坂

昨日今日と自転車で赤坂見附まで往復した。
私が住んでいる場所が悪いといえば悪いのだが
我が家から永田町までは必ず2つの坂を下り
2つの坂を上ることになる。
これは必ずだ。
色んな位置からアタックしてみた。そして今夜も。
回り道をすればするほど、いつもより大きい坂が目の前に現れる。
今夜も結局、いつも帰る道よりも負担がかかってしまった。
自転車に乗り始めたとき、むしろ今の家に住み始めたときから
坂の存在はプレッシャーだった。
越えなければならないと思う気持ちが自分を焦らせる。
自転車で会社に行き始めた時にはそのことが一日の多くを占めていた。

今夜、回り道をし、きつい坂を越えていく中で考えた。
これは人生そのものではないかと。
目の前の坂はずいぶんきつそうに見えるが登らずに回り道をすれば
結局難関はより厳しいものとなり襲い掛かってくる。
もしかしたら越えられないのかもしれない。

まっすぐに目の前の坂を、歯を食いしばって登って行けば
きっと道は開けるはず。

その成功体験を毎日積み重ねられるので、自転車が好きになっているのかもしれない。

坂や山道は、友人や仲間と声を掛け合いながら、一緒に登ると
なぜか負担は少なく感じるものだ。

今日はいつも私と一緒に歩んでくれる方々に感謝を伝える日だ。

私の人生も30年目に突入。10500日ほど生を育むことができた。
本当に感謝しかない。

私を取り囲むすべてに、ありがとう。

今日もまた、変わらず頑張って生きていきます！