これができる国は、世界中を見回しても、数えるほどしかありません。英語を自国語とする国、最先端情報を自国に持っている国、翻訳文化が栄えており、何でも自国語に翻訳する国です。
最近のわが国の様子を見るに、いささか心配なことがあります。詳細については、2月―3月の日経新聞第1面の記事をご覧いただきたいと思います。
現象だけ挙げれば、わが国はますます貧しくなり、若者が無気力となり、世界に対する関心が薄れ、低学歴化が進行するなど。「日本人は低学歴」は私の持論です。諸外国では、博士、修士は当たり前、これに対しわが国では学士があたり前、国際的就活では、この段階で勝負あったです。つまり落とされる、条件を満たしていないと判断されます(Disqualify)。
話は飛びますが、かって「旧制高校」がありました。旧制中学4年終了で入学でき、3年間学び、旧制大学(3年)へ。その目的は、西洋に追いつき追い越せの時代には、西洋の文化や言語を十分に習得する必要がある、それを旧制高校でということのようです。文科と理科に分かれ、第1外国語は、1は英語、2はドイツ語、3はフランス語としたようですね。フランス語は需給関係上、そのコースがない旧制高校があったようです。とにかく外国語の読解能力に力を入れたようです。
初対面の人間同士が、相手のを知るには、まず外国語(英語)をどの程度わかっているかです。外国語の苦手な人は、なかなか自分の真価をわかってもらえず、当分の間不利な立場に置かれます。
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