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手賀沼日記

荷印 Shipping Markについて―貿易講座211回

コンテナ輸送の発展に伴い、貨物はコンテナに積まれるので荷印はもはや重要でないとの誤解がある。しかしながら荷印は下記理由により依然として重要である。

(1) 目的地への安全な到着

(2) 即座に貨物を認識できる

(3) 損傷を防ぐー取扱い注意マーク Care markをつける

     破損注意 ''FRAGILE'' や天地指定 ''THIS SIDE UP''の記載により未然に事故を防ぐ

(4) 客先の要請や輸入国規制に適合

     包装資材や原産国表示などに関し規制がある国がある。少なくとも原産国表示は必要  である。

 

荷印は荷受人、貨物の個数、船積港、目的地、原産国や貨物取扱上の注意事項などを認識するのに欠かせない。通常荷印は売手と買手の話し合いにおいて決定される。

荷印の例:       

         ABC              荷受人マーク Consignee's Mark                         

                  No 1-up       パッケージナンバー Package No.1,2,etc

                   OAKLAND           陸揚港 Discharging Port

                MADE IN JAPAN     原産国 Country of Origin

なお買主までFCLで一貫輸送の場合、個別梱包に荷印をつけずコンテナにVan Markを添付する場合がある。買主との事前合意が必要で、荷役業者とも事前によく打ち合わせること。


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