2009-09-21 21:04:41 | 日記
高橋信次
人間・釈迦 ①偉大なる悟り 三宝出版
驚異を感じる者は、つぶそうと。 手段を選ばない。
今日。 現象について 警告済。 なのに。
中枢部 昔から、知っておられるのです。 [ 出すのは ] こちら、初めてではありません。 めずらしくなく、知るところは知っているのです。 高橋信次さまの驚異の能力 ( 目の前で見せつけられ ) についても。 各 「 場 」、方面において閉ざそうとされ ( 普段のいっぱん含 )、如何でしょうか。
ジョウシキ、入れられる容量を大きく越え驚異に感ずるもの、遠ざけ、耳をふさぎ、[ 無いのだと ] 拒否、拒絶する傾向ハ。 < 維持の為の防御 >
第一章 出家と成道 P177
十七 梵天との対話
あれから、もう十三日が経っていた。
いうなれば反省の止観にはいって、二十一日目であった。
心の調和に自信を得たが、その調和を崩したくない、とゴーダマはおもった。この心のままでこの世を去ることができれば、これほど幸せなことはないと考えたのであった。
二十一日目の夜を迎えたゴーダマは、今夜から食事もとらず、肉体の衰えるのを待つことにした。そう心で決めながら瞑想にはいってゆこうとした。
と、そのときであった。突然眼前が明るくなった。黄金色の光明の中に、バフラマンが立っているではないか。アモンと呼ばれているバフラマンである。
ゴーダマより背は高く、しかも、幾分痩身である。純白の、絹織物のような衣服を裾まで下げ、腰のあたりを紐で結んでいる。彫(ほり)の深い顔立ちで、一見、年輩のようにも見えるが、よくみると四十二、三ぐらいである、見覚えのあるような感じだが、ゴーダマには判然としない。ともかく、黄金色に包まれたその姿は神々しいまでに、美しかった。
その両脇にもう二人いた。その一人はクラリオといわれていた。
三人は、やさしい眼差しで、ゴーダマを見下ろしているのである。
ゴーダマの心を見抜くように、それでいて慈悲の眼差しが温かく光っていた。ゴーダマは、この三人のバフラマンをまぶしそうに見上げた。見れば見るほど美しかった。自分もこのまま梵天界に昇天してゆくのではないか、と錯覚すらおぼえるのだった。
アモンと呼ばれるバフラマンがいった。
「 ゴーダマ。死ぬことはならぬぞ。たとえお前が死んでも地上界に戻すこともできるのだ。この地上界にいたくないといっても、全ヨジャーナーのどこへいっても逃げることはできぬ 」
ゆっくりと語るその声の波動は、威厳と慈悲に満ちていた。
ゴーダマは、ついさきほどまで考えている死にたいする想念の動きが、その声の波動で、あとかたもなく、打ち消されていくような気がした。
「 お前は何を悟ったのだ。悟りにはどんな意味があるのか、お前にわからずはずはない・・・・・・ 」
アモンの言葉は、相も変らず厳しかった。
ゴーダマは、いつの間にか叩頭していた。静座のまま両手を前に出し、体と頭を地にはうようにして、バフラマンの次の言葉を待った。
「 わかったのか、ゴーダマ・・・・・・ 」
「 お言葉をかえすようですが、私の悟りを衆生に説いてみても、わかってはくれないでしょう。やはり、このまま死なせてください 」
「 馬鹿者 - 」
アモンは一喝した。その語気は微塵の妥協を許さぬ厳しいものであった。
「 お前が衆生を救済しないで誰がやる。よく考えてみよ。慈悲の心は、衆生に中に、必ずや安らぎとなって、仏心を蘇らすことができるのだ。法は心の太陽である。心の太陽を失った人々に、神理の法灯を、もう一度、点じていくのだ。神理の法灯を絶やしてはならない。第一、お前は、私たちの世界に在ったときに、それを約束して生まれ来ったのではないか。その約束を果たさずして、帰るべき家はないのだ。それぐらいのことは、悟ったお前にわからぬはずがないではないか・・・・・・ 」
ゴーダマは叩頭したまま聴いた。心の耳できいた。語気はきびしく、一切の妥協を受け付けぬ鉄の固さを感じたが、その言葉の端し端しから受ける語音は、慈愛にあふれていた。
ゴーダマは、肺腑に衝撃をうけたような感じであった。もはや後に下がるべき理由が見当らない、生れる前から、衆生を救う、といって出てきた自分であるとすれば、その役割を果たさずに、肉体の生命を断つわけにはゆかぬ。アモンという偉大なバフラマンから、そういわれてみると、地上生まれる以前の自分の決意が、なにかこう、心の一隅から、突き上げてくるようであった。
「 わかりました。 ・・・・・・やってみます 」
ゴーダマは、やっと、そう返事をした。
「 わかってくれたか。それでこそ、あなたは、偉大なる大指導霊である。思い出して欲しい。私はあなたの友、アモンという者です。あなたとは、いつの世でも、私が地上に出ればあなたが、あなたが地上に生まれれば私が、あなたを見守ってきた者です。いずれ、おいおいこの事実がわかってくるでしょう。私たちは、あなたのこれからの後半生を、つつがなく歩まれるよう、どんな努力でもします 」
