いているので、
ヤンキー漫画にも興味を持ち出しています。
「ギャングキング」最新刊の帯に680万部の文字。
静かながら結構売れているんだな~と思いながら

「人間が好きになっちゃまいそうだぜ」のセリフ。

色々な人間の善意から醜態まで、「レイプする奴」まで含めて人間と考えて、
その罪をキリストの様に許したい気分の時があるのだろうと考えたりしておりました。

空き缶からそこから正さないと昨今の事件や横暴、エゴは、なくならないのかも知れませんが、
ワイルド7のメンバーも煙草のポイ捨てしそうなヤンキーやメタルファンの同類のような視点から描き出されているからこそ、逆に、客観的に読み、そして、ここに集っているファンに伝えたい「小さなモラル」「善行」を求めているのかもとも思っております。


ヤングキングの視点やメタルファンなどなど音楽ファンの視点を考え合わせながら葛藤を感じながら、だからこそと言うことも考えておりました。

しかし、更に、深読みするなら
9月より激しさを増す、掲示板の方のスバムについての事をも視野に入れているのかと思っておりました。
せっかく、ファンとの交流の場所として、善意で、設定したホームページなのですが、
空き缶二個どころか、連続二十個とか三十個のスバム投稿が増されていることからするなら迷惑度とすると遥かにこちらの方が悩みの種となっている様に思えます。

怒ってもダメで、平常心で、向かわなくてはなりません。
スバムは、きっと誰もその商法としてはひっかかってはいないと思いますが、それでもしつこいのは何故なのか?

怒っても相手を喜ばせるだけ。

反応することを望んでのことだから。


いつから「常識」が「死語」とされてしまったのか?




このホームページのような冒険をしてくださっている大家の先生は、他にいるのでしょうか?

楳図かずお先生も時々、暇そうに中央線沿線で、散歩されているのを見かけたりするので、ホームページで、ファン交流をして欲しいなとか思ったり、
永井豪先生他、きっとこのようなホームページにて、ファン交流はなされないだろうななんか思いながらも公式ページを検索したりもしていない私ですが、
やはり、この月刊望月三起也ページは、画期的冒険の場所として、期待であり、希望であり、そして、理想でもあり続けていると思っています。


現在は、歴女ブームもあり、カムイ外伝大ヒット御礼舞台挨拶も7割、8割がた女性だったように思います。
85万人動員、1億円のヒットとの事ですが、男性漫画でありながら松山ケンイチ人気のせいもあるかも知れませんが、信じられない現象とも思います。
仮面ライダーもイケメンブームで、女性ファンばかりになってしまっていて、男は、肩身が狭くなっているのかも知れません。


男の理想とは、今は、それを問い続けなくてはならない時に来ているのかも知れません。
男は、昨今、教養でも理解力でも理想力でも振るわなくなった時代のメッセージとして、取り戻さなくてならないものが沢山あるように思います。



昨日から始まった
「サムライ・ハイスクール」 日記から転載



(今週のセリフ)


「みんな 頭のいい人とか 強い人のことしか聞かないから。

「か…悲しいこというなよ!」

「僕 バカだけど これだけは知っているんです。

強い人は ずっと勝ち続けて

弱い人は 一生負け続ける。

逆転はない。

だから僕みたいな負け犬は

ムダな希望を持っちゃいけないんです。」

<俺は反論できなかった>
<だって心のどこかで俺も同じ事を思ったことがあるから>
(0:52分頃)



このドラマの監督は、劇場版「カイジ~人生逆転ゲーム」と同じ監督です。
カイジの様に誰もが、絶望し諦めている中、突破口を開いていく事が出来るのでしょうか?

