京都市伏見区 「長建寺・宇治川派流」 (古都探訪 ⑲)

長建寺
江戸時代に創建された、京都で唯一「弁財天」を本尊とする古刹。

地域では「島の弁天さん」として親しまれ、かつての中書島遊郭の一角に在る。



どこか異国情緒が漂う、紅殻色の土塀と竜宮門が特徴的な、静寂の中に佇むお寺です。

その長建寺脇を流れるのが「宇治川派流」

酒蔵が立ち並ぶ弁天浜から三栖水門まで、十石船(観光船)が往来する(後ろの酒蔵群は月桂冠の建物です)

かつて伏見は京都と大阪を結ぶ港町として賑わいましたが、その面影を「派流」が、僅かに残していました。
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