猫・ネコ・ライフ

猫と暮らす楽しい生活

サクラとの別れ

2010-11-27 05:32:18 | Weblog

   生まれた時には全身真っ白で丸々と太った子猫で、ちょうど庭の
  ソメイヨシノが満開の花をつけてその花びらの色のような白さだったので
  男の子でしたがサクラと名付けたのでした。

   体重7K余り、年齢は17歳と6ケ月、年齢のわりには元気で、たいていは
  私の隣に居場所を決めていて、サクラと私はお互いに「大好き」と思って
  暮らしてきました。甘えん坊で淋しがり屋の人懐っこい猫でした。

   猫との別れは急にやってきます。
   10日くらい前から食欲がなくなり、5日前からは水しか飲まなくなり
  別れが近いことを覚悟しました。
   入院中の死だけは避けようと決心していましたので、最期の時まで
  この家で一緒に過ごすことに迷いはありませんでした。

   名前を呼びながら静かに撫でてやって一緒にいる、どんな薬よりも
  これが一番よいと判断しました。
   最初に飼っていた父親猫の太郎を入院中に死なせてしまって
  いまだに後悔しているからです。

   静かな別れでした。私の腕の中で名前を呼ぶと小さく鳴いて
  それが最期でした。

困った、どうしょう

2010-11-20 05:19:07 | Weblog

   外猫のハナが窓越しに私を見つめています。私を見つけやすい場所から
  見るというよりは、いつも自分を見てもらいやすい場所を選んでいるよう
  です。
   この一週間というもの、ハナの首のまわりにつけているエリザベスカラー
  のために私の気持ちは苦しくて心配でとても落ち着かなく過ごしています。

   健康な雌猫は平均一年に二回出産します。母猫の子育てに費やす
  エネルギーは驚くべきものがあります。しかしこの勢いで猫が増えて
  いくのは、猫にとっても世話をする方にとっても困難な状況を招きます。
  可哀そうですが外猫に対しても避妊手術をしています。

   外猫のハナも術後に傷をなめたりしないように首にエリザベスカラーを
  つけて退院しました。一週間後に傷の治り具合をみてエリザベスカラーを
  はずしてもらう予定でしたが、ほんの少しの隙に逃げてしまい三日目で
  外猫に戻ってしまいました。エリザベスカラーをつけたまま。

   私は毎日「ごめんね」、「前のように触らせて」と謝ったりお願いを
  したりしています。ヒトとネコの関係は理屈では越えられないそれぞれの
  思いがあります。「困った、どうしよう」あの首についている輪を
  とってやらなければ。
   

雪を待つ日々

2010-11-13 07:14:04 | Weblog

   北国では雪待ち月の一日一日が過ぎてゆきます。
   日当たりのよいところではバラが名残の輝きをみせています。
  野バラの木は赤い実をつけて晩秋を飾っています。しかし同じ国内でも
  まだ四季咲きのバラが咲き競っているところもあると聞きます。

   日本は小さな国だと思っていましたが、実は大きな国だそうです。
  緑豊かな森の国日本という視点から眺めてみると、亜熱帯のマングローブ
  から亜寒帯の針葉樹林までたくさんの木の種類が揃っているのだそうです。

   国土の広がりから言えば、日本の北端はフランスの真ん中あたり、
  あるいはカナダのモントリオールと同じ緯度で、南の方はエジプトの南端
  よりももっと南、あるいはメキシコシティーまで広がっているのだそうです。

   こんなにも豊かで美しい国に住まわせてもらっていることに改めて
  喜びと感謝を感じます。
   私たちの国を粗末に扱ってはいけないな、大切にしなければと自然に
  思えてくるのです。
   

ひたすら遊ぶ

2010-11-06 06:05:16 | Weblog

   子猫が遊びにつぎ込んでいるエネルギーの凄さは驚くばかりです。
  植木鉢の花に水をやる古いヤカンに入ったり、ティッシュボックスから
  紙を引き出して散らかしたり、カーテンボックスの上を駆けたり私の予想も
  しなかったことが目の前で次々に起こります。

   そういえば子供の頃に母から「使ったものは元に戻しなさい、整理整頓」と
  言われたことを思い出します。
   子猫の福は、私の後片付けのルーズさを楽しそうに遊びにしています。

   この猛烈なエネルギーにスイッチが入るのはただただ楽しいということの
  ようです。子猫の福は一生懸命に遊び、食べ、眠ります。  
  「健やか」の意味が目の前に現れているように見えます。

   動物はコドモの時に元気に遊んだ方が、感情の安定した思いやりのある
  オトナになるそうですから、私も子猫の福の遊びを楽しむことにします。