カムイ外伝でも、宿命とか運命に抗う主人公が描かれてきていた根底に同じ主題を感じています。


仁(村上もとか)

天地人(徳川家康への疑念、ついては、徳川時代の再考察)

不毛地帯(戦争と企業戦争の類似点)


時代劇の中に見出すブームを感じております。



その中で、望月三起也時代劇である「新撰組」の再読と共に
ワイルド7の「男の理想」の現代形、現在進行形に期待しております。



空き缶2個と~そうさこの世のドブサライ♪
永遠で、深遠なる問題だと私は、思っています。



また、「新撰組」のような時代劇、現代へのメッセージとしての武士道や時代劇を書いてみて欲しいと思っています。

最新情報及びバイクアクション映画の可能性

2009-10-10 12:45:08 | Weblog
現在進行形で色々な情報を入れて行きたいと思っております。


今回は、望月三起也先生を取り巻く漫画・映画・アニメ情報の現状分析からその広がりと可能性を考える外部的情報コーナーを作りつつやっていきたいと考えております。

(しかしいつもながら散文的な内容で一つ間違えるとスバムにも取られる危うさを持つ私でありますが野生を愛するものの一人としてご容赦を)


今回も松山ケンイチ情報から進めていこうと思います。
漫画原作を実写化するとかつては、不評な事が多かった様に思いますが
彼については、賞賛の声の方が大きいようにも思えます。

それは、何故か?をデスノートの成功から書いていますととても今回書きたい内容にたどり着けないので、割愛せざるおえません。

松ケン初の本格アクションに挑んだと言うカムイ外伝ですが、現在観ると
「大ヒット満員御礼舞台挨拶」も現在時確認すると11席残すだけとなっているようです。

(カムイ外伝公式ページから)
http://www.kamuigaiden.jp/top.html

既に、三度劇場に足を運んでいるので、同じ映画を観るのも限界がありそうなので、即座に完売とはならなかったとは言え、全国に舞台挨拶に出向き
更に、異例の公開後半に入ってからの舞台挨拶に登場する松ケンには、頭が下がるばかりです。

カムイ伝の映画化は、これで終わっては欲しくはないと言う日本国民的願いを背負っている様にも感じております。

しかし、今回書きたいと思う主題点は、カムイ外伝のことではありません。

松ケンの次回作「ノルウェイの森」の次かその次かわかりませんが、
SFアクション漫画原作「GANTZ」が、「デスノート」と同じく前編後編にて、実写化決定と報道があったばかり。

私は、この漫画を読んだことがなかったので、SFと言えども現代アクションに近いものらいしいと期待して、漫画喫茶にて少し読み始めました。
ワイルド7的アクション、ガンアクションは、期待できるのかな?
それだけが、焦点となるわけですが、

ガンは、出てきてもバイクが前半?には、出てきていないので、やっぱり
ワイルド7は、今でもアクション漫画の金字塔として、群を抜いているんだな~と再確認する事となったばかりです。

しかし「GANTZ」も別な意味で面白そうです。
かなりの巻数を数えているようですが、コマ割が、秒単位とも思えて、まさに現代的劇画家らしく画力が見せ所で、ストーリーが後で、謎として、後回ししているような構成となっていて、なかなか物語の核心や主題には、進まないもどかしさも感じたりもするのですが、面白いことは面白そうです。

「GANTZ」の中にワイルド7アニメ化または、劇場版化の布石を見るとしたなら
何がそこで欠如しているのかと考えていて、最初に思い当たるのは、バイクアクションでした。

あぶない刑事の舘ひろしのバイクの乗り方は、格好良かったけれども
本格的バイクアクション映画って、これまで数えるほどしかなかったんじゃないかと思ったりしていました。
マッドマックスなんかそれの代表でしょうけれども少なすぎますよね。


アクションには、多くの危険があるからかもしれませんし、車以上に危険でもある。

じっくりかまえなくてはならないのですが、それでも、この分野は、やっぱり欠如でもあると思っていますし、ワイルド7の可能性は、まだまだあるように思っています。

松ケンは、ロバート・デ・ニーロと同じく性格俳優であって、アクションあがりではないので、逆転して、アクションづいている現在なのですが、
デ・ニーロのアクションってのは、何だったのだろうなとまた比較したりもします。
ゴットファーザー2の屋根をつたっていくシーンなんかも格好よかったし、後年アルパチーノとの競演アクション映画なんかもあったけれど
ただ、アクションだけで物語や脚本が良くないと物足りなさがあるのも感じています。

