果物の素晴らしさ/栗田智仁

栗田智仁です!
趣味である果物にまつわる話を書きました!

大将季(だいまさき)の豆知識

2017年01月11日 | フルーツ
皆さんこんにちは、栗田智仁です。
今日は『大将季(だいまさき)』の豆知識を紹介します。

大将季(だいまさき)とは、今から20年前鹿児島県のとある農園で発見されたデコポンの枝変わりの品種です。
出願時のネームは「紅将李」でしたが、いろいろあって大将季として流通しています。
大将季の元となる、不知火は「清見」と「中野3号ポンカン」の交配種であり、一般的に"ポンカン"として親しまれています。

果実の形はいびつな級形をしていて、一般的なデコポンに比べて頭のデコ部分は低い傾向にあります。
大きな特徴は色が果皮・果肉共にデコポンよりも赤みが濃く橙色であるのが特徴です。
皮は薄く柔らかいので、手で剥くのが簡単で、ジョウノウも比較的甘いです。
ジョウノウは苦みを感じるものが多いのですが、大将季の場合は果肉と一緒に食べるとさらに美味しさを感じます。
サジョウはとてもフレッシュで、適度な甘みと酸味がよくマッチしています。
大将季はデコポンと同じように、種は入っていません。
大将季の断面を見ると通常種が入っている果実の中心には穴が空いており、空洞が大き目になっています。

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