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Record of a Living Being

8/21 奏ワンマンライブ

2010-08-23 10:49:35 | 日記
ライブってなかなか儲からないし、お客さんを満足させるのは大変だし、お客さんを呼ぶのも大変だし、音楽を作るのも大変だしストレスも感じるけど、終わってみるとやっぱりいいなあと思う。
大勢の人が一度に同じものを見る、という瞬間、私たちが発する言葉や音によって空気が和んだりも凍りついたりもする。
舞台は生き物で、お客さんもいろんなタイプの人がいる。
だから昨日よくても、今日は全くだめだったりする。
だから面白いし、やめられないんだと思う。

何百本、何千本ライブをやっても緊張するのは変わらない。
逆に緊張しなくなるというのはまずいと思う。
いつも来てくれるお客さんだけではなくて、常に新しいお客さんに向けて発信しなくてはいけない。
そのためには、友達同士のようななあなあな雰囲気ではだめなのだと思う。
友達だからライブに行くのではなくて、本当にお金を払っても聴きたいから行く。
そういうライブができるようになりたい。

今日は奏というシンガーソングライターの初ワンマンライブだった。
卒業式のような、同窓会のような、そんな雰囲気だった。
お客さんもたくさん来てくれて、皆プレゼントを持って来てくれていた。
愛されているんだなあ、と思った。
そうやって人の気持ちをいただけるということが、生きていく上でとても大切なことなんじゃないかな、と思う。
奏は不器用でも、周りの人に感謝の気持ちを伝えてきたからこそ、こうやってたくさんの人に支えてもらっているのだと思った。
私がワンマンをやっても、こんなことにはならないのが痛いほどわかる。
それは今まで私がいろんな人からいろんなものをもらってばかりで、ほとんど何も返してこなかったからだと思う。

器用に上手に、自分だけが得するように生きるのは難しくない。
でも、物やお金がいくら手元に残っても、それだけでは人生は空しい。
周りの人にもらった気持ちはちゃんとお返ししてこそ、いろんな人と繋がっていける。
お返しするだけではなくて、率先して自分からあげる。
いろんなもの、ことに感謝して、気持ちをあげたりもらったりしてこそ、あたたかい人生を送っていけるんじゃないだろうか。
そんなことを考えたライブだった。

追伸、ジャンベソロが好評だった!
はりきって叩きすぎて指の骨が痛くなった(笑



“末上 恵・茂村泰彦's Double Trouble”リハーサル中。

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