やはり脚本(本)があって、アクションが生きてくると言う事でしょう。
黒澤明しかりカムイ外伝?しかり。

松ケンの飛葉は、少し無理がある?無理じゃないとしても、
小栗旬さんの方が、近いかな?
それであって、ハ百かチャーシュ?あたりででも
カイジの様にゲスト出演(否、それ以上のレギュラー役で!)でも出て欲しい俳優ではありますね。

アニメにて、「野生の七人」から冒頭が、順番にアニメ化されるのかと思った時期もありましたが、ただ、原作をなぞっていただけでは、原作を知っているファンも新しいファンにもアピール出来ない場合がある事を感じていました。

アニメにしても劇場版にしても新しく書き下ろしたオリジナルが望ましく、
それは、「飛葉」でも試されていたのですが、やはり、中年飛葉では、本当の意味では活気あるワイルドは望めないものがあるのですが、
望月三起也先生は、どうしても飛葉の半生を描ききりたい欲求が強いようです。
それは、カムイのような大河作品であるなら頷けるのですが、
よりマニアックなファンにしかアピール出来ずらくなっているのが残念です。
それは、打開されるべきものなのかどうかはわかりません。
ファンとしても思案中です。

今期秋の深夜アニメは、あまり面白くない数は多いのですが。
それならワイルド7の様にカムイの様に日本国民全体に全年齢にファンのいる作品を淡々と作って重ねて言って欲しいと思っていますし、決して、ファンとスタッフ、そして、熱意のある人が声を上げ続けるなら不可能ではない段階に来ていると考えています。


今の不況の中から世相を反映しながら社会悪や組織悪に挑む新作オリジナルとして、導入を入れながら回想的にワイルド7は、かなり昔から戦っていた的スタンスで、紹介していくのが良いのではないかと思ったりしていたのでした。

脚本が、現代的でオリジナリティを持った作品として復活して欲しいとの願いを
トリビュも背負って出てきてると考えています。


論は、中途半端になりましたが
深夜は、「涼宮ハルヒの憂鬱」最終回をみて、
「消失」映画化決定を知り、更に、

ジャパッシュ以上にジャパッシュなコードギアスイベントを知り
(コードギアス公式ページから)
http://www.geass.jp/

この中の無料配信の分を見ていたわけですが、
このアニメの最初は、
「俺は、ブリタニア(アメリカ)をぶっ壊す」
と言う当初は、小泉首相の「自民党をぶっ壊す」のパロディの様に開始されたアニメながら繰り返し見るに耐える傑作となったイベントもあり盛り上げようとしている現在進行形にいても立ってもいられず書いてみました。

コードギアスやジャパッシュを越えたオリジナルワイルド7で
バイクアクションアニメ、映画の流れを!

これをみなで、共同制作委員会を作ったり盛り上げていきたいものです。

20世紀少年もカムイ外伝もエキストラを一般から募って盛り上げていました。
必ず行きたいですよね。ワイルド7のエキストラ。


ってなことで、今回は、最新アニメ世界映画世界の情報でした。



スバムは、何らかの意思をもって、この掲示板を攻撃しているのかもしれませんが、それには、負けないワイルドであり続けましょう!!


「涼宮ハルヒの消失」も楽しみです。
これは、ポストエヴァとも言われています。
コードギアスは、私としては、ガンダムを脚本として、越えた!と考えています。


それ以上の脚本で、新生ワイルド7をお願いしたいと毎日、考えております。

最後になってしまいましたがRYUさんおめでとうございます。
第15回
ゼロ1戦隊執筆者:RYU 2009 年 10 月 6 日
http://wild7.jp/3234

事務局の方とこのような形で打ち合わせをして、原稿を書かれるのだなと手に取るように読み取ることが出来ました。

15回を重ねているこのシリーズ流し見てるだけだったことを反省しております。
今度、じっくり読んで、感想を1~15で順番に書いていかれたらな~と希望しております。

10月の表紙「ユキ」良いですね。
しかし、残念な事にこれまでの見出し保存したり壁紙に出来る事を知らず保存してこなかったのを悔いています。

過去に遡って見ることは出来ないのでしょうか?


急いで書いたので、文章うまく打ててるかな??


