一九八三年十二月二十八日 モンロー研究所のラボにて     201013

2021-12-31 | 日記

ケイカク トウコウ ( 2021-12-31 ).  210111 20:00


2020-10-13 03:44:57 | 日記



転載元
http://falcon238.jugem.jp/?eid=382



イエス・キリスト


一九八三年十二月二十八日、モンロー研究所のラボにて。

透視目標は二枚重ねの封筒のなかにあり、透かして見ることはできない。

封筒のなかには、つぎの問いを記した紙が折りたたんで入っている「キリストは何者で、なぜこの世にあらわれたのか」。

わたしは遠隔透視の領域に意識を向かわせるよう求められた。

準備ができたら、監視役のモンロー氏に知らせる。ラボにはかれのほかにだれもいない。

セッションは休止時間を含めて七八分にわたった。

モンロー氏はもちろん封筒の中身を知っていたが、わたしが寝そべっている隔離室とは別の部屋にいた。

隔離室は黒くて広い立方体の部屋だ。

しっかりと防音処置がほどこされ、銅製のシートで全体が囲まれている。

へミシンク以外の振動をさえぎるためである。 

九分の時間をかけて、わたしは部屋に流れこんでくるへミシンクの書と気持ちを一つにした。

透視目標に意識を向けると、光のチューブが見えた。エネルギーの柱と形容したはうがいいかもしれない。

神のごとく進歩した存在が、一時的に、男の肉体を支配しているようだ。
場所はいろいろだ。

大昔の南米では、男は語り部か教師のような存在として、アメリカン・インディアンの二、三の部族をめぐっていた。

その場所からは十年も経たないうちに消滅した。また、古代ギリシャ時代のごくはじめ、有名な哲学者たちがあらわれる前にも同じことが起きて、学校らしき場所が二、三か所開かれた。中国でも同じようなことが起きている。 

いずれも、ある人物が現世に肉体としてあらわれるという点で共通している。身長一八〇センチメートル強もある。当時としては背の高い男だ。鳶色の髪でも 肌はあまり浅黒くない。

ある時代にあらわれた男をキリストと呼んだ

かれは当時の社会で変人扱いされている。

真実を求めて二十代のはじめに砂漠に入り、文化的に大きく異なる部族とともに暮らした。

真実をつかみとるために、肉体的な苦行と摂想をずいぶん行ったようだ。そして男は、高次の存在が肉体を支配することを許し、学究の中心地へとおもむいた。 

かれは見識のある男だった。

理想をむき出しにするのではなく、神秘化の道を選んだ。

現世の欲望からは距離を置き、人の知性にひらめきを与えた。

かれの理想とは、人類のひとりひとりが交流しあうことだ。


交流それ自体が学習であり、発達と成長である。
雑立(意味不明)や干渉もつきまとうが、それらは自分が生み出した恐怖という感情に起因する。恐怖に対処する術を学べばいい。

恐怖の対極に生命の目的がある。「隣人を愛せよ」という言葉で言い表されることもあるが、もっと包括的な、交流する意欲。

人は交流して学びたいという思いに突き動かされている
だれも自分が絶対に正しいとは言えない。大事なのは交流そのものであり、交流から真実が生まれる。そして、さらに真実と真実が交じりあい、枝を大きく広げていく。樹木の生長と同じだ。あらゆる要素を含み、善悪の区別はしない 。

これが、男の考えだった。


歴史に記された男の生涯は不正確だ。忘れ去られたことがずいぶんある。
当時、秘密の教団と目されていた組織から出てきた情報は本当にごくわずかだ。

断片的な情報がつなぎ合わされ、虚飾をほどこされ、人々の口にのぼり'編集を重ねられた。

男は周囲の状況を無理に変えようとはしなかった。
今後の展開と末路を知っていたようだ。それでもなお、情熱的に道を突き進んでいた。

少なくとも、その情熱は歴史的に控造されたものでコミュニケーションはないようだ。

男は意思伝達を実によく理解していた。意志伝達の効果を急速に高め、規模をぐんぐん広げていった。地方新聞の三面記事が、あれよあれよという間に全国紙にも広がり、テレビ局で報じられるのと同じ。

