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陸上自衛隊土浦駐屯地・武器学校。

2008年11月16日 17時00分00秒 | 日本国自衛隊 各基地/各駐屯地 一般公開
 皆様、今晩は

 1日遅れ の書き込み にはなるのだが、わたしは15日、茨城県土浦市の陸上自衛隊土浦駐屯地 ・武器学校の駐屯地祭に出掛けていた。わたしも楽しんで来た

「ホリデー・パス」を利用して、JR武蔵野線 JR常磐線のコースで土浦駅に到着した時、土浦駐屯地 に向かおうという人も多くいたのだが、土浦駅と土浦駐屯地 を往復する無料送迎バスが例年は出ていたのに、今年はそれが招待者のみとなっていた。そこでわたしは、他の人と同様に、市営バスで土浦駐屯地 に到着したのだが、そこは「武器学校」と呼ばれる通り、陸上自衛隊で制式採用している、武器という武器を専門に取り扱っている所だ。
 正門からすぐの所で展示されている、87式偵察警戒車や89式装甲戦闘車などの前で記念撮影をしている人も多かったが、ここはその他にも、楽しみが多い。

 土浦駐屯地 は、日本海軍の予科練のゆかりの地でもあるが故に、雄翔館と呼ばれる予科練記念館もあり、その前には山本五十六元帥の銅像もあるのだが、残念ながら館内は撮影禁止となっている。その隣の広報館も凄い のだが、こちらは後に回しておこう。

 記念式典と、それに続く訓練展示はグラウンドで開催された。
 一番最初に始まる記念式典では、様々な人が演説をするのが殆どなので省略しておく。国旗入場/退場の際には「当然の義務」として、その場にいた全員が起立した。わたしは、愛用の帽子 を胸に当てながら、国旗に最敬礼した。
 その後、各種の車輛がグラウンドを駆け抜ける際に、その迫力に圧倒されたのは言うまでもない

 記念式典に続く訓練展示は、状況開始のラッパで始まった。74式戦車 や90式戦車 を始めとして、89式装甲戦闘車や、155mm榴弾砲・FH―70などの主な「武器」が登場した。敵弾に破壊されたという想定で、戦車 やトラックのエンジンの交換も実施された。それを迅速に、かつ正確に行なう、武器教導隊の手際の良さには、ただ感心 するばかりだった
 74式戦車 や、155mm榴弾砲・FH―70が空包射撃をする時には、空砲ながらも迫力のある発射音に、会場から驚愕の声が上がった。最後に状況終了のラッパが鳴って、訓練展示は終わった

 次に、わたしは戦車 試乗に参加する事が出来た。本心は90式戦車 の方が良かったのだが、決まったのは74式戦車 であった。これは、固定された砲塔の後ろに座席を設けて、そこに座るというものだが、わたしは疾駆する74式戦車 のエンジン音や体で感じる風圧に興奮していた

 その次に、わたしは広報館に向かった。広報館の一室に入ると、その中には実に沢山の武器 が展示されていたのである。火縄銃に始まって、第2次世界大戦の日本軍や現在の自衛隊の大・中・小の様々な拳銃や小銃や機関銃、米軍の大・中・小の様々な小銃や機関銃、旧ソ連製のものまで、実に様々な武器 がびっしりと展示されていたのである。
 その中には、朝鮮戦争で米軍が捕獲したらしい、旧ソ連製の対戦車ライフル2挺や、西暦1970年の万国博覧会で陳列されたベルギー王国製の拳銃2挺、米軍の高官から歴代の統幕議長(現:統合幕僚長)、または陸上幕僚長に贈呈された様々な銃、西暦2001年12月の工作船侵犯・撃沈事件で、工作船から海上保安庁の巡視船に向けて発射された、旧ソ連製のRPG―7ロケットランチャーという武器も含まれていた。アクション映画などに登場に出て来る武器も多い事は言うまでもない。もっとも、わたしの唯一の不満は、日本軍の97式自動砲だけがない事ぐらいだろうか

 その隣には、前述のように、雄翔館がある。山本五十六元帥の銅像が建っているので、わたしは帽子 を脱いで、山本五十六元帥の銅像に最敬礼した。残念ながら、館内は前述のように撮影禁止となっていたのだが、土浦駐屯地 に来たら、ここを訪れるのが当然の義務だろう。

 広報館と雄翔館の前には、戦後のアメリカで開発された戦車 や、国内開発の試作戦車 などの、かなり貴重な車輛が展示されている。因みに、国内開発の試作車輛の一部は、昔は緑一色であったが、今年は迷彩塗装が施されていた。

 その後、わたしは土浦駐屯地 を後にすると、往路と同じように、市営バスで土浦駐屯地 から、土浦駅まで行き、そこからJR常磐線で、東京都まで南下した。「ホリデー・パス」を買った分、元を取りたかった。
 御徒町では軍放出品専門店を巡り、秋葉原では石丸電気を巡った。最後には中野で或る本 を、或る専門店で閉店ギリギリに購入した後は、ストレートにJR中央線で西国分寺駅まで行き、そこでJR武蔵野線に乗り換えて家路についたのである。

 一度に沢山の武器が見られるのが、陸上自衛隊土浦駐屯地 ・武器学校の特色と言えるだろう