現代漫画論考Ⅱ(男の「理想」とは)

2009-10-05 04:15:44 | Weblog
夢オチかよ~昭和期に忘れてきた何でもありの禁句だったんじゃないかと思いつつも画力だけには圧倒されておりました。

自由奔放に描いて欲しいけれどもまだまだ原作の威厳の前に模(かたど)っている堅さがあるのだけれども面白く読んでいます。

対談も載っていて力が入っているのを感じています。


現在進行形で、望月三起也先生がどのように考えているのかにも興味を持っています。

最初は、反対された作品。
それは、サイボーグ009、武器の商人とベトナム戦争批判の立場から描き出した作品のコメントをも思い出していました。
アメリカ的視点、日本的島国根性の視点を
人体改造サイボーグとされた各国の少年戦士と言う設定が、
正義は、自国だと言う狭義の引きこもりや鎖国的考えを正す設定が難解だというわけだ。
だが、その事は、寧ろ、頭が堅くなった大人よりも柔軟な少年少女の方が、簡単に受け入れられる事も幾度も証明されてきたものだったと思う。

ワイルド7の冒険と成功もこのサイボーグ009と比較して考察するのも面白いが、現在、原作者の石ノ森先生も他界してしまったこともあって、原点となる
上記のアンチテーゼが、忘れ去られがちになっていると思う。
ただ、SFであって、勧善懲悪一話完結になりがちのアニメ展開を残念に思っていたりしていた。
サンライズならガンダム並に主題を貫いて欲しいなと思っていた。
(今ならサイボーグ戦士の悲哀は、臓器売買され売り買いされる少年少女の悲哀になるのだろう。)

しかし、ワイルド7もカムイ伝の第一部の終結の時の白土先生のあとがきよろしく、船底に穴が開いたりぼろぼろになりながらも原点となる基本的設定とモチーフ(創意)を貫き、模索しながらもどうにかこうにか続いてきているのが嬉しい限りでもある。

暗中模索は、それぞれにあるように思うのだが、それでも原点を確かめながら進んでいるのを感じながら「対談」を読んでいた。


《本当は、人生においていい訳をしたいわけだよ。でも、いい訳をしないってのがかっこいいわけだよ。『ワイルド7』は男の「理想」を描いたんだよね》

ワイルド7の中で、この箇所がどのように体現されてきたかは、まだまだ研究に値するのだけれども

言い訳しない・男と言うものが、最大に意味を持っていたのは、第2次大戦の敗戦であり、人生の過失を背負っていた「網走番外地」の高倉健だったのではないだろうか。

しかし、昨今、男は、流行らなくなった。
SFアニメやガンダムでも女性戦士が、同じ比重で活躍し、「草食系男子」が持てる基準となってしまっている。

悪となりても反逆したい反逆して貰いたい気持ちはあるものの、男らしい、女々しいのフレーズは、(社民党に気兼ねするわけではないが)前時代的なもの昭和期も通り過ぎて、戦前のものとなっているイメージがある。

言い訳がかなわなかった敗戦は、全共闘の時代も同様であり、その時代を乗り越えてワイルド7が、「男の生き方」の「理想」を掲げようと言うのならそれは、茨の道であり、一歩間違えるならドンキ・ホーテになりかねない危うさがあるのだけれどもこの戦いを避けて

「男」といえるのだろうか?高倉健さんにも申し訳が立たないのではないだろうか?


しかし、言いたいことは、
言い訳するとはどう言うことなのだろうか?

「ソクラテスの弁明」が、代表的であり、愚衆的民主主義によって殺された師ヲ悼み怒りを持ってプラトンが、書き上げた名作だ。

言い訳をしないことと説明責任を持つことの境目とは何なのだろうか?

このような大きな問題を背負う年代となったかつての少年少女に今、漫画は、本当の意味で、現在の少年少女に「説明責任」を果たしているのだろうか???

