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今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

害虫三昧

2011-09-05 13:23:50 | 日記

「おがあさ~~~ん

深夜の風呂場から、たまぎる悲鳴。

声の主は、何年も前に声変わりした息子だ。


一体なにごと?…と、駆けつけると、


「ゴキブリが出たーーーーーー


うわっ、本当だ。

扉の脱衣所側に大物が張り付いている。

扉が半透明なので、禍々しいシルエットが風呂場からもよく見える。


「退治するまで、俺、風呂から出んから!」


…って、お前、このか弱い母に退治しろってか?


私だって、ゴキブリに限らず、虫関係は苦手だ。

ただでさえ、最近、シロアリが出て、辟易しているのに。


そういえば昔、サッカー部の友達が大挙して泊まりに来た時、
大きな蛾が入ってきた。

部屋はたちまち黄色い悲鳴が飛び交う、阿鼻叫喚の地獄絵に。

あの時も、アースジェット片手に、でかい蛾を追い掛け回したのは私だった。

屈強なサッカー部員が何人もいたんだけど…


仕方ない、この男にゴキブリ退治は期待できない。

アースジェットを握りしめ、狙いを定める。

この瞬間はすごくドキドキする。


だって…、ゴキブリって飛ぶんだもん!


シューーッ、シューッ、シューッ。

やった、直撃だ。


苦しくなったゴキは扉から下りて、床を走る。

は、速い…、弱ってるんじゃないの?


なんとかもう一噴射。

のた打ち回りながら、クローゼットに逃げ込むゴキブリ。


わ~~~~ん、姿は見えないけれど、奥からゴソゴソ音がするよ~~~


胸の高鳴り 動悸を抑えて、入り口で待つこと数十秒。

耐え切れなくなったヤツが奥から這い出てきた。


ぎゃ~~~っ、こっちに来るな~~~!

大騒ぎしながら止めを刺した。



動かなくなった遺骸を見ながら、ため息が出た。

築15年の我が家、これまでゴキブリの姿を見たことはなかった。

たいしてキレイ好きでもない主婦がいる家にしては、上出来。

ちょっと自慢でもあった。


いつか使う日のために、後生大事に持っていたゴキブリホイホイを捨てました…と、
昨年の断捨離講座でエラソーに報告したのは誰?

ああ、穴があったら入りたい…。


1匹見かけたら、100匹はいる…という、恐怖の説もある。

どうか・・・、今回倒した大物が、うちで繁殖したヤツではなく、
野良ゴキブリで、たまたま紛れ込んできた個体でありますように…。


でも・・・、ゴキブリホイホイは仕掛けてみようかな


それから、苦しい息の下でアイツが逃げ込んだクローゼット、
クリスマスツリーやヒーターなどの季節用品が収めてある場所だが、
ここも一回総点検しておこう。

ヤツの愛の巣があったら大変だし。

よしんばアイツの親兄弟が現れたとしても、
モノを減らしてスカスカにしておけば、追い詰めるのも簡単だ。(←私はしたくないけど…)


シロアリもゴキブリも、この際、まとめて断捨離だ



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高校生活120%

2011-09-04 15:37:15 | 日記

娘が一生懸命断捨離したら、私に掃除機が当たった! (⇒トンビに油揚げ参照)

我が子の油揚げをかっさらったトンビか…とも思ったが、どうも違う。



娘は娘で、断捨離の恩恵をちゃんと受けているようだ。

それは、目に見える物品ではない。


充実した生活だ。


夏休み中、ほぼ毎日、部活があった。

SPF50の日焼け止めを1週間で1本使い切るようなケアをしていても、
顔も手足もこんがり焼けて黒光りしている。

猛暑日の真昼間に、炎天下でよく頑張ったと思う。

その甲斐あってか、1年生大会ではまさかの2回戦突破、
地区大会では、2年生を破り、1勝を挙げた。

彼女は高校生になって初めてラケットを握った初心者だ。

経験者や軟庭出身者ばかりのテニス部では、一番勝利から遠い存在。

顧問の先生も、びっくりしていた。



また断捨離をするきっかけとなった大量の宿題も、
中学時代に通っていた塾の自習室にもぐりこみ、期日前に終わらせた。

自習室に行くと、受験生時代を思い出して、気合が入るらしい。



友達にも恵まれている。

入学当初、同じ中学の出身者がクラスに誰もいなくて、
なんとなく出遅れた娘は、友達作りに苦労していた。

最初のうちは、一人ぼっちでお弁当を食べていたらしい。

「なんでこんな高校に来ちゃったんだろ…」という言葉を聞いた時は、
正直、がっくりきた。

あんなに頑張って入った高校なのに。


だが1ヶ月もすると、部活の友達もでき、クラスにも馴染んだ。

今では、誰もが彼女をニックネームで呼び、周囲にはいつも誰かがいる。

全方位外交とでもいうのか…、
特定のグループには所属せず、好きな時に、どこにでも入っていけるとのこと。


先日もテニス部の友達が家に遊びに来て、海外ドラマの鑑賞会をした。

ドラマを見ながら、食べる、喋る、笑う…となんとも忙しそうだったが、
キャーキャー盛り上がる様子は、女子高校生ならでは。


今日は文化祭。

ちょっと遊びに行ったら、友達と一緒に模擬店でなにやら買っている娘を見かけた。

今という時をエンジョイしている姿を見て、こちらも幸せな気分になった。

   

懐かしいな…、高校時代。



そして、宿題が終わったら…と約束していた旅行も実現した。

    

(さてどこでしょう?)