アモンはこういうと、その光明の中で、ニッコリと笑った。
ゴーダマが、衆生済度の決意を述べると、アモンの言葉は丁寧になった。
人の魂は肉体を一度纒(ひとたびまと)うと、なかなか自分という者が悟れないものである。五官に左右されるからだ。腕をつねれば痛いし、眼に映ずる外界は、あたかも実在界のそれのように、立ちはだかって見えるからである。このために、あの世のボサター( 菩薩界 )にしても、下界に住みなれるとしばしばその現実に幻惑されて、役目を果たさず、帰っていく。あの世に戻ってから、
「 シマッタ・・・・・・ 」
と、後悔するのである。
如来と称する人のなかでも、そうしたことが間々、あるのである。
それほど、この色界(現実社会)はむずかしいところである。
また衆生済度の心に燃えながらも、誤った方向に、人々をひきつれてゆく場合も、しばしば起こる。
近くでは日蓮がそうである。日蓮は、ボサターである。ボサターの心は、本来、広いものである。広くならなければ、ボサターの世界に住むことができない。その日蓮が、法華経を広めることに急なため、他の宗派を排撃した。念仏無間地獄、禅天魔といって既成宗団を激しく批難した。また、佐渡に島流しの際に嵐を静めてくれた竜を崇めている。竜は法を守るための諸天善神の化身の一つである。つまり、八大竜王(この名称は役目を指す)の傘下にあって、八大竜王の手足となり、法の護持に、正しき者を守る役目を担っているのである。八大竜王は諸天善神であり、諸天善神は、ボサターになるための修行の場であり、役柄である。遭難を救ってくれたその行為への感謝は当然であるが、仏のように崇めては、間違いなのである。ともかく、このように、いくつかの間違いを犯した。日蓮は、あの世に帰ってから、約六百余年、現象界でつくり出した陰影のアカを落とす修行に励むことになったのである。
現象界は、このように人の心を惑わす。自分の行くべき方向がわかっていても、間違いを犯してしまうのである。
アモンが、厳しい鉄のような言葉から愛に満ちた丁重な語調に変ったのも、その悟りのむずかしさをゴーダマは難なく切り抜け、しかも、地に沈んだ法灯の火を燃やすことを誓ってくれたからだ。
アモンは後にイスラエルに生まれ、愛を説いたイエス・キリストである。イエス・キリストの前世の名をアモンと呼んだ、現象界の呼び方は、そのまま、あの世に帰ってからの呼び名になるのである。
ゴーダマは身のひきしまるのを覚えた。
ゴーダマは、まだ叩頭したまま、今迄考えていた残薄な心を反省するのであった。
クラリオと呼ばれるバフラマンがいった。
「 ゴーダマ、遠慮しないで頭を上げなさい。三十六年もの間、直接あなたを見守ってきたが、ついぞ話もできなかった。しかし今、こうして、あなたと、自由に、語ることができてうれしい、今のあなたは、光明に、満ち満ちている。よく精進してくれた。よく一切の苦しみから解脱してくれた。私は、本当に、うれしい。ゴーダマ・・・・・・、顔を上げてください。私は、今のこの感激を、なんと表現していいかわからない。かわいい我が子に、地の果てで、やっと、めぐり会えたような気持ちです・・・・・・ 」
クラリオは泣いていた。ここまでいうと、もうあとは声にならなかった。ゴーダマは、やっと顔を上げた、クラリオ、アモンの二人の眼は、真赤にはれていた。もう一人のバフラマンは、モーゼであった。ガッシリとした体鐘メと、そのあごひげに特徴があった。モーゼも眼をしばたたせながら、何度も、何度もうなずいていた。
心はやっと落ち着いた。波風が収まった。が、しかし、人の心というものはおかしなもので、落着いてくると、またゆれ出すものであった。
ゴーダマの心の中で、またもや、このまま死ねたらどんなにいいだろう、という影が、かすかにゆれた。
が、その瞬間であった。
「 死は逃避である、自分の心から、自分を逃げ出すことはできない。"心は、己の宇宙"だからである。逃げた先々で、自分の心を見るであろう。肉体が滅びようと、滅びまいと、心の姿は変らない、智慧と勇気と努力をもって、衆生に生き甲斐を与えるのだ。苦しみから解放するのだ。もう、そういう心をいだいてはいけない 」
アモンは、やさしく、そうさとすのであった。
ゴーダマは、このアモンの言葉で、ようやく、決意が固まった。
< これから先、どんな苦難に会おうとも、きっと乗り切ってゆくぞ >
と、アモンの顔を見すえ、唇をかんだ、そして、かすかにゆれた死の影に、羞恥をおぼえるのだった。