その事を繰り返し考えるのである。

(話は、変わりますが…)

http://wild7.jp/1956#trackbacks

第7回

ワイルド7「魔像の十字路」執筆者:ぐりゅーん・へるつ 2009 年 2 月 2 日

今頃気がつきました。

新撰組にも書きたいこといっぱい。でも、書くときと読むときがちぐはぐな僕は、沢山読み落としている様ですみません。

僕も書きたい気がしますが、型にはまった文章が苦手な自由人、根っからのワイルド血脈なものですから…




今回も書きっぱなしの徒然、走り書きすみません。


今、雑誌レベルで、注目している漫画は、

ワイルド7トリュ

カイジ

カムイ外伝(新作)

かな。


カムイ外伝満員御礼舞台挨拶チケット明日発売。取れたら行きます。

近況は、こんな感じです。



カムイ外伝の内包しているもの
http://blog.goo.ne.jp/wild7_2008/e/91aabcd75a502105bf365a0d16a8f788
↑この掲示板宛てに現代漫画論考Ⅰとして、書き出したのですが、
以下にも書いてあったように入らなかったものを再録してみました。



これを受け止められる真の「男」を求むと言うわけで
「難破船」的に文章を書き、掲上しているわけです。

月刊望月三起也掲示板の変化

2009-09-23 23:32:57 | Weblog
「カムイ外伝の内包しているもの」

いつの間にか(全角20文字以内)の限定が入ったようです。記事が消えないようにでしょうか?


昭和史思い出(内ゲバ論)と友愛社会についての文化論粗描をそのまま載せてみました。

カムイ外伝の内包しているもの

2009-09-23 23:16:56 | Weblog
デスノートからデトロイトメタルシティを経て(更にTVドラマ「銭ゲバ」)松山ケンイチは、カムイ外伝にたどり着いた。

その特集記事は、ぴあ、キネマ旬報からダ・ヴィンチ更に、毎日流されているCMやバライティ番組へのゲスト出演と広がりを見せているのに驚きもある。

多くの人がこの作品に期待していたのかと驚く。


漫画原作がここまで多くの期待を持たれていたのかと逆に驚く。

「この原作×監督ならば、ある種、民主党の政権交代以上の期待がかけられて当然だろう。」(キネマ旬報)

映像化不能と言われていたこの作品の復活と格差社会、階級社会を守り続けてきた保守政権の崩壊と「友愛を掲げる改革政権」の登場は、長年用意されていたものの体現され実践される時期にさしかかっているのではないかと思わせるように、時期を一致させているのにも驚くばかりだ。


カムイ外伝そのものの感想、「スガルの島」の作品性
相も変らぬ地獄図、殺戮のアクションの世界を見せる事に何の意義があるのか?
などなど沢山、語り補完したい要素はあるもののそれを語りだすとかなり長くなりそうなので、今回は、そこを敢えて語らない。


三種の神器のような
漫画>手塚治虫>白土三平>望月三起也


昭和の漫画の世界を考える中で大きなバックボーンを考えながらいつもその関連を考えながらいたのだけれども
漫画が、カムイ伝ではなく外伝の映像化によって評価が変わっていくことを更に期待したい。

カムイと飛葉は、その孤高で孤独な戦士としては共通している。

強大な悪や権力、そして、組織化した既成の旧体制そのものに対して、戦う弧戦奮闘を願う少年の夢のヒーロー

「独りは、どこまで戦えるのか、その集団やチームは、どこまで戦えるのか」

その最大値を、
ガンダムのウディ大尉のセリフの中でも伺える
「一人の戦いが、どれだけ戦況を…」と言う大人の理屈にもあがないながらも模索してきたものの結晶がここにもあったことを感じている。

あいも変わらず戦争や内乱に人は夢を見ている。
大河ドラマの天地人「関が原の戦い」や三国志を横目で見ながら
未来の戦争を描いたガンダム人気も同様の土壌にあるように思う。

カムイ外伝は、何もない世界からのサバイバル戦争を描いているようであり、またただ忍者を描いているだけではないので、エコにも優しいので、逆に凄惨であっても受け入れられやすかったのかも知れない。

だが、カムイの二番煎じであっては欲しいとは思っていないが、
もう一人の孤高の戦士、飛葉の映像や世間的復活は、どのようなものとしてあるのだろうと妄想しないわけにはいかない。

