14日、父より祖母逝去についての知らせがあり、平静を保ちながら聞いていたものの、後からどうしようもなく悲しみが込み上げてくる。
僕のなかにはここ数年の出来事での悲しみが沢山詰まっており、溜まっていた悲しみまでもが一気にあふれ出てきてしまいました。 一度この様にあふれ出だしてしまいますと、自分でも落ち着くまではどうすることもできません。
15日、母方の田舎でのお通夜の日、祖母がよく聴いていたという「岸壁の母」などを聴かせていただく。 悲しみや涙を誘う歌が多く、祖母の人生の一面を知ることができるよう。
母方の祖母は、嫁いでからは喜べることがどれだけあったのか。
事故で片腕を失ってしまった祖父の分を補うべく、4人の子供達を育てあげる為に必死に働いて、その無理がたたったのかどうか耳が遠くなっていきました。 晩年には、目からは光までも失ってしまいました。
息子が善いお嫁さんをもらったり、娘達が善い人にもらわれたり、また、沢山のかわいい孫達に囲まれて幸せいっぱいな時はありました。 しかし、ひとりになった時は、どのような気持ちで過ごしていたのだろうか。 耳が聞こえず、目が見えず、寂しくはなかっただろうか。
母が大変お世話になったかけがえのない方からは、光を失ってからの祖母の楽しみの一つは夢をみることだったのだと、「夢なら唯一、見ることができるから」 と。 「この時だけ、見ることができるんだよ」 と。
嗚呼・・・
プライベートな事なので、祖母の私生活についてあまり詳しくのを控えなければなりませんが、「ああ、田舎で暮らしていたときは、どんなだっただろうか」 と、今更ながら深く考えてもみました。
小四時に夏休みで田舎に泊まらせてもらった時、祖母は耳の治療で遠くの住まいにおり、家にはいませんでした。
広いうちにいるのは今は亡き曾祖母と、同じく片腕ながらも必死に夜勤で働く祖父と 僕の三人。 日が出ているうちは山や海、川へと遊びに行きますが、夕方からはホームシックになることも。
祖父は泣くなと言いますが、電話越しに母の声を聞くと込み上げてきて、どうしようもありませんでした。 何かまぎらわすものはないかと、夜は置いてあったラジカセのスイッチを入れますと、「母は来まし~た~、今日も、来~た~」と流れてきます。 入っていたカセットはこの歌の歌手のもののようでした。
祖母は目が見えなくなってからは、ラジオやテープをよく聴いていました。 たまに会いますと、ラジオで聞いた相撲や歴史、政治、社会の問題、それからそれから、ほんっとに詳しく聞かせてくれました。 あんまり詳しく知っていますので、「これこれをどう思う ? または、教えてほしい。」と言われて答えに詰まることも。 耳と目は不自由でも、頭、記憶力はどんなに年を取っても研ぎ澄まされていました。 ラジオやテープは、ひとりで聴いていたのでしょう・・・・
お通夜の日、あの歌などを聴きながら、そんなひとりで聴いている祖母、苦労の絶えなかった人生を思い起こし、どうしようもないほど全身が悲しみでいっぱいになりました。 もっと祖母のもとに行き、いっぱい話を聞きたかった。 でも、できなかった。 「ごめんなさいごめんなさい」 と、何度もあやまるしかありませんでした。
葬儀には方々から縁者の方々が大勢来てくださり、何年ぶりか、十何年ぶりかで会えた人も。 祖母が逝ってしまったのはとても悲しい事ですが、反面、長年会いたかった、大切にしたい人々と会うことができました。 一言二言交わしただけでも、胸がいっぱいになります。
田舎ではやはり大切な人々が暖かく迎えてくださり、ご厚情に触れることができました。 お礼を申し上げるほかありません。 暖かいお気持ちがどれだけ嬉しく、励みになったことでしょう。
僕のことを○○ちゃん、○○○○くん、と親しく読んでくださる人はもう、ここと、あとは限られたところでしか聞くことができません。 ですから、○○ちゃん、○○○○くん、と呼ばれるだけでもちがいます。 呼ばれるだけでも、すべてが一瞬でよみがえってきます。 声の色といいますか、幼い頃からからだ中に染みこんでいる絶対に忘れることのできない、なつかしく、例えようもない程の親みの感じる声。 お顔や姿を見てもそうですが、呼ばれ方、声を聞くだけでもちがうんです。 「ああ、会えたんだ」 と。
2月14日の「日」からは、祖母の魂は帰りながらも、祖母の遺していったもの、置いていったもの、祖母が身を削るように育て上げたものに触れることができました。
祖母は意識がなくなり倒れてから、それから魂が天に帰るまでの長い期間は声で語ることはなくとも、受け止められたものはあり、 メッセージ、大切なものを、伝えてくださいました。 それは、祖母を知る皆に伝わっているのでしょう。
「おばあちゃん、僕はおばあちゃんの遺していったものをしっかりと受け止めましたよ、安心してください、後は、しっかりやってまいります」。
祖母のどんな困難にも負けない鋼(はがね)のような強い意志、強い生命力は子や孫達・・ひ孫、僕の中にも刻まれています。 祖母は、僕の中にもしっかりと生きています。 そう思うだけでも力をもらっているようで、「○○○○、力を貸すからね」 なんて、いわれているよう。 ですから、力を貸してもらっているのは、僕だけではないんです。 自信を持ってくださいね。
この体、この命、大切にしてまいります。 ありがとう、おばあちゃん。 天国では、元気でいてくださいね。
岸壁の母 詳細
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E5%A3%81%E3%81%AE%E6%AF%8D
歌詞
http://www.uta-net.com/user/phplib/J-Word.php?ID=21012
二葉百合子 / 岸壁の母
http://www.youtube.com/user/otonanouta2#p/u/76/-ZVl3-4MLCA 101121 追。 後、更新
101121
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、依り代になる肉体たちを消滅、あるいは壊してシマッタ。
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( https://ejje.weblio.jp/content/crisis )
〉
「 こういう人たちが精神病として扱われた場合は悲惨です。 大ゲサにいえば、キリストをはりつけにするような愚かな行為といえるかもしれません。 」
「 今の社会システムはこのような規格はずれの人を否定するメカニズムが働いているようです。 現在、世界を支配している精神は、このような高次の意識の目覚めを望んでいません。 」
キリストをはりつけにするような愚かな行為...
https://www.google.co.jp/search?q=磔
https://www.google.co.jp/search?q=Christ Crucifixion
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〉 ぐうぜんにも操作NO指がスベッテシマイ。 ..マタデスカ
...http://www.youtube.com/watch?v=sFXGrTng0gQ
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〉 Laputa でましたので プロモ
...http://video.ultra-zone.net/w/8Ma65PO4kiA [ 公開日 1984年3月11日 ]
..[ 大.海嘯 ] [ 風の谷のナウシカ#あらすじ ]
[ https://ja.wikipedia.org/wiki/東北地方太平洋沖地震 ]
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地元 鎮守 〔..挿絵....(..postcard..)...〕
[ 菅原神社 拝殿 / 画 上田博昭 様 ] ( 筆者 若干 arrange )
[ 同. 鳥居 桜 / ペン画 上田博昭 様 ]
201112 16:09