「 ゴーダマ、あなたの体験のすべては、そのまま神理なのである。多くの衆生は、あなたをみならい、人生の迷いから一つ、一つ、学び、心のなかに安らぎをひろげてゆくであろう。正道に反した生活というものは、楽しいことでも苦界に通ずる、苦は楽の種、楽は苦をつくるが、衆生は、この理(ことわり)を知ろうとしない。心ある者は、必死になって、この理を求めているが、神理の遠きを感じて、ある者は現実に妥協し、ある者はその大事な生命まで絶っている。我儘な心がそうさせるのだが、この心は、人間をもっとも毒す。この心があるがために、人は苦界から抜け出すことができない。あなたの体験は、こうした心を持った者でも、やがてはその神理にめざめ、内在された偉大な智慧をひもとくカギを与えることになろう。世はまさに暗黒である。あなたの神理は、今を置いて、ほかにない。この秋(とき)をはずせば、人々の心は、悪魔に支配され、人類は亡び去ってしまうだろう。頼みます。私たちは、あなたの行手(ゆくて)に山があれば、その山を取りのぞこう。谷があれば、橋を架けよう。河があれば、舟をつくろう。どんな協力でも惜しまない。
ゴーダマ、お願いしますよ 」
アモンは、こういうと、右手を上げ、微笑を浮べた。
「 必ずやります。私のすべてを投げ出し、神理の法灯を、衆生に伝えましょう。これからも、よろしく、お願いいたします 」
ゴーダマが、そう決意を述べると、三人のバフラマンは、実在の世界に静かに消えていった。
ゴーダマの正法流布の心は、このとき、ようやく、不動のものとなった。
バフラマンたちの消えたウルヴェラは森閑とした暗闇のそれであった。周囲の情景は、まるでウソのように、現実にかえっていた。
- P186
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よりみち
私にとって指より数えて大切な人、今は亡き人の一人は、仏教は日蓮大上人さまのお働きで興したのであり、お釈迦様より偉いのですよ。 お釈迦様は日蓮大上人様より遣わされたのです。 宇宙を創ったのは、日蓮大上人さまなのです。 と話していたような。
そう教えられ、信じ、捧げ、信心を始めてからは日蓮上人さまを生活の糧、生き甲斐にしていた。 会いに行った際、お仏壇の前で一心に経を上げる背を見て育ちました。
入信の動機。 親や戦争、・ ・ の事。 子供の頃から目を覆う人生だった。
最晩年はホームの函南へと。 逢いたいから。 盆、正月休み他、行ける限り向かった。 話しをして、元気な顔を見るのが楽しみだった。 苦しい毎日、行くのが生きる原動力になっていた。 しかし、途中から、どんなに行きたくても行けなくなってしまった。 非情。厳しいなんてものではない試練。[ 今般の何がしではありません ]
かけがえのない大切なひとは、心の中、胸の中に大事に仕舞ってあります。
仕舞ってあるもの、誰にも観えない。 永遠です。
090921 23:09
181230 02:02
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〈 " 禁足地、入るべからず " 〉
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、依り代になる肉体たちを消滅、あるいは壊してシマッタ。
https://blog.goo.ne.jp/mission_w/e/〔121005〕
( https://ejje.weblio.jp/content/crisis )
〉
「 こういう人たちが精神病として扱われた場合は悲惨です。 大ゲサにいえば、キリストをはりつけにするような愚かな行為といえるかもしれません。 」
「 今の社会システムはこのような規格はずれの人を否定するメカニズムが働いているようです。 現在、世界を支配している精神は、このような高次の意識の目覚めを望んでいません。 」
キリストをはりつけにするような愚かな行為...
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https://www.google.co.jp/search?q=Christ Crucifixion
https://blog.goo.ne.jp/mission_s/d/20110216
〉 ぐうぜんにも操作NO指がスベッテシマイ。 ..マタデスカ
...http://www.youtube.com/watch?v=sFXGrTng0gQ
https://blog.goo.ne.jp/mission_s/d/20110302
〉 Laputa でましたので プロモ
...http://video.ultra-zone.net/w/8Ma65PO4kiA [ 公開日 1984年3月11日 ]
..[ 大.海嘯 ] [ 風の谷のナウシカ#あらすじ ]
[ https://ja.wikipedia.org/wiki/東北地方太平洋沖地震 ]
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https://www.google.co.jp/search?q=神社 ライブカメラ 〔 お寺も入っています 〕
地元 鎮守 〔..挿絵....(..postcard..)...〕
[ 菅原神社 拝殿 / 画 上田博昭 様 ] ( 筆者 若干 arrange )
[ 同. 鳥居 桜 / ペン画 上田博昭 様 ]
210111 19:39