鳥取市片原1-107 「軽食・喫茶 ウッド」 【1685】
JR鳥取駅北口より、本通りをズドーンと市役所交差点角まで進み左に折れ、その直ぐ右前方の草臥れた雑居ビル1階に在る、昔ながらの小さな喫茶店です。
父がまだ健在だったころ、日課にしていたのが太閤ヶ平（たいこうがなる）への山登りでした。 その帰り道によく仲間と立ち寄り、雑談に花を咲かせていたのが此の喫茶店だったのです。
そこには父が好みそうな「民藝運動」の雰囲気が充満しており、「なるほど」と思わず、無意識に頷いていました。
ご主人に尋ねると約20年近く前にお店を譲り受け、それまでお隣で営んでいた工芸店の商品と共に、移動されたのだそうです。
趣のある器が店内の一角で販売されており、また同様のものが（喫茶店の）食器として使用されています。
メニュー表①
いかにも懐かしの喫茶店らしい軽食類が並んでいます。
メニュー表②
飲み物もスタンダードな構成ですね。
「ナポリタン 680円」
これぞ昔ながらの出で立ちのシンプルな一品で、トマトソースの円やかで甘酸っぱい味わいが、心に沁みわたります。
「コーヒー 400円」
ググッとコクと苦みを感じるストロングタイプの一服なれど、いつも以上に今日は、ほろ苦さを感じましたよ。
帰り際、父のことを尋ねると懐かしそうに当時のことを話してくださり、もっと早く来るべきだったと悔いてしまいました。
また父のことを想い出したくなったら寄りますね。 ありがとう。