たった六年間でそういうことをやってのけたのだからたいしたものだ。伝達網や交流形態をどう発達させたらいいかをよく理解していた。かれがいるから人々は論じ合った。

賛成・反対にかかわらず、理念を語り合うよう仕向けられた。

記録にあるよりもはるかに多くの信奉者がいた。かれは弟子への説法にはあまり時間を割かなかったようだが'利発な人には理念の根幹を示した。

そして、交流の大切さをそれとなく知らせた。そして人々は教えを広めていった。

男がまいた、たった一つの種をもとにして
記録にある教えは、キリストがひとりで授けたものじゃない。

理念の根幹に触発されておおぜいの人々が考え出したものも、一緒にまとめられている。

死にいたる経緯は知られているとおりだ。

だが、十字架で死んだのではない。十字架にかけられる前にすでに息絶えていた・・・というか、本当は十字架ではなかったようだ。遺体は木に打ちっけた大釘から、ロープで吊り下げられている。

死因を探ろうとすると、ひどい拷問が見えた。

何度も打たれている。直接の死因は、頭に受けた殴打だ。

何か物をぶつけられたのだ。

かれの死はどういう意味を持つのか。当時の人々の情報収集は停滞期にあった。

つぎの段階へと進むには、活を入れる必要があった。

男のねらいは問いの種を投げかけることだった。種は人々の頭のなかで生長し、やがて満開の花となる。かれはいままでにない体験を広く世に知らしめた。
本来あるべき高みへと到達して交流を深めるために。たとえて言うならこうである。

街角でふたりの男の子がおしゃべりしている。
「どっちの自転車がカツコいい」とか「おれはあの木の枝から飛び降りられるけど、お前は無理だろ」とか。

そこへ男があらわれてこう言うー「あの木がどこから来て、どのように生長したのか、考えたことはあるかい」と。

翌日からふたりは、樹木の本質はどこにあるのか、自転車の製造者はだれかといった、深遠なテーマを語り合うようになる。

理解と好奇心が新たな段階へと押し上げられたのである。

わたしはエネルギーの柱に戻り、再び触れてみた。

すると、別のモードに切り替わったように急に新しい領域に移った。

まるで制御がきかず、四方八方に吹き飛ばされたような感覚だ。

過去において思考は直線状に連なっていたが、あるところでいきなり平面上に広がっている。

未来を見ると、距離の近い二つの世界が、まもなく交わろうとしているのがわかる(「まもなく」とは人類史全体から見た表現だ。一年かもしれないし、千年かもしれない)。高次の存在が行き来を繰り返して人を説いてまわるのは、二つの世界がごく近いからかもしれない。


以上がキリストの探求セッションで得られた情報のあらましである。

モンロー氏はだいたいの場合へ探求対象を知っていたから、これは遠隔透視とは似て非なるものだ。


また、わたしは早いうちから、キリストの人物像に迫っているのだと気づいていた、


だから体験を口にするにあたって先入観も相当入っていただろうと思う。
このセッションでひとつ面白いのは、わたし自身は口にしたことをいっさい記憶していないという点である。


ただ、ユーモアと歓喜の気持ちがずっとあふれ出ていたことは覚えている。キリストの探求中は、まるで朗らかで愉快な人物と一緒にいるような気がした。




201022 01:50




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「 そのかわり直感は鋭くなっているので、未来を予知したり、常識では予想できないくらい物事がうまくいったり、いったことが当たったりする場合が多くなります。 」
「 こういう人たちが精神病として扱われた場合は悲惨です。 大ゲサにいえば、キリストをはりつけにするような愚かな行為といえるかもしれません。 」
「 今の社会システムはこのような規格はずれの人を否定するメカニズムが働いているようです。 現在、世界を支配している精神は、このような高次の意識の目覚めを望んでいません。 」

キリストをはりつけにするような愚かな行為...

https://www.google.co.jp/search?q=磔
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211215 03:37



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