現代の武器に囲まれ、バイクアクション。
それは、環境問題が叫ばれている中では肩身が狭い戦いを余儀なくされている。
アメリカでの銃乱射事件や秋葉原通り魔事件のナイフ規制があり、
それを超えて、作品の魅力を問いだすとしたなら
今は、曲がり道にさしかかっていると言えるし、過渡期にあるとしか言えない。

「イージーライダー」の昔から神話とするにもまだ時代は現在進行形過ぎると言うわけだ。


飛葉と言うより望月三起也先生が、孤高で孤独なこの分野の擁護者の様にも思えている。


公害を撒き散らし、必要悪として、是認しながら疾走したワイルド7最初の全48巻の模索は、エイリアンの様に企業悪とも対峙したり美学に満ち溢れていた。


カムイとワイルドは、似て非なるものだが、明らかに違う作品、時代背景ながらも漫画世界と言う同じ土壌の中で、少年の夢

「一人でも、どこまで最大限戦え、遠くへ行けるのか?」

それを普遍的土壌で、問い続けたものが評価され始めた事は2009年度の画期的変化に加えられたなら嬉しいことだ。


白土三平先生の世界のイメージは、故深作欣司監督と同じく
第2次世界大戦で焼かれた敗戦の視覚世界だったと思う。
その焼かれた世界の中で、ヘミングウェイの「武器よさらば」のような面持ちで、それでも生の本能や生きることの本質は、戦いであり、競争であることを理解し、矛盾を感じながら
問いだす作品の傑作が、漫画の中では、

カムイ伝とワイルド7に傑出したものを感じてきたのが、昭和ではなかったかと回想する。


「カムイ外伝の内包しているもの」

それは、内ゲバの世界でもある。
山田風太郎の「甲賀忍法帖」の延長上のものを内包していることに気がつかされる。

内ゲバは、政治の世界だけではなく、ガンダムファンの中にも望月三起也ファンの中にもあるだろう。
何か良きメッセージを読み取り好きでそれぞれに集っては来ているものの
黒澤明の「羅生門」の様に立場が違えば視点も違うその反発で出来上がっているのも感じないわけにはいかない。

フランス革命で「自由、平等、友愛」

自由は、帝国主義的資本主義が、
平等は、共産主義国が極度に重んじ、それぞれに滅びかけている。

友愛は、これまで、引き取り手がなく孤児であり、
カムイや飛葉の様に孤高の戦いを強いられていたのではないかと思うのだ。

今後、友愛政治に期待しながらも
良質な少年誌の復興にも目を配っていき友愛戦士となる同志を集っていかなくてはならないのではないかと思う。



集団や組織には、懐疑的だ。
それは、裏切り続けてきたし左翼組織には、絶望した時期が、ある。
内ゲバが、それであり、中心主題として、現代でも乗り越えられていない。


カムイも模索している。

だが、諦めてはならないものだと教えているように思える。

マルクスやゲバラは、好きだが、その名を語っているが、組織化してしまった日本共産党には同情はしても座り心地が悪そうな違和を感じているノンセクトであり続ける孤高の戦士であり続けている。

カムイも模索している。
白土三平先生も模索している。
飛葉も望月三起也先生も模索していて、人生の最終的結語を求めているのではないかと思い、静かに見守り続けているわけです。


赤い巨人の映像化作品は、
「蟹工船」から「カムイ外伝」

「カイジ」

「ゼロの焦点」松本清張生誕100年記念作品(主題歌中島みゆき「愛だけを残してくれ」)

「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作)


と続く。



足早だが、高名なドイツの哲学者が、
「偉大なものには、偉大な関係がある。それがないと思う、気がつかぬものは、卑小なものだ」と言っていたものの関係性の一端を描いてみました。



カムイ外伝、倖田來未さん主題歌は、少し違和感があったが、中島みゆきとなると直接的であるし、作品の全てが、好きなものばかりが集まるのも良くないのだろうと思う。

少年誌も全部好きで続きが楽しみな夢の雑誌は出来ないものかと思うがそれは、騒がしいばかりかも。
ワイルド7トリビュートだけを楽しみにヤングキングを買うのも良いなとも思っている今日この頃。



