私が外猫たちの所へ行く途中の道で、時々草叢の中から猫に呼びかけられる。
姿は見えないが鳴き声でどの猫かわかる。ひときわ大声で鳴く淋しがりやの「ヨモ太」、
走りながら鳴く「福」、とぎれとぎれに鳴く「鼻黒」、遠慮がちに鳴く「ベコ」・・・・
私も名前を呼んで返事をする。そして後になったり先になったりしながら歩く。
猫たちは子猫の時は人の歩く道に出て来て陽気に走り回る。しかし二歳くらいになると
草叢を見え隠れしながら歩く。姿を見せないようにしながらこちらの様子はしっかり
観察している。
この変化は外猫として暮らしていく中で学んだ貴重な経験によるものだ。
この公園の道は、散歩の人や犬がよく通る。また買い物の人たちや公園で休憩する人など
多くの人たちが通る。
猫から見て、犬たちは行動パターンが似ているので、その行動は予測しやすい。
だから、いざという時の為の距離を保てるし木にも登ることができる。しかし、人間の
場合は、公園でお弁当を分けてくれる人もいれば、ひどい怪我を負わされる場合もあって
予測しにくい。
そこで身につけた知恵が「木の葉隠れの術」である。猫の方からは通る人たちが確実に
見えるが、その逆はなかなかみえにくい。
危険な目に遭いながら身につけた生きるための知恵のひとつだ。
弱い生き物は、弱いからこそ賢くなっていくものなのだと思う。
姿は見えないが鳴き声でどの猫かわかる。ひときわ大声で鳴く淋しがりやの「ヨモ太」、
走りながら鳴く「福」、とぎれとぎれに鳴く「鼻黒」、遠慮がちに鳴く「ベコ」・・・・
私も名前を呼んで返事をする。そして後になったり先になったりしながら歩く。
猫たちは子猫の時は人の歩く道に出て来て陽気に走り回る。しかし二歳くらいになると
草叢を見え隠れしながら歩く。姿を見せないようにしながらこちらの様子はしっかり
観察している。
この変化は外猫として暮らしていく中で学んだ貴重な経験によるものだ。
この公園の道は、散歩の人や犬がよく通る。また買い物の人たちや公園で休憩する人など
多くの人たちが通る。
猫から見て、犬たちは行動パターンが似ているので、その行動は予測しやすい。
だから、いざという時の為の距離を保てるし木にも登ることができる。しかし、人間の
場合は、公園でお弁当を分けてくれる人もいれば、ひどい怪我を負わされる場合もあって
予測しにくい。
そこで身につけた知恵が「木の葉隠れの術」である。猫の方からは通る人たちが確実に
見えるが、その逆はなかなかみえにくい。
危険な目に遭いながら身につけた生きるための知恵のひとつだ。
弱い生き物は、弱いからこそ賢くなっていくものなのだと思う。