こんなに充実した毎日、幸せと言わずして何と言う。

確かに努力もしているので、
すべて断捨離のおかげ…とまでは思わないけれど、
自室を片づけて、気持ちのいい居住空間を手に入れたことと無関係ではないはず。


掃除機より、そっちの方がいいな、…なんて思っちゃう



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期待は執着

2011-08-14 17:21:40 | 日記

お盆休み。

もちろん働いている人もたくさんいるが、
日本中の様々な施設や機能が休みに入る。

学校も塾もしかり。

そりゃ、教師にも家族がいるし、お休みは必要だ。


しか~~~し!

受験生にお盆休みはない


たとえ先生が休んでも、受験生は勉強する………はず?


補習も塾もない2日間、家では全く勉強しない息子は、どう過ごすつもりだろう

考えるだに怖ろしい…。



「スタバでやろうかな~~



…なんて言っていた、昨日までは。


だが一夜明けてみると、案の定、昼を過ぎてもゴロゴロしている。

昼食をペロリと平らげ、そのままソファで高校野球の中継を見出した…と思ったら、

な、なんと、昼寝してる。

シェスタ…って、おまえはギリシャ人か!



この炎天下、外では大工さんが汗だくになって、換気口の工事をしている。
(シロアリ駆除の前段階)

父親は、もちろん普段どおりに仕事に行き、妹は朝の7時からテニスの試合だ。

甲子園では球児たちが、泥と汗にまみれて一心に白球を追っている。


…なのに、なんの生産活動もしていないヤツが、堂々と昼寝って、どういうこと?



な・に・さ・ま?



見ているだけで、イライラする。

志望校判定が、ず~~~~~っとDなのに、その余裕はなんなんだ!




…だけど、ひでこ先生は仰ってたなぁ…。


期待は最大の執着だって。



だって期待しちゃうよ。


部活も引退して、友達もみんな受験モード全開なんだもの。

少しは焦りを覚えて、頑張ろうって思わないの?


夏を制する者は受験を制するっていうし…。

その夏も、もう半分終わっちゃったよ。


浪人しないで大学生になって欲しいから。

もう1回受験生をやるなんて、嫌でしょ?

昨年は娘が高校受験で、2年後にはまた受験生、
もし息子が浪人すれば、私は4年連続受験生の母。

それって…、しんどい。



こういう気持ちって、断捨離できるものだろうか?

息子の人生は息子のもの、
勉強しようが、寝ていようが、何浪しようが、彼の自由…と強がりでなく心からそう思えたら、
執着という煩悩から解放されるのだろうか?



ちっ、それにしても気持ちよさそうな寝顔だな。

頬っぺたをツネツネしてやりたい。




さてと…、私は風呂掃除でもするか。

悶々と考えていても、腹が立つばかり。

私がどれだけイライラしたところで、息子のやる気スイッチが入るわけでもないし。


お風呂がピカピカになって、気分も晴れれば、一石二鳥だ。




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裂けた制服

2011-08-09 15:29:04 | 日記

夜9時、塾帰りの息子から電話。

「チャリでこけた。けっこうヤバイ…。」


やばいって、どういうことーーーーー?


詳しい事情は分からないが、車と接触したわけではなく、坂道で派手に転んだらしい。


「迎えにきて…。」

いつもは傍若無人な息子が、珍しく弱気な声。


夕方のニュースで、事故死した高校生のことを報道していたこともあり、
取るものも取りあえず、指定されたスーパーの駐車場へぶっ飛んで行く。

自転車を押してヨロヨロと近づいてくる息子。


肘と膝とわき腹から流血。

シャツをはぐってわき腹を見た時、薄暗いせいもあったが、
傷口の真ん中に白いモノが見えた。

ま、まさか、骨?