とにかく、時代は、ワイルド7最初の全48巻の時代にようやく追いついてきていると言うことだと考えているわけです。


左翼と内ゲバに絶望した世代の模索の結集が、カムイにはあった。
友愛を問い続けるべき時が来たと思うのでした。



新ワイルド7は、言いたい言いたいと思いながらも後回しになってしまいましたが、
「仁義なき戦い」の様にせっかく良いキャラクターが登場したと思ったらあっという間に死んでしまうのが残念でした。
初代ワイルドのメンバーを越えられなかった。飛葉だけが残り続けている不満があったな~。


私にとっての三大巨人は、
白土三平、
望月三起也、
中島みゆきだったので、現在時の関連性を粗描しようと思いましたが
中島にまでたどり着けませんでした。


階級化や格差社会是認政党は永久に葬り去り
友愛を模索し続けましょう!と言う事で。

現在進行形の硬派な番組を応援する

2008-12-14 22:34:46 | Weblog
こんにちは、最初から楽しく観させて貰っています。

瀬戸内寂聴さんの回は、とても面白かったです。


後に、内容について触れたいと思いますが、今回は、トラックバックが可かの実験を兼ねて入れてみました。

ニュース番組と言う訳でもなくコラムだけで成立しているトーク番組で、シンプルなのですが、絵柄的映像的に変化のない中で、話の内容だけで勝負するのは、軽いバライティ番組とクイズ番組に席巻されている日本では特に難しいようにも思えます。

考えてみると日本は、その意味ではまだまだ成熟した考えが、社会的に定着していないようにも思えます。

インターネットの世界を見てもそう感じます。

しかし、テレヤツのような番組は、少数派であったり、一部尖鋭派であったとしても確実にニーズがあるものと思っています。

視聴率の問題は、確か、朝ズバ!を始めた頃のみのもんたさんも言われていたように思っていましたが、大丈夫なのではないかと思っています。

麻生内閣の支持率とは違いじわりじわりとあがってきて、定着していくのではないかと思っています。

筑紫哲也さんなき後、この番組を砦にしていくしかないのではないかと思っております。

大衆に変に媚びたりどっちつかずになってしまうと
姜尚中先生の小泉政権支持率と麻生政権支持率の差に言及したものと同じになってしまうのでしょうからくれぐれも番組の舵取りを間違わず、辛口を通していって下さいね。


出来ましたならサンデーモーニング出演の田中優子先生もゲストで呼んで下さい。

差別と偏見の話からカムイ伝の話まで瀬戸内さんと田中優子先生で余すところなく語って下さるのを切に願っております。


はじめまして

2008-11-15 08:55:47 | Weblog
僕は、古くからの望月三起也先生の大々ファンです。
勿論、明日のファンの集いも参加させて頂きたいと考えています。

ワイルド7も何度読ませて頂いても緻密さそして、それぞれの話、一つ一つが、独立した世界観や社会の縮図を描いていたり、一体、挿話の中に出てきた株式会社「肉鉄」は、どの様な構造として、どこ向かっているのかなどなどいつもこれで終わるのはもったいないと思ったりしていました。
(もう一度、読み直さないと忘れているのですが、いつもそんなことを考えていました。)

現代版の「秘密探偵JA」や「最前線」なんかも読みたいと考えています。

「ジャパッシュ」も今、流行の「コードギアス 反逆のルルーシュ」の先取りみたいな作品で大好きでした。

「はだしの巨人」のようなアフリカものもまた書いて欲しいです。
「ブラッドダイヤモンド」ほかアフリカを舞台にした映画作品も数々出てきていますし、何よりも白土三平先生の「神話・伝説シリーズ」があります。

これから少しづつですが、「ワイルド7」の魅力の分析を書いていきたいと考えていますので、宜しくお願いします。


先生が、ファンの前に姿を現してくださること、この感激に答えつつ僕も頑張りたいと思っています。

まだ、ブログ作ったばかりで、何も整っていませんが、頑張ります。

明日を楽しみにしております。

質問100問考えようと思ったいましたが、今回で、終わることがないと思っていますので、

「連載漫画を読みたいのですが、近々、予定がありますか」

って、今回は、月並みな一問にしておきました。


連載が、始まるとファンの集いそんなに開いて頂けなくなるでしょうし、複雑な気持ちでもいます。