鳥取市湖山町北2-129 コスモス21B号室 「葱料理 かれぎ」
【1622】

JR山陰本線「鳥取大学前駅」から西へ約200㍍のところ、旧湖山街道(県道318号線)沿いのマンション1階テナント部分に在る、緑のタペストリーが目印の葱料理専門店(居酒屋)です。
尚店名の「かれぎ」とは、主に鳥取県東部にて栽培される九条種の流れを組むネギの一種であり、根付きではなく刈り取って使うことからその名がついたとされる、貴重な地野菜です。

ブラウンを基調とした店内は落ち着いた雰囲気が漂い、右手には厨房に面したカウンター席とテーブル席が設えてあります。

その左手にはテーブルの個室が3部屋在り、小グループや家族連れ専用となっています。

お品書き①
生、焼き、煮、揚げとネギを主役にしたアラカルトが、ズラリと並んでいます。

お品書き②
もちろん地元鳥取で揚がった鮮魚も、ラインナップされていますよ。

お品書き③
日本酒からチューハイまで、コナレタお値段構成となっています。

お品書き④
おやじは今夜もソフトドリンク片手にネギに齧りつきます。

「鳥取白ねぎ素焼き 600円」
先ずはシンプルに、素焼きでいただきましょう。 尚漬けタレは味噌にポン酢、そして塩です。

頃合いに火が通ったネギを頬張ると、ジンワリとネギの旨味が口中に広がり、その内ホコホコと身体が温まってきましたよ。
よせばいいのに続けざまに口に放り込み、その内の一つの芯の熱い部分が飛び出し喉を突き、まるで落語の「ねぎまの殿様」の1シーンのように慌てふためきました。 アチチッ!

「白葱の天ぷら 600円」
ネギとの食感を際立たせるため固めに衣を揚げてあり、そのコントラストがいかにも心地よく、また旨味もギュッと凝縮され、一気にパクパクッと平らげてしまいました!

「白葱味噌田楽焼き 600円」
グツグツと音を立て運ばれてきた味噌田楽は、淡白な味わいのネギを濃厚な味噌が絶妙に補佐しており、コレは酒のつまみに持って来いじゃん!

「葱卵かけ飯 300円」
ネギのツンとした刺激と円やかな卵、つけダレの醤油が三位一体となり、シンプルな味わいの中にも深みを感じ、家でも今度やってみようかなと思った程です。

「葱じゃこ焼飯 600円」
ほど良い塩梅のサッパリとした焼飯で、じゃことネギがこんなに相性が良いとは、ついぞ知らなんだ。
よくぞここまでと感心する位レシピが多く、これは何回か通い、全てをコンプリートしたくなりましたよ。 また改めて認識しました。ネギって主役でも助演でも、無難にこなす万能食材という事をね。