急いで病院に連れて行く。

どの傷も母親の目から見ればものすごい重症だけれど、
外科医的にはそれほどの深手ではなく、
骨の露出も縫合の必要もなかった。


消毒して、抗生剤を塗り、大きな絆創膏でカバー。

白い絆創膏がみるみる赤く染まる。


転んだ場所は、長い急な下り坂で、大きなカーブ付き。

夜は比較的暗いのに、交通量はほどほどにある。

転んだ所に車が来なかったこと…、本当に不幸中の幸いだった。


家に帰って、着衣を調べてみると、
学生服のズボンとカッターシャツの左側が、修復不可能なほど裂けている。

衝撃の大きさを物語る。

そういえば、むき出しの肘が一番ひどい裂傷だった。

薄手の夏服だけど、それなりに息子の体を守ってくれたんだ…。


ボロボロになったズボンとカッターに、心からありがとう。

廃棄するモノに対して、これほどの感謝を覚えたことは、未だかつてない。





惨事の翌日、鶴来に行く用事があった。

鶴来には、白山比神社がある。

ひでこ先生が毎月参拝に行かれる、あの神社だ。


私は信心深い方ではないが、この日は、とてもお参りしたい気分だった。

ワシワシと鳴くセミの声を浴びながら境内へ。

夕立の直後だからか、ほとんど人がいない。


相当なスピードで転倒しながら、救急車も入院も必要なかったのは、
なにか大きな力に守られていたからに相違ない。


どこの誰が守ってくれたのかは分からないけれど…、


ありがとうございます。


壮絶なまでの反抗期をくぐり抜けてきた息子、
今も減らず口や憎たらしい態度は健在だけれど、
守ってもらった命、私も大切に見守っていきます。




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援助物資の条件(ちょい辛口)

2011-04-13 15:19:55 | 日記

お掃除の神様、たった1日で帰っちゃった…。

クスン


まあ、仕方ないか。

神様もあちこちで必要とされてて忙しいだろうし、
1日びっちり居てくれただけでも、御の字だ。

ごきげんは、神頼みじゃなく、自分の手でゲットしなければ。



神が降臨した翌日は燃えるゴミの日。

なんと我が家から出たのは、45リットルゴミ袋が9袋


もしこれが、純粋に断捨離の成果であれば、それはもう素晴らしいとしか言いようがない。


…んだけど、違うんだな、これが。


実は、ブログに書くことをずいぶん迷ったが、誰かの役に立つかもしれないので、思い切ってアップする。


9袋のうち3袋は、町内一斉清掃で集めた落ち葉や枯れ草の類。

そして通常ゴミと断捨離で出たゴミが2袋ずつ。


残り2袋は…、



被災地に送るために寄付してもらった靴類だ。


善意で託してもらった品を捨てるとはナニゴトだ!…と叱られるかもしれない。

だけど私の個人的判断で、廃棄処分にした。


なぜなら…、状態が悪かったから


おそらく何年も下駄箱か倉庫に眠っていたのだろう。

女子が喜びそうなデザインだけど、強烈にカビ臭いスニーカー。

ファブリーズして天日干し、ついでに靴乾燥機にかけたが、臭いが抜けない。

…不快な臭いが玄関はおろか、2階まで充満してしまった。


グレーかと思ったら、びっしり埃で覆われたピンクの運動靴、
しかも年数が経っているからか、油膜と合体してこびりつき、こすっても取れない。


持ち主には、かかとを踏む癖があったのだろう。

後部全体が潰れてペッタンコのズック。


経年劣化で靴底のゴムがバリバリに割れた長靴もあった。


すでにガムテープが変色して、ウネウネになったダンボール。

箱も中の靴も埃をかぶっている。

処分しようとして、そのまま忘れ去られてしまった靴なのだろうか。

せめて箱のふたを閉めておけば、ここまで汚れなかっただろうに。




被災地には、何もない。

全て流されてしまった。

着の身着のまま逃げてきた人々は、どんなモノでも嬉しい。




本当に?



キツイ言葉で申し訳ないが、援助物資は施しではない。


自分が援助を受ける側だったとして、カビ臭いスニーカーが本当に嬉しいだろうか?

埃だらけのスニーカーを誰も欲しがらなかったら、
ゴミ処理場も機能していない被災地で、一体誰が処分するのだろうか?

ボランティア?それとも被災者の皆さん?


援助ではなく、邪魔になってしまう。



断捨離をする時、まだ使えるものを手放すのは辛い。

もったいない!・・・と罪悪感にさいなまれる。

そう、捨てる判断は、楽じゃない。

それなら、あげちゃえば?

無料なんだし、使おうと思えば使えるんだし、嫌なら捨ててくれていいし、
自分もいいことした感じで気分がいい上に、
こっちは捨てる辛さを味わわず、向こうも靴が手に入り、一石二鳥じゃん

…的なノリは間違っているんじゃないか?



援助物資は、必ずしも新品である必要はないが、
受け取った人が不快感を覚えない程度には状態のいい物でなければならないと思う。

現在の日本なら、それが可能だし、
状態のいい物を提供したからといって、家計が著しく圧迫されることもないはずだ。



不要物を処分したいのなら、捨てる痛みは自分で負う。

他人に、ましてや被災した方々に押し付けてはいけない。

ダンシャリアンは潔くありたい。



もちろん集まった靴のほとんどは、清潔で傷んでいない品。

きっと被災地でも役に立ってくれることと思う。

第二の人生(靴生?)、東北で頑張っておいで




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