出雲市今市町「献上そば 羽根屋 本店」 【595】
出雲市街中心部、市街地を横断する国道9号線「出雲市商工会館前交差点」をＪＲ出雲市駅・電鉄出雲市駅方向へ、約500㍍先「上町路地角」を入り（右折）古い商店街を進むこと約500㍍先右手にあるお蕎麦屋さんです（駐車場は向いにあります）
江戸時代末期創業の出雲でも有数の老舗店であり、大正天皇にお蕎麦を献上したことから始まる「献上そば」の「称号」が燦然と輝いており、威風堂々とした風格さえ感じます。
そのわりには「庶民的」な店内であり、その飾らない雰囲気が此処の魅力の一つです。 当然ですが地元を始め、観光客が多く訪れるお店でもあります。
此処でのおやじのお目当ては「平日限定」のコレ！
「そばづくし ￥1,300」
「石臼ざる」「そばがき」「かけそば」がセットになったメニューで、羽根屋の蕎麦のフルラインが堪能できます。
先ずは「石臼ざる」
薬味が別皿で良いのだが、出来たら海苔も外して欲しいな。
標準的な出雲そばとしてはやや細めのタイプで、小麦粉が1から2割入る蕎麦。 程よいコシ、舌触り、のど越しと、繊細さを多分に感じることが出来る切れのある一品。 但し、香りはほのかな程度。
「そばがき」
きめ細かくもっちり優しい、素朴ながらどこか「雅」を感じる秀逸な一品。
「かけそば（冷）」
キン！と冷えたかけ蕎麦で、ダシはざると違いチョット甘めだが、全体的にすっきりとした味わい。
かけといえど冷製は「ごまかし」がきかないため、シンプルに蕎麦の「旨味」が味わえ、その素材の良さが際立つ一品に仕上がっている。
「出雲そば」を堪能する上で、決して外すことの出来ない名店であり、機会があれば是非に！です。
